国産RPGの二大巨頭「ドラゴンクエスト」と「ファイナルファンタジー」。ドラクエ派の自分にFFがプレイできるのであろうか?

できるかなファイナルファンタジー

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月面東奔西走

最近このサイト用にTwitterアカウントを用意してみました。まぁ、ボットがつぶやくだけなんですけど、古い記事の話が出てくるとちょっと懐かしくておもしろいです。後でサイトのどこかにもリンクをつけないとなー。

さて、月面に舞い戻ったセシルたちはクリスタルめいた建物の近くに着陸したものの左手からは入れず、高台から裏手に回って右から行ってみても入れず、このランドマークは飾りなの?ってちょっと憤っているところです。仕方がないので近くの洞窟に潜入することにしてみると、そこは月の地下迷路 西でした。「西」と呼ぶからには他にも地下通路があるんでしょう。都内の大きい百貨店なんかにいくと、大きいビル一つでは商売の規模的に足りなくて西館・東館みたいにわかれて、途中階に連絡通路なんか渡されてたりしますよね。でも地方から出てきた田舎者には西も東もわからなくて今どっち館にいるのかさっぱりわからなくなるのでした。池袋の東武と西武がいまだにいろいろメダパニでコンフュです。まして、月面マップは狭く、月一周も容易いのでどこを起点に「西」なのかが問題になります。あのクリスタルめいた建物がやはり中央構造物と考えていいのかな・・・。

月の地質は灰色の土ばかりで、植物は生えていません。地下通路もやはりそんな感じで景観としては寂しいばかりです。そんな中、「不思議だ・・・なぜこうも・・・懐かしい・・・?」とセシルがつぶやくんですよね・・・。月と因縁があるんでしょうけど、その辺の話が近く盛り上がってくるんでしょうか?セシルの父を名乗る試練の山の謎の声・・・確かに魔導船の話もあのタイミングで出てきましたっけ。バロン王がオーディン化して、搭乗時に月を背負ってるのは関係ないかな?月への執着といえばむしろゴルベーザか。月に来ていよいよクライマックス感が出てきてますね、FF4。

地下通路(西)はあっさり通り過ぎました。月の地表の狭い通路に出て、少しくぼんだ地形がありましたが、特に何もない様子。いっそ魔導船でこの窪地に着陸すればよかったかな?ダークグラネイドとブラックプリンに苦戦しながら進んでいくと今度は月の地下迷路 東が出てきました。近くにもう一つ洞窟が見えるので通路を抜けるとあちら側にいけるのだと想像されます。こちらの通路もやはり単純な作りで、たまに宝石のように輝く鉱物が落ちてるくらいです。誰かが掘った通路なのかどうかはちょっと判別しにくいですが、技術力で地球人を上回るという月の謎文明があればもっときれいに掘れたんじゃないかと思われます。

東の通路を抜けると、例のクリスタルめいた建物の南面に出ました。そして、建物の前に岩壁こそあるものの穴が開いていてそこから入城できそうな雰囲気です。

入ってみるとクリスタルルームを思わせる建築様式の部屋に出ました。ここが月の民の館なんだそうです。月の民っていうことは、ついに月面人との邂逅が期待できそうです。そしてあわよくばゴルベーザに先回りして月の軍事力を掌握して地球に安寧を取り戻したいところです。

建物の右手はMP、左手はHPの回復施設になってました。仕組みは謎ですが、魔導船内の回復ポッドみたいな感じでもなく、床に乗ったらセンサーが反応して、キラキラに包まれて回復するタイプですね。非接続充電機みたいに気軽に充電できそうなところがいいですが、HPとMPとを別々に回復させなくてはならないところがネックです。ダムシアンにもMP回復ツボがありましたよね。チョコボの森の白チョコボも同じく、ケアル使いが一人いるとMP回復機でHPもまかなえるのがいいですよね。結婚するなら絶対ケアルが上手な人がいいですね。(料理が得意な人みたいな)セシルとローザは二人でケアル使いなので、もうみんながいないところでは、お互いに回復しあってイチャイチャしてるんですよ、きっと。リディアなんて幻界で育ってる間に人間の男の子もいないところで白魔法全部忘れちゃったんですからね。青春を奪われたかわいそうな子です。

