国産RPGの二大巨頭「ドラゴンクエスト」と「ファイナルファンタジー」。ドラクエ派の自分にFFがプレイできるのであろうか?

できるかなファイナルファンタジー

« 集合時間 | メイン | その後の地上 »

戴冠式の出欠

舞台はファブールのヤンの元へ!なんか・・・玉座に座ってません!?「あんたー・・・。」ヤンの奥さんの呼びかけに「今やおまえも王妃だろう!あんたはよさんか!」と嗜めるヤン・・・本当に即位してやがる!世襲しない王「家」とは?隣に先王がいますが、確かこの王様もモンク僧兵出身者だったと聞いた気がします・・・ってことは、先代からの指名制か、あるいは選挙ないしは人気投票的に決まったのか、それともモンク兵の出世コースのゴールに王座が用意されてるのか・・・。この国はホブス山で優秀なモンクを全滅させられた経緯があるので、ヤンの出世を阻むものは先代の王以外には考えられないですが、先王に配偶者や子供がいる描写はなかったので、ヤンが養子として王家に入っていったのかもしれません。ヤン・ファン・ライデン・・・ヤン・ファブールとかになっちゃうの?

「ヤン・ファン・ライデン」で検索すると16世紀ごろの宗教家が出てきます。千年王国を建国しようとして反乱をおこした人だって。「ライデン」は辮髪で体術が得意そうなので勝手に「雷電」だと思ってましたが、オランダの都市の名前(Leiden)なんだそうです。

ヤンの奥さんはああいう気性ですから堅苦しい地位にイマイチ慣れなそうにしていますが、さらに輪をかけて王に慣れないヤンは兵を連れてどこかに稽古しにいっちゃいました。一応、クリスタルルームも持つ大国なんですが中身は「道場」って感じです。先王はそれが新しいファブールの姿でいいと考えているみたいなので、まぁいっか。飛空艇時代になってモンク兵だけで勝利というわけにもいかないでしょうが、日本の陸上自衛隊員さんたちが災害被害地で活動されているのを見ると、鍛えられた人間はあらゆる場面で必要とされるなって思います。あと、この世界では大きな港湾がファブールにしかなくて、もしかしたら海鮮が世界一おいしい国かもなって思ってます。水揚げ量と比例して船舶も設備も必要でしょうし、飛空艇の空母が最初に生まれる国の可能性があります。

次は一番国としての機能に損害が大きかったダムシアンです。アンナとリディアに勇気を教えられたギルバートが復興作業にあたっています。えっと、王子だったギルバートももう国王なのかな・・・エブラーナ、ファブール、ダムシアンと一気に世代交代が進んじゃいましたね。多分、バロンも・・・。ゴルベーザが世界を一新させちゃいましたね。

世を忍ぶ仮の姿としての吟遊詩人でしたが、竪琴さばきは相変わらずで、子供たちの求めに応じてパラディンの歌なんて作ってるみたいです。あっ、子供たちが「王子様」って呼んでるので、正式にはまだ王位にはついてないのか。式典みたいな催しをするには、まず城の再建って考え方なんでしょうね。私だったら新リーダーを先に立てて国民に将来のビジョンを見せてあげるのがいいような気もしますが、ギルバートは性格的に目の前のことからやっていくタイプなのかもしれません。

「アンナ・・・。君は空から見守っていてくれ・・・。僕には、ダムシアンの人たちがいる・・・!テラさんと仲良くね・・・。」ダムシアンは多分、将来後継者不在が問題になるかもしれません。ギルバート陛下、誰か娶ってください!って頼まれても「僕にはアンナが・・・」っていいそう。女性のように美しい面持ちという触れ込みで登場したこの人は、優男キャラ、ヘタレキャラとしてセシルが少しマシにみえるという役回りでした。戦いにおいては、船の難破で長くリタイアしていて、病床から「ひそひそう」を使ったファインプレーだけが語り継がれるのでしょう。「ひそひそうの歌」は絶対作ると思う。むしろ王子という立場がファブールでも信頼を得られたり、ホバー船を使えたり、アントリオン・・・はちょっとアレだったか・・・何かと便利でしたね。最終的にテラとの確執も解消したってことでいいんですかね。トロイアで再会したときはベッドの上でしたが、ゴルベーザの侵攻をなんとか防ごうとしていたってことは伝わってたはず・・・。まぁ、ダムシアンもギルバートもこれからですね。

