幻獣討伐係長
子供のころにもしもFF4に触れていたら、私はどんな受け取り方をしたんでしょう。大人社会の欲望が渦巻く組織の内情を理解できたでしょうか?多分、子供なりに学校のクラスを例に飲み込んでいたのでしょうか。掃除当番(汚れ仕事)を押し付けられ、クラスがきれいになっても(クリスタル奪取)、嫌な級友がありもしないことを先生に吹き込み(ベイガン→バロン王)、先生もろくに調べず一緒になって糾弾してくる。そんな胸糞悪い教室を想像したんでしょうか?私はいい友達に囲まれていたので、あんまり具体的に嫌な雰囲気のクラスが想像できてないかもしれませんが、漫画の中にありますよね、そんな学校。田舎の小学校ですから、友達と競ったり貶めたりなんて思いつきもしなかった気がします。いかにアホなことをして遊ぶかという緩い日常生活ですよ。(なぜかよぎるルーネスの影)
バロン王はベイガンの進言を踏まえたうえで、それでもクリスタルさえ手に入ればよいという判断だったようです。思ったより流されてしまったベイガンはちょっとつまらなそうにセシルを王の前に連れてきました。労をねぎらうのもほどほどに「して、クリスタルは?」と催促するバロン王。国のトップがこんな感じだと、ちょっと仕える側としてはやる気が削がれる気もしますが、赤き翼はそれでも国のため尽くすのです。理由はわかんないですが、例えば先王はすごい人徳者で、セシルも恩義を感じてたとか、そんな義理立てがあるのかも。王家は血で紡がれるものなので、王様が必ずしも能力的に優れていません。サポートするのが部下の務めですね。現バロン王は白髪髭モジャなので、先王とか出てこないか。あと計算高いところはあるかもしれません。なんといってもクリスタルに目をつけているわえですから。