国産RPGの二大巨頭「ドラゴンクエスト」と「ファイナルファンタジー」。ドラクエ派の自分にFFがプレイできるのであろうか?

できるかなファイナルファンタジー

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神秘を覗く旅路

今回のミッションは、エルフの王子様からいただいた「神秘の鍵」を使ってこれまで開けられなかった扉をバッサバッサと開き倒していくことであります。これまで随所に「この扉は神秘の鍵で封印されています」という誰からとも知れないメッセージが流されてきましたが、ようやくその封印が解かれるときがきたのでした。まだ見ぬ扉の開錠には、ほんのりとエロスが漂います。今回は官能の旅路となる予定です。

大体、セオリーとしてはそれなりにまとまったゴールド(ギル)であったり、それなりに強い武器・防具が出てくるってところですよね。一番最初の鍵ですから、どちらもそれなりでしょう。さっそくエルフの王子の居城から根こそぎ開けまくりましょう。

エルフの城の封印小部屋城の人々は、王子の呪いを解いた勇者たちへの感謝の言葉ばかりですが、さすがに鍵のかかった場所の近くのエルフは「この部屋の門には神秘の鍵で封印が施されています」と説明してくれた。ご丁寧にどうもありがとう。その封印を解いて、中のものはいただいちゃうけど、目をつぶってくれたまえ。ルパーン3世気分で小部屋に入ります。「ミスリルハンマー」とゴールドがいくらか入ってました。んっ、ミスリル?

そういえばドワーフの洞窟で「ミスリル銀」で作られた武器・防具は結構いい評価を受けていたような。「アダマンタイト」を知った直後の情報だったため、「ミスリル銀」の印象が薄まってしまいましたが、きっとこの「ミスリルハンマー」はその「ミスリル銀」でできているに違いありません。だって「ミスリル」って書いてあるし。それとも「ミスリル銀ハンマー」じゃないとダメだったりするのだろうか?そもそも、「ミスリル」ってなんだ?わからないことは素直にWikipediaあたりに聞いてみましょう。

ミスリル(mithril)は、J・R・R・トールキンの作品世界中つ国に登場する、架空の金属。銀の輝きと鋼をしのぐ強さを持ち、とても貴重なものとされる。

WikiPedia 「ミスリル」の項より

なるほど、トールキンものでしたか。鋼よりも硬度があるのであれば、なかなかです。いよいよ「はがねの剣」よりも強い武器の登場ですか。「おおばさみ」ぐらい?「破邪の剣」ぐらいかな?攻撃力が激弱な白魔道士・クロノのいい補強材になりそうです。

エルフの城にはもう開けられるところがなさそうなので、近いところから順番に回っていきましょう。次はエルフの城下町です。ちなみに、エルフの王子様の名誉にかけて断っておきますが、呪いから覚めてもベッドから起き上がらなかったグウタラ加減は、セーブ明けで戻ってきたらちゃんとベッドから体を起こしていらっしゃいました。やはり、五年間もベッドの上じゃ体も相当ナマっていてすぐには起き上がれなかったのでしょう。きっと背中には床ずれの痕がいっぱいついていて・・・うぅ、気持ち悪い。ドクターがついていたから大丈夫だったのかもしれませんが。

エルフの城下町も一応チェックしましたが、ここには神秘はありませんでした。こんな田舎町に望めるものはないってことですか。そういえば、久しぶりに預言者の二人にも話しかけてみたのですが、まだ預言は降りてこないようでした。あのじいさんたち、ぼけちゃったんじゃなかろうか。「わしは日々UFOと通信しておる。」みたいな電波な人たちと同類かもしれません。預言が欲しければ、アポロンの神殿にでも歩いていって、もらってきてください。そういえば、この世界の宗教観ってまだはっきりしてません。剣と魔法のファンタジーであるので、もちろん村ごとに「教会」はしっかり存在してますが、一体誰を敬い奉っているのかはさっぱりわかりません。神よ、神よ、いわれても、一神教なのか、多神教なのか、神は現世のものか常世のものか、敵対勢力があるのかないのか、さっぱり見えてきません。とりあえず現段階で勇者四人は聖霊ルビスやラーミアの加護の下行動していることになってます。だって、私がプレイしているから。

続いて、南の洞窟に出発です。途中の戦闘でついに「ミスリルハンマー」しいては、「ミスリル銀」の真価が発揮されるのでした。白魔道士・クロノの攻撃力に期待です。

オーガに38のダメージ!

