国産RPGの二大巨頭「ドラゴンクエスト」と「ファイナルファンタジー」。ドラクエ派の自分にFFがプレイできるのであろうか?

できるかなファイナルファンタジー

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2006年11月27日

ツンデレ・マトーヤさんと低血圧王子

LV15になった戦士たち寒くなってきました。周辺の人々がどんどん風邪でダウンしていきます。自分もなんだかボンヤリしてます。生まれて初めて葛根湯のみました。風邪のひきはじめに飲むといいらしいですが、効果のほどはわかりません。明日、回復していれば、よく効いたということなのでしょう。バファリンは即効で頭痛が止まったりして、効き目が実感できるんだけど。明日にならないと効果がわからない葛根湯のようなポーションとかどうでしょう?スゴい効く、でも一日後!みたいな。
さて、LV15になってたくましくなったエフエフたちは、風邪をひく間もなく今日は西の城の王様に「クラウン」を見せにいきます。いや、タダじゃあげられませんよ。こっちは黒魔道士・ドラクエが一回死んでるんですからね。命を賭して得たこの「クラウン」。気軽に渡せやしませんよ。

眠りの呪いにつくエルフの王子「クラウン」のことをエルフさんたちは何か知らないか、一応エルフの城で尋ねてみようと思い、お城を訪ねてみたのですが、やつらは「王子を助けて」の一点張りです。使えないなり。エルフの脇にいるドクター(前に大臣的存在と書いてしまったような)に話しかけるも、「王子の呪いを解く方法を探してくれ。」ばっかり。相変わらず応じは「スヤスヤ」眠ってるし。もうちょっと「クラウン」に目ざとく目をつけて、「おぉ、そのクラウンは王家に伝わる伝説の・・・」とかいう台詞をお願いしますよ。

やっぱり、「クラウン」に一番興味津々なあの「西の城」の王様に見せに行くしかないですかね。前も書きましたが、私はこの王様を非常に胡散臭いやつだと思ってますので、「クラウン」を騙し取られないようにしっかりと懐にしまっておこうと思います。まぁ、条件次第ですけどね。1000000ギルぐらい積まれたら、すぐ交渉成立。そのくらい資金があれば、運河ぐらいなんとかなりませんかね。

西の城の王の変な笑いそんなこんなでウルフの群を蹴散らしながら、遠い西の城に辿りつき、さっそく王様に直談判です。城の再建にこの「クラウン」が要ると、以前話してくれていたので、交渉次第では1000000ギルぐらい軽いかもしれません。何せ一国の命運がかかっているのですから。なーに、その程度の金額、すぐに回収できますって。そしたら、開口一番「ファファファファファ」と王様から変な笑いが飛び出してきました。この人を見下したかのような笑いぶりは「悪人」の笑いそのものです。悪代官と越後屋のアレですよ。そして、「ファファファ」という音から、この王様ちょっと太り気味であることが想像されます。「ハハハ」→スマート、「ファファファ」→ややデブ、「ブフォフォ」→デブ(もしくはバルタン星人)。

水晶の目とクラウンの話やはりエフエフらはダマされていたようです。別にこっちはダマされてやってたんだよ、バーカ。なんて小学生っぽい反論をしたいところですが、「お前がわざとダマされていることを見越して逆にダマしてたんだよ。」とか反駁されてもイタチごっこになるだけです。大人しくダマした理由を聞きましょう。彼の言い分はこうです。

・実は俺、アストスだぜ。
・水晶の目とクラウンがあれば妖精王になれるぜ。
・クラウン、よこせよ、バカ。
・力づくでも取ってやるぜ!
・のび太のクセに生意気だ。

ふと思ったんですが、仮にもダークエルフの王様で、戦闘には自信がありそうなんです。どうして自ら南の洞窟に出向いて、「クラウン」を取ってこなかったのでしょうか?ちょっと太ったこの王様、実は暗いところが苦手なのかもしれません。南の洞窟といえば、暗いうえにアンデッド系やスライムみたいな気味の悪い敵がたくさん出てくる場所でした。怖がり太っちょのアストス。それがダークエルフの王様です。ダークエルフなんて種族これまで一人として遭遇していませんので、王様とは名ばかりでやはり「はぐれエルフ」にしか過ぎないのではないでしょうか。思春期の頃、人は自分は特別と思い込むものです。人のいい他のエルフと性悪な自分を比べて、「俺ってエルフっていうかダークエルフじゃね?」なんて「ダーク」の語感に酔いしれてしまったに違いありません。しかも痛いことに一人ぼっちのダークエルフの「王様」を気取っているのです。部下も配下も一切なしの一人ボス状態です。「茶を持て!」と命令しても、メイドが出てくるわけでもなく、一人いそいそと荒廃した西の城で、温度に気を使いながら紅茶を入れているのです。ちなみに西の城の壁が崩れているのを直さないのは、ダークエルフの人材不足ということもありますが、暗闇が怖い彼ですから、採光を考えてのことでしょう。薄暗い城にも壁の隙間から光の筋が現れるのです。

