今日はニンテンドー3DSの発売日です。アキバヨドバシには結構な行列ができているとかなんとかで、twitter経由でそんな様子を眺めてうらやましがっているのですが、それにしても今日はスゴイ風が吹いてまして、並んでいる人は相当しんどいんじゃないでしょうか。春一番らしいですけど、あいつら名前はあったかそうなのにすげー冷たく吹きすさぶブリザドです。風邪をひかないように暖かい装備に気を配って欲しいです。暖かい装備といえば、RPGの舞台に雪国とか極地方とかをモチーフにしたような雪原のフィールドがあったりしますけど、主人公たちの装備品のステータスに「保温性」とかあったら、ゲームバランスを作るのがすごい大変そうですね。「ぬののふく」一枚でグリンラッドを一マス進む度にHPが10減ったらリアルだけど、着替えが面倒くさそうです。
さて、古代人の村に到着したルーネスたちは、古代人の末裔の持っている古めかしい由緒ある情報を聞いて回っているところです。情報の鮮度なんて言葉がありますが、古代から伝わる情報ってなんか新規性のかけらもなさそうですが、実は情報は一周回って新しくなることがあったりして、ファッションと似たように循環するケースもあるのです。きっと古代人たちの常識は、ルーネスたちに新鮮な叡智を分け与えてくれることでしょう。
結構、いろんな話が聞けたのですが、長くなりそうなのでかいつまんで説明することにしましょう。でも、今後の展開を楽しむ上で覚えておいた方がよいかもしれないので、要点は外さないように気をつけます。まず、大きな話で、「光」と「闇」という超越的な意思が存在します。有形か無形かはわかりませんが、そういう抽象的な存在は昔話にはよく出てきますね。特に西洋風の二元的な考え方とマッチしそうな話で、「善」と「悪」っていう絶対的な価値観を肯定する考え方として現れたりもします。白魔法と黒魔法の分類の根拠にもなっていそうです。そして、光と闇は相反して争い合っているのだそうです。ここまではすっと理解しやすいですね。そして、その二者のバランスを取っているのがクリスタルなんだそうです。ここで疑問なのは、ルーネスたちがクリスタルに「光」の戦士として選ばれたってことです。ここまでプレイしていて、イメージとしてはクリスタルは完全に「光」寄りだったわけですが、そこが否定されました。クリスタルは中立な存在で、あくまでもバランサーなんだそうです。はい、今、ルーネスの思考はストップしましたよ。「そんなのどうでもいいじゃん」状態です。でも、アルクゥのために情報収集を続けましょう。
次に古代人が何者かという話になりました。彼らはそんな大いなる意思を巧みに利用して生活していたらしいです。光と闇の力をどのように利用するのか謎ですが、現代で言うところのソーラーパネルのような何かを用いて、動力を得たり、あるいは魔法のような効果を得たりしていたんだと思います。しかし、古代人は調子にのって光の力を使いまくったため、光が氾濫した歴史があったそうです。現代で言ったら原子力発電所から放射能が漏れたような状態でしょうか?とにかく抑えきれないほどのエネルギーが古代人の生活を邪魔したと思われます。光が氾濫するって・・・多分すごいまぶしい毎日ですよ。光があってこその人間の視力ですが、それも限度を越すと目の受容量を超えて視界が真っ白です。光も闇も適度なバランスがないと何もみえなくなっちゃいます。この古代人の災禍に対して、クリスタルは「闇」の戦士を4人派遣して、光の暴走を止めたのだそうです。なるほど、そう考えると納得です。光と闇を逆にすればまさに現在の状況と重なります。つまり、今は闇が氾濫しつつある状況なんでしょうね。じゃあ、どうして闇の力が増してきたのでしょうか?イングズがあくびをし、レフィアはどこかに買い物にでかけましたが、アルクゥのために話は続きます。
闇の戦士によって取り戻された秩序ですが、今度はその勢いで闇の力が増長したのだそうです。リバウンドってやつです。きっと闇の戦士がやんちゃしすぎたんでしょうね。で、これに対しては、闇を大地に封じ込めるという対策でバランスをとったのだそうです。いや、古代人の話はなんかスケールが大きいですね。闇を大地に閉じ込めるなんてフレーズが、「ソーセージを冷蔵庫にしまっておく」みたいな感じでカジュアルに使われます。でも、そう考えると「大地震」というキーワードにバッチリはまってきますよね。地震によって大地に封じられていたという増幅された「闇」が再び地上に染み出してきたという推測は難くありません。思索を始めるアルクゥをよそに、思いがけない一言が飛びだします。「この村で話を聞いていると、何か思い出しそうだ。」
デッシュでした。そういえば、こいつ記憶喪失でしたっけ。そもそも何でこいつと旅をしてるんだっけ?もはやたまにサンダラを唱えてくれる空気のような存在だったデッシュですが、どうもこの子の素性が見えてきた気がする瞬間でした。服装も髪も黒っぽいし・・・まぁ、取り越し苦労だといいのですが、闇っぽいです。
で、その後の古代人の話になりますが、かつての栄華は失われて、同じ過ちを繰り返さないように自然主義に回帰し文明を捨て、クリスタルを守護する存在へとなっていったそうです。未来がみえるっていう話は、よくわからなかったのですが、クリスタルに仕えることで得られる情報なのかもしれません。そして、この大陸は浮いてて、オーエンの塔がそれを支えていて、塔の守護も僕らの仕事さ!なんてことをさらっと言いのけてくれました。むしろその辺の事情を詳しく聞きたかったのですが、大陸が浮いている理由はわからずじまいです。浮いていると言えばトックル南西を浮いている巨木とも何か関係があるのでしょうか?
まぁ、古代人の末裔から得られるデータはこんなものでしょうとアルクゥが大きなメモ帳をバタンと閉じると、すかさずルーネスが「じゃあ、チョコボを探しに行こうぜ!」と急に生き生きとしてきました。そういえば、チョコボでこの大陸を一周するとすごくいいものをくれるって言ってくれた古代人の末裔がいましたっけ。それでは、村の東にあるというチョコボの森を目指すことにしましょう。