LV16のステータスなんか劇的な変化を期待していたため、がっかり感この上なしです。この頃、戦士・エフエフがやっとオーガを一撃で倒せるか、倒せないかのギリギリでしたので、白魔道士・クロノはその半分か三分の一程度の攻撃力となります。一人ミスリル装備のクセに・・・。ちなみにステータスも載せておきましょう。
「アディア」を覚えた頃の白魔道士・クロノは輝いていました。でも、地上ではあんまりアンデッド系の群れに遭遇しないため、攻撃力としては期待できない白魔道士なのです。せめてバギ系呪文だけでも覚えて欲しいなぁ。

南の洞窟も慣れた手つきでさっさと、最下階の封印されてた4~5箇所をチャッチャと開けてみました。やっぱり、宝箱がいっぱい。そして、宝箱の前に立つとモンスターの強襲です。どうもFFには、すごいお宝の前では必ず敵がでるという慣わしがあるみたいですね。この間の「クラウン」のときに出たやつもそういうことだったのか。あのときはよくもクリリン・・・いや黒魔道士・ドラクエをやってくれたな!怒りの戦士・エフエフが面白いようにガーゴイルやらピスコデーモンやらを倒していきます。この間、「クラウン」の前にいたのはおそらく、この「ピスコデーモン」というちょっとかわいい名前のやつだったと思います。体力が低いのに何でドラクエが殺されたんだろうと思ったら、異様に攻撃力が強いんですね。ガーゴイルと一緒で4HITの攻撃とか繰り出してきます。これって攻撃力じゃなくて命中率の問題なのだろうか?いまだによくわかっていませんが。

「フォールチョン」とか「しゃくじょう」とか「くものいと」とかゲットしましたが、今いちわからない名称です。「しゃくじょう」は杖のことだろうから、黒魔道士用かな?「くものいと」はスロウの効果がある道具らしい・・・駄菓子屋に売ってたアレか。友達(仮想敵)に細長い糸状の紙切れを投げつけて、動きを絡め取るという武器です。忍者を気取るには最適ですね。「フォールチョン」だけは、さっぱり想像がつきませんでした。谷啓ぐらいしか思いつかない。

ファルシオン(フォールチョン)は武器(刀剣)の一種でノルマン人が使用する幅広の刀。別名「フォールション」

WikiPedia 「ファルシオン」の項より

ありがとう、Wikipedia。心の友よ。ファルシオンといえば、ハッサン命名のあの馬ではないですか。ドラクエ6がやりたい今日この頃。FF6も携帯ゲームに移植されて盛り上がってますね。DQ6のリメイクはいつなんだろうか。自分の中で「ファルシオン」は馬の名前だったのですが、なるほど、ノルマンな武器の名前だったのですか。そしてFFでは「フォールチョン」・・・ちょっぴり間抜けな響きです。とりあえずブロードソードよりは強いようなので、戦士・エフエフに「フォールチョン」を装備させます。「フォールチョン」を振り回す戦士・エフエフという題で絵を描いたら、きっと笑えることでしょう。絶対「ファルシオン」の方がかっこいいのにっ!

「ハルジョオン」と「ヒメジョオン」の違いもテストに出るので覚えておきましょう。(中学生の理科)さて、その後、わがままアストスの居城だった西の城で「太陽の杖」というかっこよさげな杖をゲットしました。なんだか特殊効果が期待できそうな名称です。今度、「どうぐ」として使ってみたいです。それで、一応港町・プラボカも周って肩透かしを食って、海賊ビッケに八つ当たりしたのち、コーネリアでお目当ての「ニトロの火薬」をゲットしました。中身が予めわかっているとちょっぴりつまらないですね。封印を解いていざ「ニトロの火薬」を手に・・・と思ったら、既に何者かに盗まれていた・・・ぐらいの迂回があった方が面白かったかも。いや、くどいな。せめて、「ニトロの火薬」の他にオモシロアイテムが封印されていれば・・・。セーラ姫の思い出のアルバムとか、若気の至りのポエム集とか。
ちなみに、セーラ姫は今回も戦士・エフエフをコーネリアに引き留めようと必死でした。もうこんなにかわいいことを言われるとコーネリアに戻ってこざるをえないですね。結局、セーラ姫の思う壺ですよ。男って単純な生き物ですわい。脳内セーラ姫像も地味な小公女からすっかり変貌を遂げ、かわいらしくけなげでそれでいて王家な女の子のイメージです。ちなみにツンデレ・マトーヤ女史も今時ではありますが、やはり年齢的に限界です。兵士達からも慕われるセーラ姫にやはり中世騎士物語の本質があるのでしょう。

