国産RPGの二大巨頭「ドラゴンクエスト」と「ファイナルファンタジー」。ドラクエ派の自分にFFがプレイできるのであろうか?

できるかなファイナルファンタジー

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戦争と平和

クロノトリガーのDSリメイクのティザーサイトが公開されましたね。私もクロノトリガー大好きっ子としては見逃せない情報です。ついついFlashをローカルに保存して、何か隠し情報が含まれていないか解析してしまいましたよ。今使っているPHSがSHARPのW-ZERO3 Advanced[es]なんですが、これが発売される前にもティザーサイトが作成されまして、発売が待ちきれない有志たちが必死にサイトのHTMLをチェックしたり、FLASHを分解したりしてましたっけ。そのときは確か発売カウントダウンのデータが発見されたりとそれなりに収穫があったように思います。クロノトリガーの方は成果なしでした。歯車の画像とか時計の長針と短針とか、そんな画像を眺めても、ルッカのお母さんの足がよくなるわけではありません。クロノトリガーが売り出されるときには、鳥山明、堀井雄二、坂口博信といったビッグネームが並んで、子供心にさんざん扇情されたものですが、私ら子供の知らないところで開発にはいろいろと大変なことがあったようですね。まぁ、ゲームが面白ければいいんですけどね。PS版のときはアニメがくっつきましたが、DS版はどうするんでしょうかね。
ちなみに「ラジカル・ドリーマーズ」と「クロノ・クロス」に関してはノータッチです。結局、「トリガー」だけ鳥山明のジャケ買いだったんですね。でも、思いのほか音楽がすばらしかったです。サントラCDはおろかピアノの譜面まで買いましたから。「クロノ・クロス」も音楽の評判がいいらしいので、遠い未来にプレイする機会があるかもしれません。だからまだ「ルッカ・アシュティア」なんていうフルネームは私の中に存在しません。ルッカはルッカです。知的なアラレちゃんです。

兄弟愛さて、やっとの思い出FF2の追加シナリオにも幕を閉じることができそうです。ミンウは自称「善い」皇帝を成敗し、フリオニールが「悪い」皇帝を退治したのでした。フィンの城内はにわかに活気付いて、フリオニールの戦果に湧いています。そんな部屋の片隅でミンウたちソウル的存在が半透明な状態でこっそりとその様子を見守っています。ようするに幽霊的なあれなので、現世の人間とは接触できないということなのでしょう。「半透明=ユーザにしか見えていない」というのはどんなゲームでも共通の公式です。
フリオニールを歓待するゴードンを見ながらお兄ちゃん・スコットが彼の成長を喜んでいます。はたして、ゴードンが本当に成長したのか、今さら検証することはやめましょう。独断でカシュオーンに戻ってエギルのたいまつを手に入れようとしたけど、門前払いを食っていた情けない男ですが、反乱軍の指揮官として働くうちにきっと成長があったはずです。まさか、ゴードンがいないせいで「女神のベル」が必要になり、それを取りにいく過程でヨーゼフが絶命するなんて、この場で口にするのもはばかられます。

親子愛そんなゴードンのへたれが原因で死んだともいえるヨーゼフは、娘のネリーが王宮の給仕を拝命したことに感心しているようです。もちろんヨーゼフの王国への貢献度を慮っての縁故採用ですが、父を失った女の子が立派に一人立ちしようというのですから、素直に認めてあげましょう。
そういえばヨーゼフには一つだけ大きな謎が残されていました。例のストーカー女性とは一体全体どういった関係なのでしょうか。母親を失ったネリーに、新しいお母さんとして迎えいれてあげることもできたでしょうに、あの女性はヨーゼフの家の玄関前でじっと中の様子に聞き耳を立てるばかりです。ヨーゼフの死後、チャンスとばかりに家に入り込みネリーの後見を買ってでましたが、今こうしてネリーは家を飛び出してきてしまいました。つまり、ヨーゼフ家は彼女一人のもの。なんか遺産を狙った悪い女みたいな構図ができあがってしまいます。ネリーも家を出たくなるように仕向けられた可能性があります。ストーカーにしてみれば、自分以外の女がヨーゼフと結婚していたという証拠ですから、ネリーのことは正直疎ましかったかもしれません。そんな不名誉な想像をかきたててしまうこの状況に対して、ヨーゼフから一言フォローが欲しかったですね。まぁ、実際のところは酔った勢いで、事故のように抱いてしまったとかそんなでしょうか。ヨーゼフは豪快な男なのでそんなこと気にも留めていないのでしょう。

