国産RPGの二大巨頭「ドラゴンクエスト」と「ファイナルファンタジー」。ドラクエ派の自分にFFがプレイできるのであろうか?

できるかなファイナルファンタジー

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磁場の拘束

ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密を見に行ってきました。魔法使いってドラクエやFFだと体力で劣る女子が台頭にパーティーのメンツになれる職業ってイメージがつきがちですが、あれだけ大勢の魔法使いが住む世界があると、魔法が使えない人間(マグル)は下に見られ、なんなら被差別対象ですよ。ハリーポッター時代からえぐいマグル差別が描かれて、なかなか学びが多い作品です。

道草を食ってお腹いっぱいになったセシルはトロイアに戻ってきて、ダークエルフから土のクリスタルを奪還する作戦に従事するのでした。まず、目標の磁力の洞窟は陸続きではない北東の小島にあります。しかし、島中が森で覆われているため、飛空艇で移動することができません。そこでトロイアの水と森で育まれた黒チョコボの出番というわけです。でかいはりねずみ(ヘルニードル)などを倒しながら我々は、北の方のチョコボの森を目指すのでした。

特に変わったこともなく「黒チョコボ みーっけ!」

そして、磁力の洞窟らしきところもすぐ見つかりました。短い黒チョコボ旅だった。これだけじゃ寂しいので、もっと黒チョコボじゃないとたどり着かないスポットがあるといいな~。中に入るとさんざん言われていた通り、洞窟全体が磁力に支配されている模様。金属製の武器防具を装備すると身動きがとれないようです。私が小学生の時の理科の教材の磁石なんて砂場の砂鉄を集めたり、鉄クギを何本かつなげてくっつけたりする程度でしたが、今はネオジム磁石みたいな強力なやつが日用品なんかに普通に使われていて、磁力に対する印象が年代によって異なっているかもしれませんね。ホントにネオジム磁石を誤って飲んじゃった人はこの洞窟の恐ろしさを身をもって体験していると思われます。なおヤンの爪装備は対象外だそうです。それでシドは木づちの使い手だし、テラは魔法使いだし、攻撃面では完全にセシルの弱体化狙いですね。

では、実践してみましょう。ケットシーが丁度出てきましたよ。こちらの先制攻撃がたまたまとれたのですが、シド以外の3人がチリチリしたエフェクトがついて動けないようです。これが磁力の効果!シド一人では勝てそうにないのでESCAPE一択です。しかしケットシーは無慈悲なるブラスターでシドも麻痺させてきます。シドの麻痺が切れるまでひたすらブラスターを重ね掛けしてくるケットシー。鬼か、お前は!ようやく34ギル落としながら逃げるのに成功しましたが、うん、これは確かにヤバい磁力です。鉄製の物はちゃんと装備から外しました。すると、セシルは「いかずちのぼう」と「さんかくぼうし」だけのけったいな格好の兄ちゃんになってしまいました。女性陣がパーティーにいない時でよかった。パラディンみたいな鎧兜で高耐久なジョブにこれはきつい。もちろん棒じゃ攻撃もおぼつきません。こうなるとケアル屋さんとして同行するしかない・・・か・・・。テラの魔法とヤンの拳法が頼りとはね~。テラはMP量に不安があり、ヤンは水難に不安が残りますが、しっかりセシルがアイテムでサポートしていきましょう。

で、特筆するような仕掛けは磁力以外にないダンジョンでスルスルと進んでいくとクリスタルルームを発見しました。ダークエルフったらもしかして土のクリスタルを盗み出したらクリスタルルームまでそろえたくなっちゃった、形から入っていく人なんでしょうか?そこそこのお金をかけて設営したところ悪いですが、クリスタルはお返しいただきますぞ!奥のダークエルフはカタコトのカタカナで「オマエタチ ヨク ココマデ コレタナ!」と話しかけてきました。ただ、たどり着いたところでそんな装備でダークエルフの魔力に勝てるわけがないと高を括られてしまいました。

ここはわしらに任せておけとテラとヤンが前に飛び出して戦闘スタートです。あっ、ダークエルフのデザイン懐かしい!アストスってやつがFF1のとき出てきましたよね。なんか普通のエルフとはちょっと違って、やや醜悪な印象がありますが、それが「ダーク」なんでしょう。表があれば裏があるのがこの世界。エルフがあればダークエルフもいるのです。あっ、でもこのダークエルフ、物理攻撃が通りませんな。前に出たヤンがMISSしてばっかです。テラのアイスガは通るんですけど・・・。もたもたやってたら「オロカナ、ソロソロ、コチラカラ、イクゾ!」と痺れを切らして反撃が始まりました。なんで待ってくれてたんや?と思ったら、ダークエルフのファイラ一発で全滅しました!(バトル風イベントかよ)

セシル「クッ、剣さえ使えれば・・・!」

おとっつぁん、それは言わない約束よ。磁力の話は散々言い含められてきたんだから、対策が不十分だったこちらの落ち度もデカいですよね。ここで舞台はトロイアの医療室へ!セシルのピンチを感じ取ったダムシアンの王子・ギルバートが這いながらも自分の竪琴の方へ進もうとして、医療スタッフにたしなめられます。歩くこともまだままならないその身体でそれでもセシルを・・・セシルたちを救えるのは僕しかいない、だそうです。

ふらつきながらも琴を奏でる王子様。いつの間にか熱い男になっちまったなぁ。冒険は人を育てるんですね~。この音色がひそひそうを通じて磁力の洞窟のクリスタルルームで反響するとダークエルフに異変が起こります。「ナンダ!コノ フカイナ オトハ!グ・・・ゲゲゲ!」どうやら暖かいこの旋律はダークエルフには苦手な波長のようで集中をそがれたダークエルフには磁力の操作が困難なようです!「剣を・・・剣を装備するんだ・・・!」ひそひそうのあちら側から頼もしいメッセージです。今、ギルバートのパーティー復帰路線と、この無理がたたってギルバートが月でアンナと再会コースがありえるんですが、これはどっちだ?テラお義父さんに看取られるっていう展開が普通にありそう。

でんせつのつるぎを装備して再戦です。さっそくまたファイラを唱えてくるダークエルフですが、ギルバートの曲で集中をそがれるのか効果はさっきの1割くらいです。こちらの物理攻撃は全部通りますし、なんなら当初の設定どおり鉄製の武具はダークエルフの弱点となっています。テラのブリザドも3倍くらい効果があがってそう。これはきれいに勝てそうかなと思ったら、「ナラバ、スガタヲ、カエル、シカナイ!」と形態を変えるダークエルフ。

黒龍って感じの姿に、ダークエルフとは何なんだろうと考えざるをえません。そして、初撃でヤンが死にました。続くダークブレスでシドも・・・一撃が重くておじいちゃたちにはきつそうなので、二人にはそのまま寝ておいてもらい、ヤンの鉄拳とセシルの鉄剣でごり押しする作戦にしました。結果、ヤンは片膝つきましたが、ダークエルフ竜は黄色いパーティクルとともに沈んでいきました。

「クク・・・ナゼ アノオトガ ココマデ!」クリスタルで永遠の命を得ようとしたダークエルフの野望はギルバートの竪琴に阻止されたのでした、グガゲゴ!こうして土のクリスタルを取り返せました!