目下のところデッシュの捜索をすべき状況なのですが、シドに引きずられるようにカナーンに移動してしまったため、カズスのミスリルの洞窟の謎がまだ解けておりませんでした。こういうのは、非常に気になりますので放置したままドラゴンの住む山に向かうわけには参りません。下手するとミスリルの鉱山の奥には、ドラゴンを何とかするアイテムが眠っている可能性だってあります。というわけで、カズスに戻ってきました。そして、再度家出状態だったレフィアの外出許可を求めて鍛冶屋のタカのところにも寄ってみました。まぁ、ひょっとしたら無断で二度も娘を連れまわしたルーネスですから、金槌での一撃の一つや二つは覚悟はしていたのですが、話してみれば普通に娘思いのお父さんですよ。娘の身が心配だけど、娘が大人になりつつあって、やらなきゃならない使命を持っていることもちゃんとわかっていらっしゃる。単に反発しているだけのレフィアよりずっとしっかりしていますな。いや、お互いに顔が目の前にあると条件反射的に悪態をついてしまうといった関係なのかもしれません。仲のいい江戸っ子のようなもんです。レフィアもタカを心配している素振りをときたま見せたりしますしね。まぁ、とりあえず家出騒動はこれで手打ちってことで、てやんでい。
さて、ミスリル鉱山の中に入ってみました。一度はルーネスとアルクゥコンビで潜入したものの、あっという間に全滅させられた鉱山であります。いろいろと嫌な思い出もよぎります。ただし、あの頃とはレベルも違うし、仲間も二人増えています。並みいるアンデッドをものともせず前進していきます。う~ん、明らかにここは魔人・ジンと対決する前に入るべき場所でしたね・・・。冒険する順番を間違えるといろいろと白けてしまいます。バトルに一切緊迫感がありません。それでも、チョコボに乗ってミシディアに行くなどの逆の順番ミスを犯すよりはマシですがね。トラウマのようにいまだにチョコボの罠のことを思い出します。孔明の罠ぐらいに。
町人の子供が言っていた通り、鉱山の先は行き止まりでしたが、隠しスイッチによってさらに奥への通路が開きました。カズスの産業の要にある隠しスイッチですから、いろいろな意味を持つのでしょうね。ミスリルの中でも純度が高いものが採れる場所を隠しているとか、戦争時の避難場所にとか。まぁ、今回は鉱山を荒らしに来たわけではありませんので、置いてある宝箱だけいただいて帰るとしましょう。アルクゥがシーフなので、宝箱を無視することはできません。中身はミスリルソードが二本・・・絶妙に要らないアイテムです。まぁ、ジョブチェンジの関係で、ソードが欲しくなることもあるかもしれませんし、持ち物に加えておきましょうか。
それでは、気分もすっきりしたところでサリーナの惚れた男・デッシュを探しに行きましょう。再びパルメニ山脈を越えてカナーンの東のドラゴンの住む山にやってきました。なかなか険しく背の高い山なのか、しばらく登って足元に視線を落とすと、下界の様子は雲で遮られて見えません。何せドラゴンが住むわけですから、ドラゴンの好む環境なのでしょうね。下界から高度的に閉ざされているのがいいのでしょうか。それとも単純に高いところが好きなだけ?(あんた、バカ?)この山の動植物がドラゴンの餌に丁度いいのかもしれません。・・・ドラゴンの餌ってなんでしょうね。一応ドラゴンをトカゲの延長上の動物というとらえ方で考察してみると、虫を食べたりしそうです。恐竜には草食のもやつもいますが、ドラゴンに菜食のイメージってないですね。やっぱり火を吐くイメージがあるせいでしょうか。自分の食料を燃やすような進化はしない気がします。肉ならこんがり焼けば、雑菌も死ぬし、余分な脂も落ちて、おいしくなりそう。・・・人間も食べるのかな。ひょっとして、気軽に人探しに来たルーネスたちって軽率なのかもしれません。あぁ、このパーティーにデブキャラが居れば、迷わず差し出すのに。安易ではありますが、太っているということは視覚的にキャラを立たせる一番わかりやすい方法です。チビ・ガリガリ・ノッポ・メガネ・ハゲ・ボインのような常套手段はFFでは使われないのでしょうかね。現在プレイしてきた1~3の主要メンバーにはいませんでしたよね。この辺はキャラ設計をするイラストレーターさんの資質にもよるところなのかもしれません。ドラクエの場合は鳥山先生ですから、ガチムキのハッサンもいれば、タポタポのトルネコもいます。今月発売のドラクエ9はキャラクターメイキングの仕組みが充実していることを売りにしていますが、体型に関するパラメータは多分ないですね。やるとしたら、装備品を体型に応じて伸縮させる仕組みを作るのだろうか。
