国産RPGの二大巨頭「ドラゴンクエスト」と「ファイナルファンタジー」。ドラクエ派の自分にFFがプレイできるのであろうか?

できるかなファイナルファンタジー

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後退戦

ラジカル・ドリーマーズ、順調にシナリオ攻略を進め、7本コンプしました。書斎がいろんな起点なんすね~。これで心置きなくクロノ・クロスを始められます。ラジカル・ドリーマーズがクロノ・クロスの原点らしく、いきなり三人組で始まるだけで嬉しくなって、先にラジカル・ドリーマーズをやっておいてよかったってなりました。平成8年でまだ微妙に昭和後期を引きずりつつ、しかし時代の変化を意識しなくちゃならないあの時代のネタ作りは、今の人にどう映るんでしょう?っていうか、今の人もプレイしてくれるのかな?

さて、ギルバート王子の仲介もあってファブール王にゴルベーザ対応を正式に依頼されたセシルはさっそく最前線に配備されます。あれ?ゴルベーザは近いうちにファブールを攻めるだろうと予測は立ってますが、もう来るの?ヤンが帰ってきたばかりのこのタイミングで?そんなことある?

城門の見張り僧「きました!」

本当にキターーーーーー!

セシルとギルバートを脇に据えて、僧兵隊隊長のヤンが城門を守ります。ダムシアンでは間に合いませんでしたが、ついにプレーヤーの前にゴルベーザが登場することになるのかな。あちらの狙いはクリスタルなのでいきなり空爆はせず、白兵戦で城の中を攻略するのが先という戦略でくるみたいです。クリスタルって・・・城の外に持ち出したりはできないんですかね?そんなに大事なら、ダミーを用意したり、在りかを秘匿したりなんかやりようがある気もしますが、バロン王が暴れだす前はそんなことを考える必要がないくらい平和だったのかな?そういえば、バロン王に水のクリスタルを献上したとき、王様はしっかりクリスタルが偽物ではないことを確認してましたよね。クリスタル争奪ゲームで一番頭を使ってるのがバロン王国なのかもしれません。

さて、敵の先兵が到着しました。まずはキャプテンとバロン兵2人が相手です。リディアがいないだけで、雑魚一掃役が不安になりましたが、そうだ、ヤンには蹴りがありました。そしてギルバートの誘惑の歌がハマって、ノーダメージで一勝目をあげました。が、ここで赤き翼による爆撃が開始されました。えっ?クリスタルあるのに、そんな感じなの?ダムシアンなんて最上階が露天になるくらい徹底的に破壊してたけど、クリスタルが盗られるまでは雑に破壊できないよね・・・って思ってたら、普通に城門を局所的に爆破してきました。さすが赤き翼・・・セシルが育てました!

さすがに外にいたら即全滅もあるので、城内まで後退を余儀なくされます。勝ち目の薄い戦いに巻き込んでしまったことを改めて詫びるヤンさん。「言ったはずだ。僕たちの戦いでもあると。それに負けと決まったわけじゃない!!」どうもセシルには、負けない可能性がみえているようです。ホントかな~?根拠は示されないので、想像するしかないですが、ゴルベーザは人任せにせず、自ら手を下すタイプの人物っぽいです。洗脳みたいな方法でバロン兵を操っているのであれば、ゴルベーザを処理さえできれば戦いを止められるかもしれないですね?・・・これでゴルベーザがこなかったらどうしよう・・・。さて、あちらの二陣がきましたよ。次は明らかにモンスター兵です。
サハギン、ドモボーイ、レーシイの組み合わせと。レーシイは今作初の女型モンスターかな。下半身が蛇か魚っぽい姿をしてますが、これはFF版ってことでスラブ神話ではお髭の森の精霊らしいです。ドモボーイといいスラブ神話モチーフ、結構ありますね。これは難なく蹴散らしたのですが、敵の第三陣がくるとなぜかモンク新兵に任せて、3人は後退します。ん?まだここで踏ん張れる気がするんだけどな~。

王の間の前まで後退しました。ヤンによると王や女子供は既に安全な場所に避難済みだそうです。敵のキャプテンが「とつげきーーー」の号令を出すと、元同僚のバロン兵が襲い掛かってきます。敵側に見知ったやつがいたら、情緒がおかしくなりそうですよね。やっぱ戦争はイヤだなぁ。キャプテンを先に倒すとバロン兵が何をしたらいいかわかんなくなるの面白いですよね。集団を管理するという面では軍隊は参考にできること多いらしいですよね。コロナ禍にあっては日本人は軍人みたいにテキパキと動いてくれて、他の国とは変わった感染者数の遷移を経てきたみたいですね。とはいえ、個人の時代、自由の時代にずっとアクリル板とマスクに囲まれ、花見もできないでいると、どこかでうまくいかなくなりそうな気はしますよね~。

さて、いよいよ王の間まで後退してきました。ここは鍵がかかるみたいです。クリスタルはこの間の上階にあるそうです。王様は無事ならあと守るものはクリスタルか・・・逆にクリスタルが国民を守ってくれよ、ってちょっと思いました。さて、一回落ち着けるかと思ったら、モンク僧の一人が何を血迷ったのか王の間の扉を開錠しちゃいました。「人間じゃ・・・ない!!」とギルバート。モンク僧に扮していたガーゴイルだったとは・・・。ガーゴイルにそんな変装スキルあるの?タイミング的にクリスタルの場所を確認し合った直後ですから、この情報が表に出てくるまで僧のフリをしてたってことですよね。ヤン隊長にも気づかれずスパイ活動を行っていたガーゴイルかぁ。もう、人も信じられなくなりそう。ロシアによるウクライナ大統領のフェイクニュースやフェイク動画が情報戦に使われているらしいですが、大量のウソが情報をインターネットを棄損しちゃうんですよね。変なワイドショーで不適当なコメンテーターがしゃべっている、なんてのはまだ訂正がたやすいんです。これからの時代、シグナルとノイズは果てしない戦いを始めそうです。

なお、ガーゴイル自体は大した敵ではありませんでした。やり手かと思って気を張って対処したら肩透かしでした。その後連戦の上、3人はクリスタルルームまでの後退を余儀なくされ・・・と思ったらドジっ子・ギルバートがけ躓いて、追手に追いつかれてしまいました。この演出は要らないような気もしますが、もしかすると後で効いてくるかも。「何をやってもダメな僕だったけど、最後は役に立てたかな?アンナ、これで君の下にいけるよ・・・。」みたいな散り方が脳内再生されました。あの大きな月で仲良くできたらいいね。(勝手に殺すなって)

クリスタルルームに到着して、もうこれ以上は後退できないところまで追い込まれてしまいました。何だろう、クリスタルを安置するような場所はやっぱりしつらえが特別なんですよね。鏡面のように磨かれた床に三人の影ともう一人・・・。風のクリスタルはただ静かに、その光をたたえていた・・・。