国産RPGの二大巨頭「ドラゴンクエスト」と「ファイナルファンタジー」。ドラクエ派の自分にFFがプレイできるのであろうか?

できるかなファイナルファンタジー

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異常な村

「武器製造現場」をヒントに幻獣を探して回るリディアたちはファブール南に集落を発見しました。名前はミスリルの村だそうです。この村はしょっぱなからぶっ飛んでまして、村民はみんなミニマムされています。違うか。これは小人の村なんですね。「おや、君は人間だね。われわれを踏み潰さんよう気をつけてくれたまえ。」と第一村民に注意されたので、人間による小人踏みつぶし事故がわりとあるんでしょうね。

小人っていうと日本だと一寸法師あたりが連想されます。ワンピースだとトンタッタ族とか?小さい以外は人間と同じっぽいのですが、何か特殊技能とかはないんですかね?自動販売機の下に潜り込んで小銭を拾ったり、ネズミにまたがって移動したり、オーソドックスな小人像はこんな感じでしょうか?

どうも人間が訪れることが稀なのか「で、でけー!あんたら、もしかして巨人か?」と驚かれる一幕も。ガリバー旅行記みたいですね。ドラえもんの大長編・宇宙小戦争(リトルスターウォーズ)も思い出されます。小人目線では確かに巨人ですもんね、我々の方が。基本的に腕力で負けることはないので、トラブっても最悪腕力で切り抜けられそうという、精神的に安心な地域ではあります。小さくなる手段がこちらにはあり(ミニマム)、小人と一緒に沸かした牛乳を浴槽に入れて浸かることもできますね。FF3のときは小さくならないと通れない穴もありましたが、今作ではどうでしょう?

宿屋に行くと、村一番の美人でマドンナ(自称)がいました。が、小さすぎて美醜を判別するのは困難でした。3DCGでいうところのLOD的に顔のディテールが省略されてしまう小人族なのでした。マドンナのパパも同席していて、美人の娘を持つと気苦労が絶えないとぼやかれましたが、さっぱり実感が湧きません。どうしてもリカちゃん人形やバービー人形が頭をよぎるので、良品だったら価値が高そうっておもちゃと比較してしまうのでした。リカちゃんパパはフランス人の音楽家なんですよね。(こち亀にいろいろ教えられたなぁ。)
そして宿屋の店主はブタでした。・・・ミシディアで意地悪されたのか?って真っ先に思いました。そういえば、この宿屋、どう考えても小人サイズじゃないんですが、いいんでしょうか?ブタが宿泊しにくるのかな?小人用のベッドとかは特になさそうなので、外界からくる人間向きの施設なのかもしれません。

道具屋は小人が店番してました。そして武器屋に入ると・・・カエル!今度はカエルが経営してました。ブタ、カエル、小人と3大状態異常が揃ってしまいました。そうかこの村は小人の村じゃなく、人間じゃない何者かの集落なのか。人口構成が腑に落ちたところで武器屋を物色するとミスリル装備品でいっぱいでした。なるほど名産品が村の名前になっているわけか。つえ、ナイフ、ハンマー、ソード・・・ミスリルは素材として特に強い力はなさそうです。この町には船か飛空艇が必要なので、タイミング的にカイナッツォ討伐後あたりでこれたはずで、そのタイミングでは使える装備品だったのかもしれません。防具屋も同じくミスリル製品が棚を占めていて、シールド、ヘルム、アーマー、こて、とどれも要らないのでスルーさせてもらいました。

防具屋の前でイカしたダンスを踊ってくれたのは、ミスリルブラザーズの面々です。小人、ブタ、カエルとこの村を象徴するような構成で、三人揃っていつもの踊り子さんのようなダンスを決めてくれました。なんでしょうね、これ。この村、精いっぱいのエンターテイメントなんでしょうね。キャラは粒ぞろいなので、大きな都市に出稼ぎに出たら意外と化ける・・・のか!?ちょっとプロモーションに付き合う余裕は今のところないので、誰かこの三人をよろしくお願いします。

さて、この村の名産品の材料となるミスリルが採れる鉱山の話もでてきました。ここから遥か北に位置するそうで、小人たちの足だととんだ長旅だそうです。ん?この村、島にあるけど、鉱山は島内にあるの?フィールドマップ的にセシルが入れる場所なら何かありそうだし行ってみたいけど、どうなんだろ、舞台としてのミスリル鉱山はないのかな?

