国産RPGの二大巨頭「ドラゴンクエスト」と「ファイナルファンタジー」。ドラクエ派の自分にFFがプレイできるのであろうか?

できるかなファイナルファンタジー

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滝つぼバトル

オクトマンモスが目をギラつかせながら襲い掛かってきました。事前の情報通り8本脚が海面からでています。一本ずつ各個撃破してから本体を攻略するタイプかと思いましたが、標的は一つでした。あー、これ、演出として一本ずつ足がなくなっていくタイプですね。カウントダウン的に足を減らして最後に自爆されるというのが怖いので様子をうかがいながら、体力を削る作業開始です。なんかセシルが殴るだけでWEEKNESSの表記が出るので、なんだろうと思ってたら、暗黒属性(?)の攻撃が弱点なんだそうです。あー、テラさんがセシルの同行を喜んだのはそういうことだったのか。っていうか、そういう情報は焚火でおしゃべりしてた時にでも教えておいてくれないとー。

ポコポコ殴っていると、足が一本ずつ減っていきます。残りが3本くらいになったら、テラがセシルの暗黒剣を誉めつつ、「手負いの獣の一撃をあなどるでないぞ!」とか言ってきます。あっ、なんか一撃あるんだ・・・とりあえずリディアにケアルラ全体掛けをしておいてもらいました。が、特に痛恨の一撃もないままオクトマンモスは最後の足とともに霧散していきました。交通の要所に配置されたモンスターはただ片づけられるのみ・・・特にドラマもなく、テラとお近づきになれただけのイベントでした。

滝の裏から外に出られるそうです。どちらかというと今までが滝の裏側の洞窟にいたって感じでしょうかね。では、ダムシアンに向かいます。フィールドを出るとまだ砂漠地帯です。北に進めそうなので移動するとお城が見えますが、何か様子が変です。

赤い翼のついた飛空艇・・・見覚えのある艦隊がダムシアンの空爆を始めました。オクトマンモスに足止めされてなかったら、ダムシアン滞在中に空爆を受けていたかと気持ちがざわめきますね。これはもちろんセシルの指揮下にはない軍事行為ですので、セシルの復隊を待たずに次の隊長が任命されて、その人がダムシアン攻撃を王様に仰せつかったということでしょう。なーんだ、最初から赤き翼に戻れる場所なんてなかったんだ。王様のあの態度から薄々わかっていましたが、シドがチャンスはあるっぽく言ってくるのでちょっと希望を持っちゃってました。ミストに続いて、ダムシアンと近隣をガンガン支配していくバロン国。アレクサンドロスの帝国、ローマ帝国、モンゴル帝国、日本なら織田信長とか戦って領地を広げて、支配していくのは力や波を持っていれば当然だったかもしれません。今みたいに平和で経済的に依存しあって、交流も深いと、関係が複雑すぎて戦争なんてした方が損かもしれませんが、FF4の時代ではまだまだ武力がものをいいますね。飛空艇を持ってるだけでかなりの優位に立てるんでしょう。ましてや、水のクリスタルも手中に収めましたしね。足元を固めて盤石としていくバロン王は結構やり手なのかもしれません。まだFF4の国際情勢が全然わかりませんが、バロン王を止めたいセシルとしては、バロンと対抗できる国を味方にしておきたいところですが、ダムシアンはどうでしょうね?