あれ?そういえばいなかったはずそしてびっくりなことにここに竜騎士の妻・エリナさんとその息子・カイン君が登場します。確か、本編のエンディングにはこの二人がいなかったと思います。善い皇帝を倒す直前に、リチャードのために出てきてしまった手前、エンディングに登場させないわけにいかなかったというところでしょう。スコットとヨーゼフが血縁関係にある弟や娘を忍んでいた流れでしたが、リチャードにとってエリナさんは同僚の妻。(そして多分、美人)これはいけない方向に想像力が働いてしまいそうです。もしもリチャードが生きていたら・・・不毛な話ですね。
エリナさんたちもディストを離れてひっそりと暮らすという前言を撤回して、どうもフィンで暮らすことにしたようです。これは、カイン君に竜騎士復興という目標ができてしまった以上、ディストにいるのも適当な田舎町にいるのもよくないという教育的判断だと思われます。やっぱり人口が多いところでないとできないことってありますからね。ただでさえ世界の人口は先の戦争で随分と減ってしまいました。飛竜には悪いけど、都会で仲間を集めたり、お金を稼いだりしないと、組織としての竜騎士は成り立たないでしょう。さらにフィンの城にある大きな鏡を使用すれば、ディストにいる飛竜ともペンダントを使って交信できたはずです。お客さん、もうここしかないですぜ、といった感じの好物件です。

飛竜は繁殖できるのだろうかただ、子供の飛竜の世話は誰がやるんだという問題も孕んでいます。竜騎士と飛竜の関係は基本的に持ちつ持たれつだったかと思いますが、遠いフィンに住まう竜騎士見習いなんて飛竜にしてみれば背中に乗せる義理がないわけです。非常時とはいえそこら辺はドライにいかないと、最後の飛竜もしんどいでしょう。カイン君も早く大きくなってそこら辺の駆け引きを勉強してもらいたいところです。飛竜さえいれば竜騎士になれるだなんて幻想です。飛竜に乗せてもらえるように彼自身が人間として成長しないとなりません。

血族愛リチャードは、エリナさんに一言述べたいところを言葉をグッと飲み込んで、未来の竜騎士・カイン君の将来にエールを送ります。竜騎士の血を絶やすなと・・・それならやっぱりリチャードも生きてなきゃダメだったんじゃないかと強く思います。エリナさん(未亡人)とくっついて一族の繁栄に貢献するという選択肢もありだったと思うんですよね。ただ、そこはフリオニールを生かすという大命があったので、必然的に死を選ばざるをえなかったんですよね。それが彼の運命。

あぁ、やっぱりそこはそうなるのねミンウにいたっては、血縁者や同血族の人がその場にいなかったので特にコメントはなしです。それが彼の運命。
そろそろお別れの時間のようです。スコットが最後に「ゴードン・・・ヒルダを頼む・・・!」といいました。まぁ、薄々気が付いていましたが、そして認めたくはありませんでしたが、ヒルダ王女は無難にゴードン皇子とくっつくという流れができあがりそうです。我らが王女をあんなカシュオーンの田舎の男に取られるなんて国辱にもほどがありますが、スコットがOKを出したのであれば、私が文句を言う筋合いもなくなってしまいます。ヒルダ王女が首を縦にふらなければあるいは、この話も破談になると思いますが、聡明な彼女は国民の空気を読んで、国を盛り上げるためにゴードンとの結婚も承諾しそうな雰囲気です。フリオニール(一介の浪人)ごときがヒルダ王女様にお近づきになるなど所詮は夢のまた夢だったのです。彼はベッドの上のラミア・クィーンの夢にときおりうなされる運命なのでした。