ドワーフ国もやはり城の補修に明け暮れているようです。「王様!資材が足りないラリ!」という部下に対し、「えーい、戦車をつぶせ戦車を!もう、戦は起こらん!」と返すのが印象的ですね。戦争は終わり、戦争の道具は線路になったり東京タワーになったりするものです。平和のための鋼材に生まれ変わるのです、戦車よ。地上とは穴も開いて飛空艇で行き来できるようになりました。地上と地底で交易を行うのであれば飛空艇技術が必須ってことですね。シドが長く滞在していて、一緒に飛空艇の改造も行ったこともありますので、将来化けるかもしれないぞ、この国も。

「父上?セシルさんたちどうしてるかしらね。」ルカ姫の問いかけに「それなんじゃが、いい知らせじゃ。」とのこと。セシルとローザがバロンの王と王妃になるってさ!FF1、FF2、FF3と主人公の国盗りを妄想してきた私ですが、ついに念願の戴冠ですか!しかも平和的に!・・・本当は兄の狂乱ありきの交代劇ですが、場が荒れるので黙っていましょう。ジオット王のとこに戴冠式の招待状が届いているってことは、月以来ぶりの全員集合ってことでしょうか。あっ、一人来なそうなやつがいるかも・・・。「王様、サボってるラリ。」フラットな王家で手を止めて話してると部下にめっちゃ言われます。「ええい!戦車をつぶせー!」(とっさの仕事をしているフリ)

ここで試練の山っぽいところに場面が変わります。セシルとローザの名前をつぶやくカインの姿がそこに。おー、初めて兜を脱いだー、けど顔出しはNGなの?幼少期は回想で顔がみえたけど、今は裏切り男というキャラのせいでシャア・アズナブル的に素顔を隠し続けるのですね。何にびっくりしたかって、兜から出てたヒラヒラの装飾・・・あれ、地毛だったんだ!竜騎士的に風を測る器具かなんかだと思ってましたよ。やはり、すばしっこく移動するキャラには「ゆれもの」がついてると見栄えがしますもんね。セシルの長髪とはまた違ったタイプのロン毛でイイと思います。

「今の俺には・・・おまえたちを祝福する権利はない・・・。」そういって戴冠式には欠席の方向ですかね。無二の友、長く幼馴染だったからできれば祝福してほしいでしょうが。あれだけやらかして披露宴に出席するメンタルは私にもないかも。ローザへの未練もまだ断ち切れてなさそうだし、第三の裏切りを結婚式の定番パターンでやらかさない自信がない?この試練の山で腕を磨いて、父を超える竜騎士となったときにやっとバロンに戻れる気がするんだそうです。カインの父親が絡む話を最序盤のころに何か言ってた気がしますが、バロンの中では名家出身っぽいし、先代バロン王の覚えもよかったので、カインさえ望めばセシルはいいポストを用意してくれそうではあります。(お人よしなので)ただ、出世競争で負けた相手の下にいるのがカイン的にはどうなんでしょうね。カインならまたセシルと対等に並べるような生き方を目指せるような気もしないでもないです。ミストの村あたりはバロン領なのかな・・・あの辺の山あたりで一旗揚げてみるとかどうでしょう?トロイアの南辺りがどういう勢力図を描いてるかわかんないけど、野心をもっていてもいいかも。

アガルトの村の天文学者・コリオとその弟子は相変わらず月を観測しているようです。弟子が何か異変に気付いたようです。

あー、途中で明らかにガクッと月の軌道が変わりました。そして、徐々に地球との距離が離れていきます。どうした月の民!?青き星での生活を諦めたのか?それともセオドールがどこか行きたがったのか?第2のゴルベーザでも生まれた?わかんないけど、兄弟はもう会うことはもうないみたいです。せつない・・・天文学者ぐらいしかすぐには気づけなくって、気づいた頃に魔導船で追いかけても手遅れっぽいですね。誰のエピソードを描いても、結局ゴルベーザに全部持っていかれる・・・。最後は直接登場もせず月だけで存在感を表す男・ゴルベーザ。