国産RPGの二大巨頭「ドラゴンクエスト」と「ファイナルファンタジー」。ドラクエ派の自分にFFがプレイできるのであろうか?

できるかなファイナルファンタジー

« いつもの幕間 | メイン | 自宅の塔 »

闇に染まった暗黒騎士

明日はミストの谷にて幻獣討伐任務かぁ、飛空艇乗りのキャリアを棒に振っちゃったけど、まだ「あんこく」って切り札もあるし、なんとかなるだろ、とベッドで休むセシルさん。左の塔3Fの窓から双子の月がよく見えます。両月のクレーター模様が一致しちゃっているのは、多分計算リソース上の制限でそうなっているだけで、深い意味はないですよね。私だったら高い塔の3Fで、ガラス窓全開では寝られないんですけど、セシルくらい飛空艇に乗ってたら気にならないのかな?

セシル「陛下は・・・一体どうされたのだ?」

ここで新情報です。陛下はナイトとしても名をはせた過去があり、身寄りのないセシルをわが子のように育ててくれたそうです。セシルがずーっと思い悩んでいた理由が育ての親への情と名うてのナイトだったという輝かしい経歴に基づいているようです。そこらのチンピラみたいな王様だったら謀反を起こすなり、別の国で再就職するなり、選択肢は広いのですが、相手が恩恵ある親だと人情がその身を縛ります。あと飛空艇部隊長の特権として左の塔住まいが許されているのかと思ったら、王様に拾われてからずっと城に住んでいたんですね。王様のファミリー構成はわかりませんが、養子入りからの王座継承のワンチャンもありなんでしょうか?ローザさんの狙いも実は・・・?

月を見ながら、ミシディアの無抵抗魔道士への仕打ちを後悔して下を向くセシルの下に、ローザさんが現れます。ミシディアで何かあったのか気にしている様子です。まぁ、明らかにセシルは落胆していますもんね。でも「何でもない」とローザを遠ざけるセシル。ローザが白魔道士で、ミシディアで打ち払ったローブの白魔道士のことでも思い出したのか、はたまた好きな女の子の前で嫌な仕事の話をしたくないのか(それかローザがしつこくてうざいか)。それでも対話を続けようとするローザに根負けして、セシルが語り始めます、ミシディアでの悪行のことを

セシル「この暗黒騎士の姿同様、闇に染まったんだ!」

ここでセシルのジョブが「暗黒騎士」であることが判明しました。魔剣士とかではなく暗黒剣を使うのは暗黒騎士ということでしょうか。理不尽な命令に逆らえない臆病な暗黒騎士、それがセシルの自己評価みたいです。ローザが「赤き翼のセシルはそんな弱音は吐かないはずよ!」と反論していますが、FF4の主人公の成長はまさにここにありそうです。暗黒騎士の自分と赤き翼の自分という相反する二人がせめぎ合うんでしょうね。だってオープニング映像を素直に解釈したらそうなりますよね。カインとぶつかったときは暗黒騎士が強くでちゃってて、それを克服したら白セシルに昇華するんじゃないかなって思いますよ。答え合わせをするには、まだ序盤すぎますけどね。

弱音を吐かないセシル、私の好きなセシル・・・もうテンションが高まり過ぎて愛情を隠しきれないローザさん。ローザの同僚にもシドにも言われてましたが、けなげなローザにセシルはちょっと子供っぽいですよね。ルーネスじゃないんだから。セシルにしたら今は恋愛どころじゃない立場にいるって思っているんでしょうけどね。思い悩み過ぎて、周りが見えてない気がします。暗黒騎士は暗すぎて足元すら危ういっていう。

なだめてローザには帰ってもらいましたが、ローザの愛の告白は結局全スルーでした。セシルも憎からず思っているフシはあるのですが、今は王様が気がかりすぎるみたいです。

翌朝、FFのあの曲に見送られながら新しい任務地・ミストの谷へと向かうセシルとカインなのでした。東京オリンピックの開会式で選手団入城にゲームミュージックが使われたのよかったですよね。この曲も流れてたし、ドラクエもあったし。私、モンハンはやったことないんですが、やんなきゃダメかなってちょっと思いましたよ。ここで任天堂の話をすると収拾がつかなくなりそうなのでしませんが、「リンク ここにねむる」って感じです。