ダムシアン城に入ると・・・わりと壊滅していました。兵士は横たわって、多分命がこのまま尽きていく感じです。まっすぐ正門から入城すると「ク、クリスタルを奪われた・・・!」と悔しそうに倒れている兵士がいました。あらら、クリスタル2つ目もバロンの手に渡ったってことかな。世界のバランスはクリスタルで保たれている・・・みたいな流れがこれまでのFFシリーズで培われてきましたので、これでまた一つ均衡が崩れたって感じでしょうか。

そういえばダムシアンって城下町みたいなものがないんですよね。となると、吟遊詩人とテラの娘・アンナってどこにいるんでしょう?もしもこの城に滞在しているとしたら、テラはどんな気持ちであの空爆をみてたんでしょう?そんなことを思いながらほぼ一本道のダムシアン城を登っていきます。

そして赤絨毯の間でテラがみつけたのは、動かないアンナの姿でした。これは気まずい。テラとは短い期間ではありますが、力を合わせてここまで来た仲間です。吟遊詩人とのいざこざこそ起これども、なんだかんだで円満解決するだろうと思ってたら、アンナが虫の息です。多分ローザより重篤な状態じゃないでしょうか。かけよるテラ。男関係を咎めて、駆け落ちさせてしまったことを少なからず気にしていた賢者は、まさかの惨状で頭が真っ白でしょうか?そこに畳みかけるように新しい登場人物が・・・。割と無傷そうな男が近寄ってきます。「貴様、あの時の吟遊詩人!」瞬間的にテラが吟遊詩人の男に詰め寄り・・・バトルが始まりました。テラのMPは・・・大丈夫、まだある。とかちょっとリアル戦闘の心配をしてしまいましたが、これは演出としてのウソバトルシーンですね。でも一言発っして杖で殴打するのにアクションタイムバトルのせいで行動ゲージが溜まるのを待たねばならないというもどかしさよ。テラとしては自分のミスを隠すように全ての責任を吟遊詩人の男にひっかぶせようと、怒りのままに攻撃していきます。杖で殴ってダメージ2とかなので、100ターンくらい倒すのに必要そうですけど。黒魔法を使わないあたり、テラもまっとうな人間なんだなと感じます。吟遊詩人は冷静になって自分の話を聞いてほしそうですが、テラは振り上げた拳を下せません。「この痛み・・・アンナの痛み・・・」クリリンの分!みたいな感じでしょうか。相手に後悔させながら痛みを与えてくやつですね。

しかし、この一方的な喧嘩を止める声は入ります。「お願い・・・二人ともやめて・・・!」声の主は瀕死のアンナでした。娘の生死も確認せずに、彼氏に突っかかっていってしまったテラさん、大事なことを思い出したようにアンナの下に駆け寄ります。う~ん、ここまで主人公は出番なしです。リディアもこの年で修羅場をみせつけられて、お母さんを亡くしたばかりだというのに・・・。

アンナ「彼・・・、ギルバートはこのダムシアンの王子・・・。身分を隠すために吟遊詩人としてカイポにきたの・・・。」

はい、きました。ダムシアンの王族!カイポで聞いた話ではダムシアン東の洞窟に入るのに王族が必要みたいな話でしたよね。宝石・さばくのひかりを手に入れて、ローザの高熱病を治療するにはこいつの、ギルバートの助けが必要になるはずです。王族の助けを得るには絶好のチャンス到来です。いや、深刻なテラの前ですから、そんなこと絶対口にだせませんけどね。うまいこと取り入って仲間になってもらわないと、こっちもローザの命がかかってますんで!あっ、カイポのもう一つの噂話、ダムシアンの王子は女性みたいな容姿と声をしているって話は(残念ながら)文字通り中世的な美形で声がきれいってことみたいですね。吟遊詩人に扮していたのも、その顔と声ゆえのことだったんでしょうね。砂漠の王子にしては肌が白くてきれいで、女性から羨望されそう。

アンナはそんな王子を見初めて、愛しちゃったそうです。でも、駆け落ちしてもお父さんが気になってカイポに戻ろうとしたその矢先の空爆だったみたいです。アンナが言うには、この攻撃を指示していたのは、バロンの赤き翼を率いるゴルベーザってやつだそうです。ゴルベーザ・・・濁点多くて、なんか悪そう・・・。後任の赤き翼団長・ゴルベーザとはいつか対峙することになるんでしょう。そして、かつての部下たちとも・・・