国産RPGの二大巨頭「ドラゴンクエスト」と「ファイナルファンタジー」。ドラクエ派の自分にFFがプレイできるのであろうか?

できるかなファイナルファンタジー

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Final Fantasy 3 はーじまーるよー♪

ドラゴンクエスト5(DS版)をクリアしたものの、新追加要素をいまいち消化できないまま日々を過ごしておりましたが、これではいかんとFF3を手に取った次第です。季節はもう秋。風が肌に気持ちいいですね。最後の投稿から2か月お休みしましたが、またファイナルファンタジーな日々が開始されそうです。

じゃ、まぁ、ドラクエ5を振り返るところから始めましょうか。まず、一番の新要素デボラについてですが、結局私はビアンカを裏切ることができませんでした。チラホラとあのツンデレ嫁の話は小耳に挟みましたが、結局うちの子供は金髪です。いまだかつて金髪以外生まれたことがありません。最近のドラクエの中で自分が一番気に入っているシステムが仲間会話システムなんですが、終ぞフローラとデボラと会話することは敵いませんでした。一応、結婚前日のセーブデータは取っておいてあるものの、どうしても当日はビアンカとルドマン以外に話かけることができません。
今回デボラの追加とともに「ネイル」という系統の武器が追加されましたが、これを装備できない悔しさときたらもう。鉄の爪、黄金の爪、炎の爪、悪魔の爪と爪系装備と違って「ネイル」系は同じ爪でもおしゃれ感が違います。多分、リメイクDQ6にも登場して、かっこよさ3割増とかに違いないですよ。「シャイニーネイル」とか「ダイヤモンドネイル」とか、本当にネイルショップの店頭で見かけそうな名前です。
人間、手にすることができないものに対して、ケチをつけることで諦めるという特技を持っていますが、「ダイヤモンドネイル」については、ベギラマで燃えてしまうに違いないと自分に言い聞かせて諦めたものです。
その他の新要素に仲間モンスターの追加というのがありました。プリズニャンとかのことですね。一時期、仲間モンスター全種コンプリートに乗り出そうかとすら思っていましたが、とある理由でやめました。仲間会話システム好きとしては、ついついスタメンに人間キャラをおいてしまうため、モンスター収集への意欲がわかなかったのでした。ドラクエ5をプレイするにあたって、これはすごい損をしているなとは思うんですけどね。モンスター面での今回の収穫は、序盤のエビルアップルはかわい過ぎるという発見だけでした。

DSスタート画面今回も娘(初期名:タバサ)の一言一句に嬉々としていた親馬鹿プレイに終始してしまったなぁ。と思いつつ、気持をFF3に切り替えましょう。DQ5は弟に貸し出してすっぱり忘れる所存です。
自分の赤いDSに電源を入れると、FF3のタイトルとともにゲームのアイコン的なものが表示されます。そう、FF1、FF2とGBA版をプレイしていましたが、今回からはプラットフォームがDSになります。3D表現が加わるなど、これまでとは随分勝手が違ってくることでしょうし、2画面あるので、画面の写真の撮影もよくよく考えなければならないシーンも出てくるかもしれません。
ところで、FF3のアイコンは主人公ではありませんね。この白く太ったキャラクターの正体は何なのでしょう。ゲーム中、すごい役割を担った存在かもしれません。とりあえず、私の脳みそが真っ先に連想したのは「ももんじゃ」ですので、仮にそう呼んでおきましょう。どこかでみたような気もするので実は既に知っているキャラかもしれませんが、気にせず進めましょう。多分、力尽きたトルネコを不思議な洞窟から蹴り出す役目を持っているキャラです。

オープニングムービー開始ポチッとAボタンを押すと、黒い画面に「バックアップ」がどうとかで処理中とのメッセージが出ました。これ毎回あるのだろうか・・・。と、油断しているといきなりオープニングムービーとおぼしき画面がスタートしました。カメラの用意ができていないので、かなり焦りました。そうそうムービーは、入力を待ってくれないので撮影が難しいのです。大事な瞬間を撮影するのに失敗しても、「もう一度再生」みたいなコマンドはないので油断大敵なのですが、どうもこのゲームはムービーの挿入がかなりありそうです。怖いなぁ。ACTIMAGINEのロゴを見た時に、少し警戒していたんですが、もうちょっと気を引き締めていかないとですね。
さて、舞台は古城。鳥が群れをなして飛んでいるところからムービーは始まります。FF3の世界観を端的に表している1カットなんでしょうね。鳥が飛んでいるというのは、まぁ、単純に捉えれば「平和」っぽいってことですよね。クロノトリガーのオープニングでも海鳥が鳴いてましたっけ。「平和」なお城がどこかの段階で「紛争」状態に転ずるのかもしれません。
もう一つの可能性は、古城が廃墟となっていて「静寂」を保っているという描写でしょうか。活気を失った古城が、鳥の生命と対比されて浮き立つという手法ですね。どっちにしろ、靄がかかっていて詳細はわかりません。神秘的で特別な場所かもしれません。クリスタルが安置してあったりとか。

平原を滑走する4体のチョコボムービーは上画面で始まったのですが、下画面には、テロップが流れています。両方一度に見ることはできないので、ここはムービーに集中しましょう。舞台は草原へと変わり、4人の男女がチョコボ的な動物に跨って、どこかへ向けて滑走しています。もちろんこれは前回予習しておいた主人公たち4人のことでしょう。