「そんだけ大きいと食費も大変だろう。やっぱアリのステーキとか食べるのかい?」というのはカエルの話です。トードでゲコゲコお鳴き!をやられたときのカエルってサイズ的にはセシルの半分くらいの体長で、カエルとしてはデカいと思います。小人よりは大きいが、ブタほどではない・・・なのでアリのステーキはあんまりピンときません。アントリオンっていうデカいアリジゴクなら過去に対戦があるので、もしかしたらこの世界のアリは思ったよりずっと大きいのかもしれません。とはいえ、アリはうまそうに思えませんが、カエル的にどうなの?ググったら食べないこともないらしいですが、好物ではなさそうです。あのカエルはセシルの何を見てアリのステーキを連想したんでしょうね?

結局、この村には幻獣はいませんでした。「ミスリル」って響きは武器と関係ありそうだったのですが・・・。最後にブタがまだいたので話しかけると「僕らがミスリル銀を採ってきたのをカエル君が精製してこびと君が加工するんだ。人間用の武器なんかも作ってるよ!」とのことでした。しかし、カエルの精製所も小人の加工所も非公開なので幻獣もたどり着けてないでしょう、多分。確かに入れない家屋がいくつかあったんですよね。あそこでカエルが銀を炉にくべるのを想像するとちょっとおもしろいです。そして、小人が精密加工業に向いていることに気づかされ衝撃を受けました。ぜひともこちらの世界でも半導体生産を担っていただきたい!

さて、当てが外れてどうしようと思って、また島を探し回っていたら、まだ見ぬ洞窟を発見しました。さんざん飛び回ったのですが、どうもさっきのミスリルの村のすぐ隣の島だったようです。気づかなかった・・・。ただ、この洞窟にファルコン号の着陸スペースはありません。船でもないと・・・と思いましたがよくみるとミスリルの村のある島から浅瀬でつながってました。おっ、これはエブラーナの時のようにエンタープライズ号とホバー船のドッキングギミックが役立つチャンスかも!というわけで急ぎエブラーナへ・・・。

しっかりホバー船をキャッチしましたぜ・・・、このエンタープライズ号のギミックの出番がまだあってうれしいです。せっかくシドの弟子につけてもらったのに、使い道がなくてつまんなかったんですよね。エブラーナに何か用事があったような気がしますが、とりあえずさっきの洞穴に戻ります。

ホバー船に乗って入ってみると、ここはアダマン洞窟と表示されました。ミスリルに続いて、鉱物臭い名前ですね。ずばりアダマンタイトと関連がありそうで、すなわち鍛冶屋と結びつきそうな流れです。洞窟内は高さがあって、長い階段を上っていくと簡素な住居が一つあり、住人は小人が二人いました。手前は子供の小人で奥にいるのがお父さんの小人。子供が言うにはお父さんはしっぽ集めが趣味なんだそうです。しっぽ集めってどういうことだ?森の生物から尻尾をちぎって収集していると考えるとなかなかえげつない趣味ですが、動物のはく製趣味の簡易版ってかんじなんでしょうか?セシルも実は一つコレクションを持ってるんですよね、ネズミのしっぽなんですけど。これを交渉の種にお父さんからクラスチェンジを賜ったりできるでしょうか・・・。硬貨コレクションでいえば、ネズミのしっぽなんてギザ十程度だったらどうしよう。また、子供の話では最近珍しい鉱石が見つかったらしいです。アダマンタイトしか思いつかないのですが、アダマン洞窟でアダマンタイトなんて珍しくなかったりしますか?

それでは、いざお父さんと交渉です。「なんだおまえ、あっちへ行け!」と強力な先制パンチを食らいましたが、尻尾を持ってるなら話は別だそうです。尻尾は持ってて然るべきもの、という彼の価値観には疑問がありますが、さっそく「ネズミのしっぽ」を渡しました。なんなら「ネコの爪」もありますが・・・要らないか。どうもお父さん的にネズミの尻尾はツボったらしく、少しだけアダマンタイトをわけてもらえました。お父さんはまだまだ貪欲に尻尾を所望していましたがちょっと手持ちがなくて、それならあっち行け、だそうです。クアールのひげとかもありますが・・・やはり尻尾以外には見向きもしないのか。なんだろうこの偏屈ぶり。ミスリルの村でみんなと仲良く暮らせないアウトローなんですかね。子供もお父さんと二人暮らしで寂しくないのかな?お母さんは愛想をつかして、出て行ったのかな?夫の趣味を理解できず、妻がグッズを勝手に捨てる悲劇はたまに聞きますが、しっぽの収集なんてまさに夫婦の間に亀裂を作りそうですね。

さて、アダマンタイトは手に入りましたが、これをどこで使うのかまだ謎です。エンタープライズ号に乗ってまた近海をさすらってみます。