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2006年11月22日

アストスを探すはずが

エルフの村を堪能した戦士・エフエフご一行様は、次に眠りの呪いにおかされたエルフの王子がおわすエルフの城へと出発です。徒歩五分と大変便利な環境でございます。村で購入した「ファイア」と「ヒール」の効果のほどはおいおい試すとして、王子が呪いに苦しんでいる様をしかと見届けましょうぞ。それにしてもひっそりと暮らすイメージだったエルフが城まで建造しているとは。やはり春を司る妖精のようにエルフには人間と違った世界を制御する役割があって、分業体制ができあがって社会が発達するとそれ相応に階級制度も発達せざるをえなかったのでしょうか。そして身分制によって位の高い人が立派な城なんて建てて、ふんぞりかえるのです。なんか、人間とエルフの違いがあまり明瞭になりません。差があるとしたら、耳の長さだけとか。王族のいるエルフってちょっと俗っぽいですね

城の中では、村同様に王子の呪いのことでうろたえたエルフの民が勇者様に救いを懇願してきます。コーネリアの王様は、話の分かる男でしたので、ガーランド討伐の対価を明確に提示してくれましたが、さてエルフの城ではどうでしょう。よもや「神秘の鍵」のみがご褒美というわけではありますまいな。
おおまかな城の構成はちょっとした砦に警備が数名。我々を勇者と知ってか普通に中に入れてもらえました。オープンなところなのかもしれません。奥には神秘の鍵で施錠された個室が一つ。おそらく、神秘の鍵を入手して最初に開けることになる扉でしょう。よくよく考えるとこの鍵で開けられるようになる扉にはこれまで旅した各所で見受けられました。無事に王子を起こした暁には、やることがいっぱいになるってわけです。強い武器とか「ニトロの火薬」とか期待してよいでしょうか。
ドラクエ1では鍵と言えば魔法の鍵、一種類のみで、量産型の使いきりでしたが、FFでは人々の話しぶりから鍵は一つあれば何回でも使用可能というシステムのようです。鍵の本来の意味に立ち返ると一つの鍵でいろいろ開いてしまうなんて、ちょっと怖いですね。きっと神秘の鍵には神秘的な力で何かを封印する作用があるのでしょう。コーネリアの扉もちょっと隠しておきたいものがあった王様が大臣に「ちょっとエルフの王子呼んできてよ。」なんて命を下して、連れてこられたエルフの王子は「あいよ!」なんて快く応じて鍵で施錠したのでしょう。この王子に名前がないのがちょっと惜しいですね。全国津々浦々、鍵をかけてまわったこのエルフ男子に、「ミスター鍵っ子」という名称を授けましょう。親の留守がちな家庭(王家)で、鍵を持たされて育った彼は鍵を友達に育ったのでした。そういえば、この城に王様の姿はありませんが、いまだに鍵っ子ということなんでしょうか。留守がちなのだったら、せっせと王子に戴冠させて、隠居してどこにでもいけばいいのに。・・・まぁ、いいや。Lv4までの魔法に「アバカム」に相当するものはなかったので、うだうだ言っていても仕方ない。とっとと気さくなエルフの鍵王子の元へ馳せ参じましょう。

エルフの王子の寝室(?)に着くと大臣か、はたまた王子のお目つけ役か、といったエルフ男性が王子の身を案じ、「アストスを探し出して呪いを解いて欲しい」とお願いしてきました。エルフの村でも城でも、この鍵王子は随分と臣民に慕われているみたいです。こんな眠り続ける王子と留守がちな王様しかいない城、世が世ならクーデターに発展しかねません。みんな鍵っ子王子が大好きなんですね。案外不良エルフのアストスのいたずら(呪い)も表向きは王子の信望への嫉妬によるものだけど、実際は幼なじみの王子が徐々に民衆のものになっていくのがたまらなく切なかったからとか。眠りの呪いっていうのも時間を止めて二人の関係が変化していくのを抑えたかったという心理の現れだったんですね。(根拠なし)
なんだか王子とアストスの関係が少し、いとおしいものになってしまいました。片や王子、片や鼻つまみ者、されど友達。戦士・エフエフがアストスを捕らえて、目覚めた王子の前に突きだした場合、もちろん民衆は死刑を求刑することでしょう。しかし、親友の気持ちを察した王子は、アストスを許すのです。その後、目を覚ましたエルフ・アストスの働きもあってエルフの国はますます発展するのでした。

ええ話や・・・。眠りの呪いによって苦しむ王子にも一応話しかけてみましょう。民衆の信頼とアストスとの友情で板挟みの王子はさぞかし眉間にしわを寄せて醒めない夢の中をさまよっていることでしょう。

エルフ王子「スヤスヤ・・・」

だめだ、こいつ。一切の緊張感を感じさせることなくエルフの王子との対面は終わりました。アストスとの関係をいろいろ妄想したのも今となっては、甘酸っぱい思い出です。この王子が慕われているのは、きっとどんな状況でも心地よく眠っていられるのんきな人柄の賜物でしょう。みんなの心配もそっちのけでぐっすりお休みになられています。シーフ・ロマサガの力を持ってすれば、この抜けた王子の懐から「神秘の鍵」の一つや二つ盗ってこれるのではなかろうか?軽く腹立たしくなりましたので、さっさと次の目的地に向かいましょう。アストスの手がかりは一つもないので、まずは西にあるという無人の城を攻めてみましょう。過ごしやすかったら、戦士・エフエフの根城にでもしてやりましょう。

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