暗黒の洞窟の屋台骨 暗黒の洞窟の屋台骨

国産RPGの二大巨頭「ドラゴンクエスト」と「ファイナルファンタジー」。ドラクエ派の自分にFFがプレイできるのであろうか?

できるかなファイナルファンタジー

« 闇に隠れて生きる | メイン | 牛骨 »

最後の牙

暗黒の洞窟の屋台骨

骨に彩られた暗黒の洞窟探検も終盤に差し掛かり、ルーネス達も気を引き締めております。2014年もあと1週間ほどで終わりますので、こちらも気を引き締めて参りたいと思います。いや~、今年はいろいろしんどいことが多かったので、もうさっさと来年を迎え入れたい心境です。本当に・・・いろいろあったなぁ。(しみじみ)この年で喪主とか、毎日のように病院に通うとか、もう、本当にみなさま、ご自身も周りの人も健康管理には十分お気を付けくださいませ。

土の牙

巨大な脊椎の上を移動してからほどなくして、石壇がありましてアルクゥが「ありましたよ!土の牙です!」とその上に四本目の牙を発見しました。これでザンデの居城までの障害であった4体の巨像を全て破壊できるはずです。一見小さな牛の角にしか見えませんが、多分バッファローマンの角ばりのパワーが秘められていて、1000万パワー×4=4000万パワーぐらい発揮してくれそうです。なんならいつもの2倍ジャンプして、3倍回転することで2億4000万パワーぐらい稼ぐこともできます、ゆでたまご先生ならば!しかし、土の牙に手を伸ばそうとすると「長きにわたる封印を破るものは誰だ・・・」との声とともに何者かが4人を強襲しました。

ヘカトンケイル

その声の主はヘカトンケイルという褐色の肌に白髪、長身の男でした。元ネタはギリシャ神話の3人の巨人で名前は「100の手」という意味だそうです。「ヘクトパスカル」や「ヘクタール」などの単位でおなじみの「ヘクト」が100倍という意味なのでおそらく同じ語源でしょうね。ヘカトンパスカル、ヘカトナール・・・さほどかっこよくなりませんでした。彼の手に持っている刀のような武器には血糊がついており、なかなかに物騒ですが、長い間封印を守っていて、その刀の血を拭く間もないほど忙しかったんでしょうかね。前髪に隠れて顔はみえませんが、そこはかとなく長身イケメンの雰囲気を醸し出してきます。

さほど苦戦することもなくヘカトンケイルを倒して、無事に土の牙を入手しまして「さぁ、ドーガとウネの待つドーガの館へ行かなきゃね。」とレフィアさん。一行は来た道を戻ってドーガの館に向かいます。やはりインビンシブルで小山を昇降しながら進むのはやたらと面倒くさく、このマップをレイアウトした人の意図は計りかねます。ゲームの中での面倒くさい作業の中で「レベル上げ」の名前が上がることがありますが、これらの面倒くさい作業の量についてゲームの設計者によって最適解が異なるんじゃないかと推測されます。「たくさんの面倒くさいを経てこその達成感」派と「面倒をなくしてテンポよく進められてこその快感」派に別れるとしたらみなさんどちらでしょう?ゲームの主たるプラットフォームがスマホに移行しつつある中でどちらかというとライトユーザー向けに後者が選ばれやすい気もします。ジャンプ漫画でも最近「友情・努力・勝利」の「努力」が失われてきているなんて話がもう十数年ぐらい言われている気がします。時代は地道な作業よりも派手な演出を好み、経験値稼ぎするくらいなら課金で済ましてしまうというスピード感が必要とされているのかもしれません。どうでもいいついでの話なのですが、今、ダイエットのための軽い運動の最中、ドラクエ6のレベル上げ作業をやっています。運動中なのであまり複雑なことは考えずにできることはないかと始めて見たのですが、これが結構相性がよくって、モンスターを倒しながら自らの肉体も鍛えられていく感じがたまりません。現在、ハッサンのレベルが91なので、レベルカンストまで間もないのですが、ダークドレアムを瞬殺したら、次は何をしようか考え中です。FF3の熟練度でもあげましょうかね。ちなみに最近レベル上げが終わってしまわないように欲望の町のカジノの100メダルスロットを回し続けるという単純作業にも手を出しているのですが、これは成長する楽しみのない完全なるAボタン連打作業なのであんまり運動のお供には向いてない気がしています。せめて目押しができれば、もうちょっと楽しめそうなんですけどね。あと、あのスロットの真ん中のリールにチェリーを三つ並べた人が憎くて憎くてたまりません。

