国産RPGの二大巨頭「ドラゴンクエスト」と「ファイナルファンタジー」。ドラクエ派の自分にFFがプレイできるのであろうか?

できるかなファイナルファンタジー

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弱虫バイキング

バイキングのアジト順調にドラゴンクエスト9のために進行が停滞しているこのブログ。依頼されたクエストがリスト上でたまってくると気持ちが悪いので、シナリオそっちのけで解消していたら、サンディに「これだけプレイして、まだこれだけなんですけどっ!」と怒られる始末です。
今、主人公の職業は魔法戦士でして、なんだかフォースというのを使いこなすことになったのですが、剣スキルばっかりスキルを割り振ってしまい、マヌーサとかルカニとかマホトーンとか、地味な補助系呪文しか使えない魔法戦士になってしまいました。ギガスラッシュとか必死に覚えましたが、あの手の大技は普段使いに適していないので、微妙に使えない主人公です。
FFのような「ぜんれつ」「こうれつ」の仕組みを使って唯一の女子メンバーを後列に回して大事にしています。FF2のマリアのときを思い出しますね。そういえば、FF3ではレフィアのポジションどうしていたっけかな・・・。
なお、私のDQ9パーティーは、

・多林寺の武道家・クリリン
・砂漠の盗賊・ヤムチャ
魔法使い(のような発明家)・ブルマ

というそうそうたるメンバーを揃えています。絶妙なタイミングでヤムチャが死んだりするので、めちゃめちゃ笑えますです。
さてさて、ミラノス山脈を越えてミラルカの谷にやってきたルーネスたちは、谷の北側にある洞穴にお邪魔することになりました。小人の話では中にバイキングがいっぱいいるはずです。

海の貴族さすが洞穴をアジトにしているだけあって、中は鬱蒼とした雰囲気です。そして、なんだか海賊たちからも覇気が感じられません。海の貴族とうそぶく割には、優雅さの一つもないですね。海賊のイメージといえば、金銀財宝の上で鉤爪の義手を振り回しながら高笑いするものですが、なんとも羽振りの悪そうなバイキングです。世界同時不況の余波がまさかこんなところにも・・・。

地震と海竜どうやら、そんな辛気臭い雰囲気の理由は、先の大地震にあるそうです。大地震といえば、岩盤の崩落によってルーネスが地下に落っこちたり、落石によってネルブの谷が塞がってしまいシドが愛するハニーの元に帰れなくなったり、衝撃で魔人・ジンの封印が解けてしまったり、といい印象がまるでありません。今後もこの大地震をきっかけにしたハプニングを解決しに世界を駆け巡ることになりそうですね。
で、バイキングさんたちの事業を聞くと、大地震以降、なわばりの海に海竜が現れて、航行不能になってしまったとのこと。「漁師を殺すにゃ刃物は要らぬ、時化の三日もあればいい」なんて言葉がありますが、同じ海洋上の生業に携わる海賊にとっても船が出せなきゃ、おまんま食い上げというのは共通しているようです。これを機に、まっとうな職業にジョブチェンジするのもよかろうと思いますが、やっぱり長年携わった事業には未練も残ります。陸上でも生きる船乗りのスキルも限られていそうですし。あっ、でもいろんな国に航行しているのだったら、ある程度マルチリンガルな能力が育ってたりしませんかね。ん?FF3の世界では、まだ違う言語圏には行っていないので、外国語スキルが役立つかどうかは未知数でした。「ルパガミド」的な国があれば・・・それも陸続きで・・・。

エンタープライズ・・・日本にはない響きバイキング所有の船も随分と損害を被ったようで、現在現役で航行できるのは「エンタープライズ」号という名の船一隻のみなんだそうです。こうあからさまに船名を告げられると、ルーネスたちのものになるんじゃないかなんて意識せざるをえません。カヌーもまだ乗りこなしていませんが、早くも次の乗り物ゲットでしょうか?
なお、「enterprise」で辞書をひくと「企業」「会社」「事業」なんていう翻訳がでてきました。また同名の宇宙艦がスタートレックにも出てきます。スタートレックはあんまり詳しくないので、はっきりしたことはいえませんが、名前の元ネタである可能性は高そうですね。ひょっとしたら、スタートレックネタが他にもあったりするのかもしれませんが、自分には気づけないですね。ミスタースポックとエルフ族の関係も私にはわかりません。

わからんことはじっちゃんにさて、このアジトを北に抜けた岬にネプト神殿なる建物があるそうです。神殿というからには神様を祀っているのだと思いますが、カオス神殿みたいなのもコーネリアの北にありましたから、祀られている神様が人間にとって善いか悪いかはまだわかりません。いや、善悪なんていう人間の価値観が生み出した曖昧な基準に神様を当てはめようというのがそもそもの間違いなのかもしれませんね。シドーみたいな破壊の邪神を崇める宗教もあるのです。破壊と創造は表裏一体なのですから、あながち破壊ばかりを否定するわけにもいきません。海竜によって海賊業は途絶しましたが、逆にそれをチャンスに生まれる産業もあるかもしれません。ただ、少なくとも今の海賊さんたちには、新しいことにチャレンジする気概はなさそうです。クリスタル様のご威光を背負って、光の戦士たちがなんとかするっていう流れなわけですね。とにかく、なんとなく海竜を討伐する方向に話が動きそうなので、もう少しターゲットの海竜について聞き込んでみましょう。このバイキングの年長者「じっちゃん」なら詳しいことも知っているらしいです。亀の甲より、年の功♪