アルクゥ→イングス→ルーネス→レフィアと流す左からアルクゥ→イングス→ルーネス→レフィアの順番で馬上のキャラを画面は横に舐めていきます。なんというかGBAへのファミコン版の移植とはやっぱり違いますね。圧倒的にきれいなムービーです。これだけきれいな映像が作れるのであれば、それは映画産業にも手を出したくなる気持ちもわかります。1カット撮るのにどれだけ費用がかかるのかわかりませんが、この技術が発展した先に新しい産業の形がみえますよね。そのときには、もっとクリエイターに優しい社会構造ができていて欲しいですね。

先頭からルーネス→アルクゥ→レフィア→イングスさて、カメラは4人を脇から撮影する形へ移動しました。ルーネス→アルクゥ→レフィア→イングスという順番で、菱形を作って走っているようです。ここからわかることはこのパーティーの中での各人の役割ですね。先頭で中央にいるルーネスは、主人公であり、リーダーです。先陣に立ってパーティーをひっぱる役割です。逆にしんがりにつけているイングスは、パーティーの引き締め役ですね。後方からパーティーを支える、縁の下の力持ちです。年長者っぽいので、納得のいく配置です。脇を固める二人は、頭(ルーネス)と両腕の関係でしょう。心理的にも、イングスに比べてアルクゥ、レフィアの方がルーネスの近いポジションになりそうな気がします。

飛空艇的な存在さて、もうお気づきかと思いますが、このオープニングムービーは物語の導入とは全く関係がないもののようです。4人の登場エピソードが一切ない状態で、飛空艇みたいなものまで飛び出しましたからね。これは、FF3の特徴だけ抽出してつないだムービークリップだったんですね。主人公たちの顔見せをして、チョコボもいて、飛空艇もあって・・・というFF3の紹介ムービーです。映画のCMと同じタイプのものなので、これを店頭で流しておくとお客さんが安心してお買い上げしてくれるわけですね。私は途中まで、もうストーリーが開始しているのかと思ってました。じゃあ、多分、クリスタル的なものを映して終わりなんじゃないかな。

何かを予感させるルーネスとアルクゥのカットパラパラとこのゲームの重要部分とおぼしき映像が連続します。アルクゥとルーネスの間に何かわだかまりみたいなものができるのかも、レフィアとルーネスの関係は・・・などなどいろいろアオってきます。DSの上画面を使ったり下画面を使ったり、ムービーの方もせわしくなってきました。

巨大な建築物に到着した4人そして、4人はついに巨大な建造物に到着・・・これは、一番最初に映った建物と一緒なのかな。それ以上に重要なのは、4人の格好です。アルクゥは黒魔道師推奨ってことでよろしいのでしょうか。レフィアは白っぽい装束に杖のような装備ですね。白魔道師なのかな?ジョブのことは、どうやっていこうか今から悩んでいるところです。例えばルイーダの酒場的な場所で「せんし、そうりょ、まほうつかい」がバランスがいいよ、なんて教えてくれれば愚直にそれを守るんですけどね。FFのジョブ感覚がまだうまく掴めません。

レフィアじゃない女子?場面は変わって、ムービーも少しテンポを落としてきました。結構大事な描写かもしれません。船のマストと女の子の姿ですが、この子ははたして誰なんでしょう。最初、レフィアかと思いましたが、それにしてはスカートと髪の毛が長すぎます。勝気な彼女の性格ともマッチしません。

お祈り中目を閉じて、何かをお祈りしているのでしょうか。このキャラクターはともするとルーネスの無事を祈ってる系かもしれません。ルーネスもお年頃ですから、今回の旅の中で恋の一つや二つはすることでしょう。レフィアあたりと何かあるのかと思ってましたが、もうちょっと高貴な身分の方にお近づきしたいものです。西洋騎士物語を紐解けば、騎士はお姫様に忠誠を誓うものと相場が決まっています。町娘・レフィアではなく、どこかの深窓の令嬢あたりに忠誠を誓うつもりかもしれません。これはすなわちマリアよりヒルダということです。(FF2)ただし、お嬢様・フローラより幼馴染・ビアンカというラインは絶対に崩しません。

なんかもうエンディングっぽいそして、我々は勝利した!みたいなエンディングっぽい画面になりました。こんな短いムービー一つとっても起承転結がしっかり意識されていますね。これを見た感じ、FF3の大きな流れとしては、「冒険して帰ってくる」ということを意識すればいいようです。当り前のようですが、国家間戦争に巻き込まれて、友達と気まずい関係のままエンディングを迎えるというとんでもないゲームも過去にはありましたから、冒険譚の雛型を崩さないことも親しみやすさの上では重要です。
あとはさっきの女の子のことが気になりますね。ゲームの中盤あたりからチラチラと顔を出して主人公・ルーネスを悩ます役割、すなわり前作でいうところの「レオンハルト」みたいな使われ方をすると予想します。

クリスタル的な存在そして、想像通りクリスタルを映してムービーは終わります。FFはクリスタルさえあればいろんな不思議が解決するのでいいですね。神秘のクリスタルパワーとかいって霊感商法に使えそうです。FF2では影が薄かったクリスタルですが、3作目にしてまた威力が復活しそうな予感です。FF1のときは4種類ありましたが、今回はどうなるのかな。

タイトル画面それでは両刀使いの謎の男とタイトルとともにゲームスタートです。今回結局、ゲーム開始までいたらなかったなぁ・・・。