できるかなファイナルファンタジー

竜騎士・カインはゴルベーザに捕まって、バロン王と同じように従わされていると考えるのが無難でしょうか？バロン王のように猜疑心を高められている印象はないので、カインが従っているフリをしているだけという可能性も捨てられませんが、今ある状況から答えは導き出せなそうです。戦いのさなか、必死でセシルは問いかけますが、カインは問答無用とジャンプ攻撃を仕掛けてきます。ジャンプ中攻撃できないのかと思ったら、割とすぐ降ってくるんですね。ダメージ比でいくと暗黒剣を使ったセシルの方が一発のダメージがカインの攻撃より2～3倍大きいので、回復に気を付ければ負けないかも・・・でも、所詮イベントバトル、カインの3回目のジャンプのあと、二人の対話ムービーが始まります。

ゴルベーザのことを問うても、そこは一切回答しないカイン。全く何もわからないまま、ヱヴァンゲリヲンQのシンジくんみたいな気持ちになるセシルです。暴走しちゃうぞ！無慈悲にカインのスピアがセシルを襲いますが、そこでヤンが止めに入ります。一旦、槍を止め、ヤンの蹴りを治めると、セシルは構わずまたセシルに向き直りとどめを刺そうとします。そこに「やめてー！」とまた邪魔が入ります。もちろん、ギルバートではありません。クリスタルルームに退避したはずのローザとリディアが走り寄ってきました。

ローザ「カイン！まさか、あなたまで・・・？」
カイン「う・・・ううッ！俺を・・・、見るな・・・！」

急に槍を地面につき、苦しみだすカイン。この反応は明らかにローザが発端です。ということは・・・やはりカインの横恋慕コース確定ですかね？ローザはセシルと幸せになると自分に言い聞かせてきましたが、そんな気持ちをゴルベーザに見抜かれて、セシル討伐に利用された・・・という線が出てきましたよ。

ローザの登場で一転こちらのつけ込む隙が生まれたように思いましたが、敵の大将はそれを見逃しませんでした。ゴルベーザがついに姿を現し、「何を血迷っているのだ、カイン・・・。」とセシルより重苦しい甲冑姿でカインを威圧してきます。そしてセシルの存在に気が付くと、手のひらからご挨拶の一閃。こいつ暗黒騎士だけど黒いサンダガみたいなのを放ってきますぜ！ヤンもギルバートも雑魚扱いで合わせて一閃。ギルバートはわかるけど、ヤンまで赤子の手をひねるようにいなされてしまうとは、実力差が段違いです。赤き翼団長の座は、今のところ復帰の目がなさそう。セシルにこだわり過ぎたのをたしなめられ、カインはゴルベーザに言われるがまま、クリスタル奪取に部屋の中央に進み始め、これで敗戦ではありますが、この戦いは終結・・・と思いきや、ここで大人しくしていられないのがローザさんです。カイポくんだりまでセシル捜索に無茶しちゃうこの女性が、幼馴染のカインに一言もの申さぬわけがないです。「やめてカイン！」これで歩みを止めてしまうカイン。やはりローザの声だけがカインを止められるのか～。将来的にカインが仲間に戻ってきたとして、ちょっと関係にしこりが残りそうで・・・やりづらいなぁ。今となってはクリスタルよりもみんなの命を守る方が優先だと判断したセシルは、食い下がるローザを止めようとしますが、それをみたゴルベーザが「ほう、そんなにこの女が大事か。」とローザをマントの中に・・・消してしま・・・った？謎の魔術でローザを連れ去られ、これでカインを邪魔する者もなくなり、セシルとはローザを人質に再開の約束までしちゃって、万事ゴルベーザの思うつぼとなりました。

こうして、ファブール攻城戦はバロン側の勝利で終わりました。カインも「命拾いしたな」とか捨て台詞を残して、ちょっと小物感を出しちゃいましたね。悪の力を借りてローザへの愛を実現しようとしてしまうカイン。確実なものにするためにセシルの命を絶ってしまいたかったところですが、なぜかゴルベーザはセシルのことを特別視してるみたいで、殺されずには済みました。しかし、クリスタルに加えてローザまでも拉致され、回復役がちょっとコマ不足です。連れ去られたローザとカインの間で起こるドラマもちょっとみてみたいですね。ローザになんて言い訳する気なんだ、カインよ。

とりあえず、存在感を殺していたリディアがケアルの全体がけをして、みんなを起こします。大の男三人がしょぼくれているところ、喝を入れるリディアですよ。ローザはきっと無事、クリスタルも取り戻せばいい、前向きな発言で頼もしいリディアの姉御です。ファブールとはこれをきっかけにいい関係が築けたみたいなので、ヤンも含めて今後のことを話し合っていきましょう。