臆病な海賊海竜の話を聞きたいのですが、バイキングさんたちは全員ネガティブな思考に捕われているのか、建設的な話は一切してくれません。エンタープライズには、もう誰も乗らない、なんて宣言までされちゃいましたからね。とにかく船に乗るなんて死にに行くようなもんだ、というのが彼らの主張です。これは海竜を攻略しようとして、既にかなり仲間を失ってますね。仲間の死を目の当たりにした絶望感はまだルーネスにはわかりますまい。私も一時、なんて臆病な海賊何だと嘆いたものですが、よくよく考えれば当然の判断ですね。これまでリヴァイアサンに飲み込まれても生還を果たした人たちをみてきたものですから、私の感覚がおかしくなっているのかもしれません。日本の漫画やアニメをたくさんみていると、設定のインフレーションがものすごいですからね。どうせ海竜なんてゴムゴムの銃乱打(ガトリング)で倒せちゃうんだろうと思うと、海竜を恐れる海賊にリアリティを感じられません。海賊なら戦って死ねよ、ぐらい言ってしまいそうになります。しかし、自分が海賊の立場にあったら、そんなことは決して言えません。一時のテンションに身を任せて、戦って死んでも、後には何も残りません。エンタープライズを放棄して、やはり悲嘆に沈みながらハローワークに通うのが現実です。

唯一の船では?そんなのちっともファンタジーではないじゃないかっ!ってことで、ファンタジスタ・ルーネスが立ち上がるべきときなんでしょう。青二才ですが、光の戦士です。困り切ったバイキングに夢をみせるのも彼の仕事です。ってことで、バイキングのキャプテンと交渉開始です。とにかく、ルーネスは海竜を倒す気満々ですから、あとは海竜討伐のリスクを補うメリットをルーネスたちが見いだせれば、交渉は成立です。すると、弱気なキャプテンが、「なんとかしてくれたら、自慢のエンタープライズをあげてもいいぜ!」というので、すぐに話はまとまりました。ちょっと弱みに付け込んで、無茶な交渉を通してしまったような気もします。むこうはむこうで、海竜なんてなんとかできるはずがないとタカをくくっているんでしょうね。
そこを何とかしてしまうのが主人公たる理由でもあるのですが、さて、海竜をルーネスたちが本当に何とかしたら、海は安全になって彼らもすぐに船が必要になると思うのですよね。一隻しかない船をそんなときに本気でルーネスに明け渡してくれるのでしょうか。自分なら次の船が建造できるまで、明け渡しを待ってもらおうとしますけどね。生活がかかってますもの。とりあえず、そこらへんは海賊の掟的な強制力で、約束は忠実に守ってくれると信じましょうか。ただ、やつらは言葉の揚げ足取りによって、約束を実質破棄することもあるので、文言には十分な注意が必要です。
船が手に入ったら、冒険の範囲が格段に広がるので、FFでもドラクエでも一つの節目になりますよね。ドラクエ9でも船を手に入れたときに「うわっ、次どこいこうかな。」感を味わわせていただきました。船をもらうイベントはちょっとしんみりして、結構よかったです。

ネプト竜船を手に入れる算段がついたので、引き続き海竜の話を聞き込みますと、あいつはネプト神殿に祀られたネプト竜に違いないという者が現れました。なるほど、神殿に祀られているってことは神の竜ですね。ドラゴンボールを7つ集めると出てくるあいつと同格なわけです。ドラクエ3のSFC版の裏ボスとも同格です。ということは、少なくともピッコロ大魔王レベルの戦闘力がないと攻略はできないかもしれません。そして、倒した暁には願いを一つ叶えてもらえるわけですね。

砲弾バーン!あとは、海賊のアジトらしく砲台がついているのを確認しましたよ。なんか、触ってたら誤って発射してしまったようです。面白がって何発も発射してしまったのですが、砲弾の費用はあとで請求されるのでしょうかね。請求書はぜひともクリスタル様に送っておいてください。光の戦士のケツは、クリスタル様が持ってくれているものと信じていますので。
ところでこの砲台は誰に向けて撃つものなんでしょうね。やっぱり商船を襲う時とか、国家権力に抵抗する時とかでしょうか。だとするとバイキングの営業を妨害するネプト竜というのも、あながち人間にとって悪いことはしていない気もします。ただ、彼らは自称・海の貴族ですから、海賊とはいっても他国の侵略から国を守る的な業務も請け負っているかもしれません。海軍が下請けのバイキングを守ってくれることはなさそうです。いつの世も下請け業者は立場が弱いものですから。下請法の成立を待つことなく、ルーネスが弱者を守るとしましょう。

じっちゃんの話で、最後の最後に「じっちゃん」と呼ばれていた、海賊の年長者に会えました。ですが、神殿の話もネプト竜の話も既に他の海賊から聞いていたので、特にじっちゃんの口から目新しいことは聞けませんでしたよ・・・。じっちゃんの立場がないですね。じっちゃんしか知らないことなんてもうないわけです。そりゃこんな暗いアジトに閉じ込められていたら、原因である海竜に関係する情報なんてあっという間に伝達しますよね。ごめんよ、じっちゃん。
というわけで、バイキングのアジトを後にし、次はネプト神殿方面に向かいます。