こんな岩肌の多い山の上ですと、登場する敵モンスターも空を飛ぶやつが多いのかもしれません。「ルフ」という名のカラフルな鳥と交戦することになったのですが、なかなか強いです。そして、気がつくとレフィアがピクリとも動かなくなってしまいましたよ。リングコーナーに座り込みがくりとうなだれた矢吹ジョーのようです。どうもこれが噂の石化という状態のようです。私が初めて読んだ石化に関する文献は、水木しげる先生の作品で鬼太郎とゴーゴンが対決するというものでした。ゴーゴンというのは、メドゥーサとかゴルゴンとかも呼ばれる西洋の妖怪です。ギリシャ神話とかペルセウスとかの話とくれば、車田先生の登場ですよ。紫龍V.S.ペルセウス座のアルゴルのときにもやはり石化現象に関する描写がありました。最近で言うと、ONE PIECEでゴルゴン三姉妹の長女ボア・ハンコックさんが繰り出してくれました。ちなみに元ネタの方にもメドゥーサを三姉妹とする説があるらしく、そちらでは、メドゥーサは末っ子だそうです。
戦闘には勝利したものの、レフィアの石化は解ける様子がありません。永続系のステータス変化ということなのでしょう。バトル後の決めポーズも真っ白に燃え尽きたまま、まぬけなレフィアさんです。ドラクエの「まひ」みたいな状態なのでしょうが、見た目はどうしてもアストロンです。やっぱり石造文化圏である西洋初の現象っぽいですよね、石化って。日本人の発想にはなさそうな気がします。せいぜい思いつくのが「地蔵マリオ」ですよ。「たぬきマリオ」から一変無表情なお地蔵様にマリオが返信したときはなかなかの衝撃でした。日本の昔話だと、死んで「木」になるというのならみかけますけどね。なかなか石にはならないですよ、石には。
で、いつまでもレフィアがこのままだと誤って悟天とトランクス(子供)が倒して崩してしまいかねませんので、治療することにしましょう。ある意味精巧な女子の人形ですので、イブール教団に高値で売れる可能性もありますが。いや、衣装が魔女っ子のそれなのでフィギュアの蒐集家の方の方があるいは高額で落札してくれるかもしれません。ミケランジェロのダビデ像やロダンの考える人が、石化(石膏化?ブロンズ化)したモデルの人だったら、なんだか申し訳ないですが。
で、金の針でプスッと一刺しすると、レフィアの肌に生気が戻りました。妖怪退治に金の弾丸というのはよく聞きますが、金の針については元ネタがわかりません。きっと「石の呪い」の「呪い」の部分には神聖な「金」で対抗するのです。そして「石」の部分は、「針治療」でなんとかするということなんでしょう。何人ものピッチャーを救ってきた針治療ですから、石のように凝り固まった血行をほぐすのもお手の物なのです。
さて、問題はルーネスがレフィアを治療するために「どこに」針を撃ったかということです。ちょっと想像すると痛々しいですよね。回復アイテムとはいえ、針は針です。掲げて念じたところで効果が発揮されるとは思いません。注射と同様、針の本領は指してこそなはず。では、全身が石のようなレフィアのどこにそれを指すというのでしょう。幹部が限定できませんので、全身に何回も!?持ち物欄を見ると消費した針は一本だけのようなので、どこか適切な場所に打ち込むと呪いは解けるという解釈でいいのでしょうか。
石化というリスクを考えると、手持ちの金の針の在庫が心もとない気がしますが、とりあえず、登れるところまで山を登り続けることにします。ひょっとして、メンバー全員が石化したら全滅・・・・だよね。