4人でどこかでひっかけようリチャードの号令で、幽霊4人組もそろそろ成仏の時間となりそうです。マハノンにいたシドやトブールさんがどうなったのか、語られないままお開きとなりそうです。天界も主が滅んでしまったので、今後どうなってしまうのでしょうね。でも、地上の生活には一切関係ないですから。いつまでも未練がましく地縛霊を気取っている場合じゃありません。
ひょっとしたら、「成仏=天界に帰るだけ」かもしれません。死んだら一切が無に帰すというのは、どうもこの世界の宗教観とは異なるもののようですからね。まぁ、これは想像ですが、ミンウの肩書きは「白魔導師」ではなくなってますね。もちろん現在のジョブは「天界の主(代理)」です。そして、4人ともまんまと永遠の命を手にしているに違いありません。皇帝(善)を倒すぐらいの力ですから、永遠の命ぐらい造作もありません。彼らの指導の下、マハノンは堕天使(モンスター)を駆逐しながらますます発展していき、ゆくゆくは一大王国にまで発展するのでした。そして反体制勢力との小競り合いなんかも起こったりして、結局人間って戦争ばっかりで愚かだね。っていう皇帝(善)の言葉を思い知るのです。

4人のうち2人は若いミンウたちがどこに去ろうとしているのか、ヒントはありませんが、彼らがフリオニールを信じて地上の世界を去るということは、少なくとも世代のバトンタッチを意味しています。老兵は死なず、ただ消え去るのみ。まさにそんな感じです。一つ可愛そうなのはスコットとミンウあたりは、世代交代するにはまだ若そうという点です。ミンウの覆面の下をみたことがないので、彼の年齢は不明ですが、これまでプレイしてきた中で思ったのは、いっても30代前半というところです。まだまだ、これから働き盛りだというのに運命に身を委ねて、天界に行ってしまうのですね。惜しい人材です。スコットだって結婚前の皇子様で、婚約者までいたくらいですから、20代と考えてもよさそうなもんです。弟に恋人のことを任せるなんて20代でできるでしょうか・・・なんかやっぱり切ないですね、人の死は。

接点が薄いけど認めようでも、4人の空けた穴はフリオニールたちが埋めてくれると信じて、遠い天界から見守ることにしましょう。意外と天界から地上へは自由に行き来できるかもしれないし、それならそれで名残惜しむこともないじゃないですか。感動は薄れますけど。

フリオニールは平和が義務にというわけで、血塗られた人間の歴史と戦争に終止符を打つのはフリオニールたち新世代超人(ニュージェネレーション)の役目ということになりました。戦争どころか、幼馴染とのわだかまりすら簡単には解けないでいるフリオニールですが、時間が彼を成長させ、レオンハルトとも共に世界をいい方向に導いてくれることでしょう。戦っても腹が減るだけ損ですから、仲良くみんなで飯を食べる世界を作ってもらいましょう。
マリアもレイラさんと仲良くしましょう。
ガイはジャイアントb(ry

エンディング長き戦いが終わりを告げた・・・」本当に長かったですね。このブログのFF2に関する最初のエントリーは去年の3月ですから、実に1年と3ヶ月以上もの長き戦いが繰り広げられていたことになります。FF2をクリアするのにこれだけ時間をかけた人もなかなかいないんじゃないかと思います。でも、これで思う存分ドラクエ5(DS版)に専念できるってものです。デボラとかいう新キャラが結婚イベントに絡んできそうな予感がしますが、ビアンカ派としては悩むところです。デボラはきっとツンデレなんですよ。ドラクエはよく時代に迎合しますから。

宇宙エンド!じゃあ、そういうことでお疲れ様でした。FFの2作目もなかなかやり応えがありました。チョコボのこととラミアクィーンのことは多分一生忘れないと思います。ガイがちょっと残念だったので、強いていうなら彼のエピソードを掘り下げてほしかったです。

さっきプレイしたけどな・・・あれ、追加シナリオをクリアしたら、追加シナリオができるようになっちゃった。何だろ、これ。