
カーウェンの町に着いたので、一回宿を取って回復しておくことにしたバッツ一行です。みんな超ダッシュで部屋に入室し、急いでベッドに入り、素早く就寝です。ここは軍隊か刑務所でしょうか?宿は寝るところとしての機能しかないのが、昔のゲームです。ドラクエだと目覚めたら昼になる、っていう一方通行ラナルータな機能もありましたが、それも最近は休憩か一泊か選べるんでしたっけね。ラブホか!体力も回復したところで、町を散策しましょう。
「北の山に咲く、紫の花は毒を持ってるんだ。」まずは北の山の自然についての情報です。きれいな花にはトゲがあるなんて言葉が女性に向けられることがありますが、毒のある花は実際にあるようですね。トリカブトなんてミステリーものでも登場するので有名かと思いますが、あの花も結構紫ですよね。まぁ、でも茂ってるだけなら無害じゃないですかね?トゲでもあってその先から注入してくるとか、香気に毒が含まれていて吸っただけでアウトとかだと凶悪ですけどね。そういえば、この辺のモンスターってやたらと刺々しいんでしたっけ。植物もトゲトゲしてたらやだなぁ。「毒の力で咲くフラワー♪」ていう歌があるんですが、あの漫画久しぶりに読もうかなぁ。
「50年前、飛竜は戦争に使われ死んでいった…。タイクーンにいるのが最後の生き残りなんじゃ。」(おじいちゃん談)次は飛竜の話ですか。次の交通手段が必要なバッツたちですからそういう流れになるんでしょうか?北の山で紫の花の毒気にやられた野良飛竜でも拾うかな?そして、50年前にこの世界では大きそうな戦争をやってるんですね。今年の流行語大賞候補に「戦後80年、昭和100年」なんてのが入ってますが、非戦の誓いはいつまでもつでしょうかね?大国やお金がある国が動き出したら、結局自衛せざるをえないし、世界はそういう流れを作ってるし、丁度隣の国に今煽られてますから、ちょっとずつ何かが整ってきてそうで怖いですよね。タイクーン国王なんかはズバリ飛竜を乗りこなしていましたから・・・いや、50年前はまだ国王もそんなに大きくないか。タイクーンが戦争をやってたんだろうなという予測はありますが、今の飛竜とは仲良くやれてるといいですね。繁殖できるくらいにはいるのかな、飛竜?
続いて、買い物です。武器屋でロングソードをバッツとガラフに購入、防具屋でもブロンズシールド、ブロンズヘルム、ブロンズアーマー、銅の胸当て、木綿のローブで装備を一新しました。まだ銅製品、ブロンズシリーズなので剛性に欠けます。こちらの世界では銅の需要が増え、足りないからってエアコンの室外機が盗まれる事件が増えてますね。銅がもったいないから武器防具に使っている場合じゃありません。早く鉄器時代来い
魔法屋でも、使い道のない「ファイア」を買ってみました。急に黒魔道士にジョブチェンジしたくなってもいいようにですね。

次は酒場です。例の鍵盤楽器がここにもありますね。しかも、勝手に演奏してもいいそうです。こういうのありますよね、公共の場で好きに演奏するやつ。ストリートピアノっていうんですか?調べてみたけど、うちの自治体にはないみたいでした。別にピアノ弾けるわけではないですが、ああいう空間がどんな雰囲気なのかよッと興味があります。
さて、おじいちゃんの話から聞いてみましょう。「ナイトは『両手持ち』じゃ!」だそうです。確か片手をあけておくと両手持ちに勝手になるんでしたっけ?でもさっきブロンズシールドを買っちゃったばかりなんですよね。騎士と言えばやっぱ盾を持ちたいドラクエ派です。
そして、船の墓場で手に入れた世界地図について、アイテムとして使えばさらに詳しく世界を見られると教わりました。まぁ、今はいいか。
「北の山に飛竜草があるって聞くよ。でも毒草に阻まれてるとか…。」と、これは重要な話ですね。多分、毒草はさっきの紫の花でしょうね。それ以外に飛竜草という飛竜を冠した草も自生してるんですか。飛竜が草食な気はしないので、多分、薬的な用途ではないでしょうか。消化を助け胃の粘膜を刺激するとか?(猫草?)
タイクーンの近くに隕石が落ちた話ももうこの酒場に伝わってるようです。(マスター談)風は弱いけど、まだ船が運航できているわけか。しかし、トルナ運河を開門してからどのくらい時間が経ってるんでしょうね?漂流して船の墓場から脱出する期間・・・時間がないっていうのに結構ロスしてしまったのかも?
最後の一人は商人のようで、飛竜同様、飛竜草も貴重なのでいい商売になると教わりました。今どきの若者はメルカリで転売したり、せどりしたりと小遣い稼ぎの仕方がだいぶ変わりましたが、この世界の時代だったら、飛竜草採取にみんなで徒党を組んでいってたはず。それで根こそぎ伐採して批判されたり、悪いやつに成果をだまし取られたりするのです。いつの時代も若者はそんなものなのか?

酒場をでて階段を下ると緑色の髪のお姉さんがいました。話しかけるとバッツ以外の3人も並んで話を聞く体勢になりましたので、多分、一方的な聞き込みではなくディスカッションが始まりそうな予感です。海を越えて南にいくとウォルスの国があるそうです。地図では確かに山岳を挟んで南に平地がありました。ウォルスが水のクリスタルを管理しているというのも以前聞いた通りです。ウォルスのクリスタル使用は「割れちゃう」問題が発生中なので、レナ姫は「止めなきゃ!」とウォルスへの移動方法をお姉さんに尋ねます。しかし、風が止まって船の運航もついに止まったとか。海上移動の話でガラフがついシルドラの名前を出してしまい、うなだれるファリスさん。こんなときのび太君のようにレナ姫はバッツに泣きついてくるのです。「バッツ、何かいい方法はないの?」俺は生成AIじゃないっつーの。しかし海がダメなら・・・頭を掻きながら無い知恵を絞り始めるバッツ。
ここから丁度町の港に当たる部分で、船乗りっぽい人はみんな凪いだ風で船も止まった話ばかりです。その度にバッツは頭を掻いて「海がダメなら…。」とうぶやくのでした。「とかげみたいに、冬眠するやつらは、寒さが苦手なんだ。」あっ、急に違う話が入ってきてびっくりしました。とかげ・・・飛竜のこと?それとも、次のボス戦?でも黒魔道士がいないので、寒さで攻撃できないんですよね。
話が聞けたのはここまででした。「海がダメなら…。」とずっとバッツが頭を掻いていていつか禿げそうです。まぁ、海がダメ→陸もダメ→空しかない→飛竜に乗りたい→飛竜草という草なら北の山にある・・・そんな論理展開でとりあえず北の山に向かう感じです。カーウェンは、もしかすると気づかずに通り過ぎてもいい町だったのかもしれません。ただ、港は自慢だそうです。内海しか接してないけど世界一だっていってました。船に乗れない港湾都市はあわれですね。風、戻るといいですね。