最近、ジャズの生演奏を聴きに行くことが増えました。別にジャズに詳しいわけでもなんでもないのですが、よく遊びに行くところで期間限定でやっているのでした。目の前で演奏が始まると、CDで聞いてるよりやっぱり楽しいです。毎回、同じ曲構成で演奏しているので、いろんな曲を聴けるわけではないですが、アレンジやアドリブが加わって毎回楽しませてくれるんですよね。突然、FFとは関係ない話をしてしまいましたが、今回のプレイの目的であるキャラバン捜索から、ふと「キャラバン」って曲があったなぁ、なんて思い出したのでした。今、通っているところの演奏曲目にはないんで、誰か生演奏してくれる人募集中です。ちょっと怪しげな雰囲気の漂う「キャラバン」を脳内で再生しながら、プレイ開始です。
何気にレベルが40代。年齢は10~20代でいいんですよね、4人とも。若造が世界を救うのは、フィクション世界では定番です。昔、ジャンプで「ついでにとんちんかん」のえんどコイチさんが、「数人の若者が世界を救う」という常識的には考えにくい状況に苦言を呈し、あるべき姿を提唱していました。確か「むさくるしいおっさんが基地から指令を出す」という極めて地味な描写こそが正しいのだという感じだったかな。そして、「そんな漫画、誰が読みたいか」と締めくくられていたと思います。幼かった私は、当時真剣に若造が世界を救うというストーリー構造について悩んだものでした。若者の時代に体力的なピークがくるのだから、救世主的にもピークとなりうるのではないだろうか、とか。ドラゴンボールを愛読していたので、スカウターの数値が全てみたいな単純な発想ですね。でも、実際は駆け引きとかバトルセンスとか政治とか経済とかいろいろ複雑に絡んでくるんですよね。世界を救うのは実はそこそこおじさん、という結論に至ってしまいそうです。ホリエモンとナベツネさんの戦いも思い出されますね。これは痛み分けという結果だったのだろうか。
いかに伝説の勇者とはいえ、実際にカオスを打破して世界に平和をもたらした後のことなんてちっとも考えていませんでした。実際に救ったのは兵隊の4人であっても、戦功は誰か別の人に奪われてしまうんじゃなかろうか。セーラ姫との交際が始まった後、実は私が影で勇者を動かしていました、なんてコーネリアの王様が名乗り出て、コーネリア万歳!コーネリアすげー、みたいな流れに持っていかれたらやだな。あの王様もなかなかの曲者っぽいので、常に気を配る必要がありそうです。平和になった世界においては、下手に目立ったことをすると、臣民の指示がナイト・エフエフに集まり、逆に王様に暗殺されてしまうかもしれません。やられるまえにやらないと。セーラ姫にとっては実父の王様ですが、結婚して一年以内にコーネリアの王様は閑職に隠居してもらいます。院政なんて敷かせませんよ。常に信頼のおける者を王様につけておき、変な動きがあったら牢に幽閉ですよ。下手なことをしないように一応釘は刺しておくつもりですがね、お父様。
それでは、将来のことも考えながら、現在目の前に残っている問題から解決していきましょう。前回、ロボにワープキューブなるものをもらったナイト・エフエフ一行は、一旦そのアイテムのことは忘れて、キャラバンを探すのでした。パララパラパパパ~♪(キャラバンのテーマ)っていうか、あのワープキューブって何に使うんだよって話です。ルラムーン草的にルーラ的な呪文と関係するなら大歓迎ですけどね。飛空艇での移動は、それほど面倒くさいのです。
オンラクの町で、お父さんが隊商にいるという女性から、砂漠の北の森でよくキャラバンが休んでいるという話を聞きましたので、そこに向かいましょう。キャラバンって何ヶ月もの長いスパンで世界中を周っているのだと思ってますが、はたしてそこに運良く妖精を所持したアンダーヒルさんがいらっしゃるのだろうか、疑問ではありますが、ヒントが他にないので、砂漠の北に向かいます。砂漠といえば、飛空艇を発見したリュカーン砂漠なんてのもありましたが、規模も小さいし、イベントが一つ終わっている場所でもありますからここのことじゃないでしょう。というわけで、かつて一度訪れたものの入れなかった塔があったヤーニクルム砂漠に向かいましょう。そうそう、あの塔のことをロトの紋章にちなんで蜃気楼の塔と仮名をつけたのですが、鷹の目・ガイアの町で町人からあの塔の名前は「ミラージュの塔」であることを聞いていたのでした。ミラージュって和訳したらこれ「蜃気楼」じゃないですか。奇妙な符号です。ロトの紋章がパクったわけじゃないのかな?何か元ネタがあるのかも。