一応、「大地のめぐみのほこら」にも顔を出しましたが、こちらは特に変化なしです。ガーランドのいたカオス神殿にいきましょう。ここでも宝箱の前には「ガーゴイル」が待機してました。一緒に神秘の鍵で封印されていたのだろうか?「ルーンブレード」と「ウェアバスター」なるものをゲットして、それぞれシーフと戦士に装備させました。これがめちゃめちゃ強い!
ルーンといえばお月様ですね。ルーンスタッフとか思い出します。安野モヨコも書いてますね、「シュガシュガルーン」(魔法使いの女の子の漫画)。旦那がアニメもやってましたっけ。やっぱり「ルーン」には魔力なイメージが強いですよ、「月」なんですから。だから、シーフに装備させていいのか、ちょっぴり違和感。この際、シーフ・ロマサガにも、魔法を詠唱してハートを集めてもらいましょう。(バニラで)
「ウェアバスター」は説明によると「ウェア種」に強いらしいです。ゾンビキラーの「ウェア種」バージョンという感じでしょうか。「ゾンビキラー」ばりの強さなので、かなり気に入りましたよ。ただ「ウェア種」がどんな種族かわからないのが問題です。確か「ウルフ」系統の敵に「ウェアウルフ」という毒攻撃をしかけてくるやつがいたのですが、そいつがウェア種なのでしょう。他にまだ「ウェア」の冠をつけた敵がいないので、何が「ウェア」なのか、定義がはっきりしませんので、今後とも要チェックです。

他に、「ミスリルのナイフ」も見つけましたが、「太陽の杖」より弱いらしく用無しでした。ミスリル銀には本当にがっかりです。「ミスリルの盾」は使ってますけどね。武器より防具に期待した方がいいのかも。ドワーフ情報では、強い武器もできるって話だった気がしますが・・・とりあえず、ミスリルへの文句は置いておいて、ドワーフの洞窟に出発です。「ニトロの火薬」の出番なのです。アルディの海を船で進み、ドワーフの洞窟を目指します。この海とももうすぐおさらばなはずです。モンスター図鑑的には、まだ海の敵で倒していない敵が一体いるみたいなので、アルディの海は少し名残惜しいです。まぁ、後々会えることでしょう。

さっそくネリクじいさんに「ニトロの火薬」を渡すとさっそく発破をしかけにいっちゃいました。そして戻ってくるなり、「こんなところにいたらあぶねえぞ!」と工事現場から追いやられます。手際がいいのは老練の賜物なのでしょうが、ちょっとせっかち過ぎじゃございませんかね?火薬を仕掛ける前にインフォームドコンセントの欲しいところです。皮肉の一つもいいたかったのですが、火薬が爆発し、画面が切り替わり大地が裂け、マップ上の地形が変わってしまいました。運河の完成です!運河っていってもパナマ運河みたいな海面の高さを調節するような仕掛けがあるわけでもないんですね。なんだか通るのが怖い。でも、これで外海に出られるわけです。今度こそ「メルモちゃん」の住むというあの町へ進めることでしょう。ありがとう、ネリクじいさん。と感謝の意を捧げようとしたら、じいさんは勇者よりも先にとっとと運河を越えに出て行ってしまった模様。せっかちな変人・・・いいキャラクターだ。また会えるだろうか。おじいちゃんには、もっといろいろ教わりたかった。仕方がないからしばしスミス(鍛冶屋)で我慢しよう。