さて、ドーガの館に向かう前にせっかくの新乗り物インビンシブルでいけるようになったところは他にないかちょっと動き回ってみることにしました。「ファルガバード」なんていう謎の地域名も暗黒の洞窟の中で聞かれましたし、やる価値はありそうです。しかし、ノーチラスと比べてやたらと遅い巨体インビンシブルは世界中を見て回るのに80日ぐらいかかりそうなスピード感なので、なんかピンポイントでいけそうなところに寄ってみることにしました。まず、4つの巨像のあるマップ北西の方にいってみました。空から攻略できちゃったりして、なんて軽い気持ちで接近したら、バシャッという衝撃音とともに進行が止められました。なんかバリアみたいなものが張られているのか、あるいは巨像の力なのか、詳細はわかりませんが、とにかく飛空艇での侵入はまだ無理なようです。その後、ザッと世界を見て回りましたが、特に新しい発見もなかったので、ドーガの館へ向かいました。そうそう、これまたどうでもいい話ですが、インビンシブルの中のモーグリに話しかけて、遠くのお友達と通信できるのかな?と確認してみたところ「このソフトのWiFiコネクションサービスは終了しました。ご利用ありがとうございました。」と表示されましたよ。先日、FF3関連のサイトにお友達コードを交換し合う掲示板というのがあったので、もしかしたら、イベントを進めるためだけのお友達ができるかもしれないって思ったのですが、その道も絶たれている模様です。世の中にネット接続型のゲームが登場してから意識するようになったんですけど、ゲームがプロダクトからサービスになった場合、ゲームの終期についてもデザインする必要が出てきていると思います。ドラクエ3のファミコンROMの内臓電池が切れるというような物理的な製品的な終期もあるにはありますが、その話は一先ずおいておいて、サービス展開して月額を徴収するタイプのゲームはいつかサービスを打ち切るタイミングが出てくると思います。サービスが終了してしまえば、これまで費やした時間もデータも一切が破棄されてしまうわけで、それ以降のユーザーを救済しようがないですよね。なんで、そんなのをナンバリングタイトルに入れてしまうのだと今もなお思っていますけど、FF3のモグネットの件は、サービス終了をスイッチにしておまけ要素の解放というのはやりようがあったんじゃないでしょうか。制作側では長く遊ぶお客さんというのはあんまり念頭に置かれないんでしょうかね。・・・しかし、わが身を振り返って、自分の制作物の耐用年数がどのくらいか考えてみるとあんまり強く言えない気もしてきました。

気を取り直して、ダルグ大陸にインビンシブルが到着しました。が、しかし、ドーガの館へと続く渓谷に吹きすさぶ強風がインビンシブルを遮ります・・・まさか、ノーチラスに乗り換えてこいということでしょうか?そう、ドーガの館へのアクセスといえば、高速艇ノーチラスです。もしもできることであればこのままインビンシブルを古代遺跡にまた乗り捨ててノーチラスでビュンビュン移動していきたいところです。乗り換えに時間がかかってしまいましたが、今度こそドーガの館へ!と思ったら途中でシムルグというモンスターが行く手を阻んできました。あんまり移動速度が速いのでノーチラスに乗っている間は敵に遭遇しないものだと勝手に思い込んでいましたが、この速度についてこようとするモンスターもいたのですね。とにかく、敵を一掃してやっとのことで一行はドーガの館に到着しました。

館の中に入るとどこからかドーガの声が聞こえてきます。「待っておったぞ。わしとウネでお前たちに用意していたものを授けよう!」ルーネスが「ドーガ!?どこにいるんだよ?」とあたりを見回すと目前に魔法陣が出現します。この魔法陣の先の洞窟を抜けたところでドーガとウネが待っているそうです。少し重々しい分陰気に包まれつつ、ルーネスは魔法陣の中に一歩足を踏み入れるのでした。