毒にご用心
西の城で「クラウン」探索を頼まれた戦士・エフエフご一行様。南の洞窟に一直線。便利な呪文「トクレセン タボービ」によると、確かに大陸南端の位置になにかのマークがありました。エルフの城と西の城の中間地点で寄り道すると行けるようです。岩山で遮られて容易には辿りつけない地形が南の洞窟のものものしさを増幅させます。途中、コブラとでくわし、戦士・エフエフがこのゲームを始めて、初めて毒の状態に陥ります。なんだか苦しそうな戦士・エフエフのドット絵。その後すぐにコブラの集団をなぎ倒し、幸運なことにいつかどこかの宝箱か何かで発見した「どくけし」を一つ持っていたので、すぐさま治療です。おそらくマトーヤさんの洞窟の中から拝借してきたものです。そう思うと心なしか効き目が随分と強力なような。さすが薬草の女王・マトーヤさん。水晶の目を取り返した暁には、タダでいろんな薬草を煎じていただきたいものです。
しかし、毒をすぐさま治療したことで、毒がはたしてどのような効果を持っているのかはっきりしないままになってしまいました。フィールドを4歩進むごとにダメージとかそんなかと漠然と思ってましたが、ドラクエと一緒とは限りませんもんね。毒状態がすごい深刻なものの場合、さて、アイテム一覧の中にもう「どくけし」は一つとしてありません。もしも次に、「毒」になった場合・・・。
歩みを止める4人の勇者。脳内勇者会議が開催されます。
エフエフ「このままいっても平気かね?」
ロマサガ「別に平気じゃね?」
ドラクエ「平気じゃなくね?」
エフエフ「誰かキアリー覚えないのかね。」
(一同、クロノの方を向く)
でも、無謀にも南の洞窟へ行ってしまった、4人組。フィールド画面では洞窟というより、「穴」って感じのグラフィック。ここにガイアの剣を投げ入れたりすれば、「クラウン」が出てきたりしないですかね。しないですね。恐る恐る中に入るとこれまた洞窟はこうもりでいっぱい。そしてまた律儀に話しかけても、「キィ・・・キィ・・・」ばかり。「ぼくは悪い蝙蝠じゃないよ。人間になりたいんだ。ホイミ」なんてヤツが出てくるのを願いつつ、洞窟を探索します。まず、入ってすぐに南北に道が分かれていますので、北から攻めることにしました。どうせすぐ行き止まりだろうと進んでいったら、意外に奥深く、まぐれで正解ルートをひいてしまったのかもしれません。「クラウン」を手にした状態でもう半分の南を攻めるのはちょっぴりモチベーションが下がるところです。目的物は是非とも最後の最後にあって欲しいものなのです。どっちにしても洞窟は隅々まで探索しないと気がすまない性質なので、分岐点の先に行き止まりしかなかろうとも嬉々として確認しに参りますけどね。
で、北のルートは結局不正解でした。見落としはないはず。宝箱が結構見つかりましたが、強そうな武器とかはいっさいなしです。「ブロードソード」とかもう買っちゃったって話ですよ。武器屋で購入した武器・防具が、洞窟の宝箱から出てくるこの悔しさは、RPGの醍醐味なのかもしれません。買わなきゃよかった。ジャンプ買って帰ったら、父親が既に買って帰ってきてた、みたいな。そんな小学生ばりに小遣いの少ない戦士・エフエフご一行様、ふいに現れたコブラか何かに咬まれて再び「毒」状態に。白魔道士・クロノよ、今こそ君の白い魔法でなんとかするときじゃないかな?