しかしまだ月面人に会えてないんですよね。いつの間にかゴルベーザに滅ぼされていないでしょうね?建物の真ん中を進んでいくと、「よくぞ参られた!」とついに人の声が響き渡ります。この人は月の民の眠りを守るフースーヤさんだそうです。ん?吉本のお笑い芸人さんかな?Wikipediaさんによりますと、こちらのフースーヤさんがコンビ名の元ネタだそうです。他の名前案には「カイナッツォ」もあったそうでインパクトだけでいえばこっちも面白そうですが、さらに元ネタをたどると神曲のマレブランケ(地獄の鬼)の名前らしいので、地獄で笑いがとれるかどうかは難しいところです。なによりパロムとポロムのファンに嫌われるというディスアドバンテージを負うことになりそうなので、やめてよかったのかもしれません。

フースーヤおじいちゃんは白くて長い髭と禿げた長い頭が特徴的で、七福神の一員として宝船に乗っていてもおかしくなさそうな容姿です。FF4のキャラとしては長ったらしいファミリーネームもなく単純にフースーヤという名前みたいです。正座してセシルを待ち受けていてくれたみたいですが、「月の民?」と話をさえぎってわからないことに果敢に切り込んでいくセシルに話の主導権を持っていかれてしまいましたね。私が月面人と呼んでいたのが月の民なんでしょうね。どこかの居酒屋っぽい響きがありますが、火星と木星の間にあった星が絶滅の危機に瀕し、青き星(多分地球)目指して船(多分魔導船)で逃げてきたのが月の民ということらしいです。確かに火星と木星の間には小惑星帯があって、よくそこから隕石が飛んできますね。天体としては小規模ですが、生命がかつてあった、というのがFF4の世界観というわけですね。

地球に来た月の民ですが、地球の生命はまだ進化の途中で邪魔しちゃ悪いだろってことで月をもう一つ作って一旦ここで眠りにつくことにしたんだそうです。すげー理性的!地球人だったら、とりあえず入植して勝手に開拓し始めちゃうところですよね。人類もSDGsとか言い出しましたが、その横で大きな地下資源を持った国が戦争を始めるし、中央に権力を集め始めるし、まだ全体を視野に入れた判断なんて無理なレベルだと思います。FF4の国も自分のところのクリスタルを死守するのが大事で、国家間で連携して侵略者からクリスタルを守る制度を構築できないでいましたよね。

すげーぜ、月の民!って思いきややはり反対勢力はいたようで、地球の民なんて焼き払って、月の民で侵略しちゃおうぜっていう派閥もあったそうです。「私はその者を封じ込めた・・・。」さらっとフースーヤさんは怖いことを言ってきましたが、過激な反対勢力側の意見は月の民目線だったら当然あり得る主張だとは思います。だって、母星がダメになって、移住先がみつかったのに、先住民がいるから育つのを待ってやるってのは面白くないですよ。月の民の寿命とか「眠り」とやらの仕組みとかも謎ですが、「先住者を焼き払って」は行き過ぎだとしても、共存共栄とかは探れなかったんでしょうか?・・・イルカは賢いから将来的に人間レベルになるまで寝て待ってあげよう・・・って言われたら賛成できないかな。先住者としては恐竜だったらどうでしょう?過去に移住できたら人間はテクノロジーを持ち込むべき?ちょっと前提条件も違うので何が正しかったか議論するのも難しそうですが、フースーヤ側が強くて地球侵略側は封印されちゃったということは覚えておきましょう。

その侵略側の思念が眠っている間に強まっちゃって、悪しきゴルベーザの野心を刺激したと・・・これがバロン転覆に始まったFF4の発端ということらしいです。そっか、異星人から地球を守るのが本作の根幹にあたると・・・ゴルベーザは地球人のくせに地上を月兵器で壊滅させようとしているのはなぜなのか、という謎も解けましたね。ゴルベーザは操られていた・・・その操縦者にして侵略論者の月の民の名はゼムス!こいつがラスボス!?