謀反の決意
幻獣を召喚使役する者、それが召喚士。召喚された幻獣が倒されたとき、召喚士自身もただでは済まない。召喚にまつわるルールを知らなかったとはいえ、幻獣討伐任務の結果、母親の遺骸に泣き崩れる女の子がそこにいるのは紛れもなくセシルが(カインも)直接の原因です。カインとの状況確認の会話が女の子の耳に入ってしまったようで「じゃあ、あなたたちがお母さんのドラゴンを・・・!」セシルが「すまない」と謝罪の意思をみせますが「まさか君のお母さんを殺してしまうことになるとは・・・」と付け足してしまい、言い訳がましさが残ってしまいました。何も考えずに王の手足として動いちゃったから望まない結末を招いちゃいましたね。カイン曰く、陛下はミストの村の召喚士を全滅させるのが目的だったと推測できるそうです。ミシディアのクリスタルや魔法の力もそうでしたが、近くに脅威となる力があったら、それを事前に削いでおくのが今の王様のポリシーです。「かわいそうだが、この子もやらねばならんようだな」と完全に悪党のセリフを吐いてしまうカイン。王の意をくみパフォーマンスを上げてこその出世競争です。竜騎師団長の判断は迅速です。