飛空艇で砂漠に降りられないので、わざわざ遠くの平原に着陸して砂漠の北に向かいます。飛空艇からみたら砂漠の北に森はなかったように見えましたが、きっとキャラバンはどこかにいるのでしょう。一応ミラージュの塔にも寄ってみましたが、やはり中には入れなかったことも報告しておきましょう。賢者にジョブチェンジしないと入れないのです、きっと。さて、砂漠の熱風に吹かれながら、北端まで移動しましたが、いない。
キャラバンはどこかへ移動してしまったのでしょうか?とにかく北のあたりをくまなく歩き回ったものの、キャラバン用のマップに移ることはありませんでした。
鷹の目・ガイアの町にまでくるようなキャラバンなのだから、陸続きのヤーニクルム砂漠を通るのは間違いないと思うのですが、はてさて、どうしたことやら。サマルトリアの王子を探すがごとくアチコチ探さないといけないのかな。困ったときの「トクレセン タボービ」頼みってことで、地図で他に砂漠がないか一応探してみましょう。そしたら、ズバリ、オンラクの町の西に中規模の砂漠があるっぽいです。さっそく飛空艇を飛ばしていってみると、ちゃんと北に森も存在しているみたいです。なんだよ、キャラバンのやつら、一体どこでお宝の仕入れをしてるんだよ。おそらくこの北の森の周辺で貴重な資材の隠れ宝庫があるのでしょう。それを商人から直接聞き出すなんて野暮なことはしませんぜ。こっそり後をつけるに決まってます。ひょっとしたら、オープン セサミ的な金庫が発見されるかもしれませんね。忍者・ロマサガをシーフにクラスチェンジ(↓)する日も近いかも。
こんな歌があります。「泥棒が盗んだ、盗んだ宝をまた盗む、ひどい、ひどい、ひどい、アリババ~♪」暴利を貪る商人から宝を盗んでも義賊扱いってことで一つ、よろしくお願いします。
例によって、直接森の脇に飛空艇を乗り付けられなかったので、また、砂漠の南の方から歩いてキャラバンがいる方へ向かっていきます。北の大陸の砂漠には「デザートバレッテ」という非常に硬いモンスターが生息していまして、ナイト・エフエフや忍者・ロマサガが一撃でしとめられない数少ないモンスターであります。おまけに倒しても1ギルしかもらえないというダメなやつです。あぁ、でも最近ナイト・エフエフもたまに「8HIT」のコンボが出るようになってきたので、その時なら一撃で倒せるかも。忍者・ロマサガのコンボ数も「8HIT」を上限に一向に上がらなくなってきたのでそろそろ打ち止めなのかな。ナイトにコンボ数で追いつかれたら、忍者の意義って何だろうな・・・。
北の森にはちゃんとキャラバンがいらっしゃいました。でも、いるのは移動式住居の中に一人だけ。あなたがアンダーヒルさんってことなのかな?それともオンラクの女の子のお父さん?話しかけてみると普通に商売モードです。売り物は「ようせいの瓶」・・・あれ?これはゼルダの伝説だっけか?一瞬、新しい回復アイテムかと思いましたが、そもそもの目的は妖精の奪取でした。まぁ、強奪するのもあれなんで、大枚はたいて平和的にお買い上げしておきましたが、妖精って瓶詰めして大丈夫なんでしょうか。空気穴でもあいてればいいのか。実家でミドリガメを買っていたことがありましたが、幼心にこんな何もない環境ではたして亀は楽しいのだろうか、と思いをめぐらせたものです。妖精もきっと瓶の中で退屈感から発狂しそうになっていることでしょう。まぁ、購入後も蓋を開けて逃げられたら困るので、悪いけどそのままです。ちなみに飼っていた亀はバルサンの煙から逃げることが適わず、お亡くなりになられました。この場合、空気穴が逆に命を奪う原因となったわけですね。
とりあえず、今後、私も妖精をみつけたら瓶詰めすることにします。うちにある瓶はオロナミンCとか、インスタントコーヒーの空き瓶とかしかないので、狭いと思うけど、ガマンしてね。キャラバンのクセに変なものしか売ってないな、アンダーヒルさんよぅ、とか思ってもう一度話しかけたら、今度はちゃんとアイテムも売ってくれました。でも、別にここで買う必要があるものでもないので、放置しておきましょう。一応用事が済んだので妖精を返しにガイアの町にいってみることにしましょう。今度来るときは「土の杖」とか「クラウン」を買い取ってもらえないか交渉してみます。