国産RPGの二大巨頭「ドラゴンクエスト」と「ファイナルファンタジー」。ドラクエ派の自分にFFがプレイできるのであろうか?

できるかなファイナルファンタジー

« 親の死に目 | メイン | アルスと竜の騎士 »

サロニアの三本柱

サロニア南東の町のドラゴンの塔にて竜騎士力を高めた一行は、残る北東の町に入ります。アルス王子の話では、この町はお店が多いのが特徴とのこと。しかし、父王の命令によって現在どの店も営業停止中というシャッター商店街です。もちろん、町の人は王様への不平不満でいっぱいです。息子であるアルス王子の身に危険が及ばないか心配ではあります。

買い物はできなそうですが、商人の多い町ともなれば面白いニュースの一つや二つありそうなものですので、例によって情報収集にいそしみます。まず、サロニアの南東の方角にある島にダスターという町があって、吟遊詩人や風水師といった変わった人が住んでいるとのこと。うん、それ知ってる。なかなかにぎやかな町でしたが、あそこにどうして詩人と風水師が集うのか一切わかりませんでした。多分、風水的にパワースポットにあたる島なんでしょうね。それゆえ活気があって、詩にしたくなるような事象も多かったんでしょうね。風水師・レフィア、吟遊詩人・アルクゥ、竜騎士・イングズと3人はダスターとサロニアで各々のジョブについて造詣を深めることができましたが、バイキング・ルーネスだけ何だか寂しい状況です。どこかにバイキングの住む町があって、ルーネスにも何らかの恩恵が・・・ん?海賊のアジトって既にあったような・・・。

次にサロニアという国について、既に軍隊を二分して互いに戦わさせられている状況というのは知っていますが、それ以前のサロニアは飛空艇技術と竜騎士とで空を制圧した軍事国家だったそうです。飛空艇はともかく、竜騎士で空を制したってっていうのは「ジャンプ」でってことですかね。驚異的なジャンプ力で地上30メートルくらいまではジャンプできるんですかね。確かになかなか落っこちてきませんし、相当な脚力がありそうです。そして、落下中、圧力で破裂しない立派な内臓ももっているのでしょう。海底から上がる時も上空から落ちる時も、人間の体は上下の移動になれていないのでゆっくり慣らしながら移動する必要がありますが、きたる宇宙時代、3次元的な運動に秀でた竜騎士をNASAにJAXAに夏のロケット団に推薦したいところです。

そんな軍事国家の頃の姿も今は見る影もないと嘆く町の人たちには、飛空艇、竜騎士以外にも誇るものがあったそうで、その昔、圧倒的な力で軍神と恐れられた戦士がサロニアにいたんだそうです。もうどんだけ戦闘力高かったんでしょうね、この国は。軍神といえば日本やギリシャの神話なんかに出てくるイメージでしたので、Wikipedia先生に寄ると「スサノオ」とか「ヤマトタケル」とか知った名前もいっぱい出てきました。あと、戦国時代の上杉謙信なんかも戦上手で軍神とうたわれていたのですね~。FF的にはギリシャ神話のアレースやローマ神話のマールスのような戦の神様のイメージでしょうかね。「グラディウス」という異称もあるとのことなので、多分、サロニアの軍神も「↑↑↓↓←→←→BA」コマンドで戦っていたのでしょうね。

さて、町の中を駆けずり回っていると、とある武器屋が開店していました。はて、国内のショップは全て王様の命令で閉店中のはずですが、そういえば、サロニア南西の町で一軒だけ営業中の武器屋があるなんて話を聞いていましたっけね。王様の命令に異を唱え、営業を続ける姿勢は、このシャッター商店街の中では英雄ともとれる行為かもしれません。しかし、店を開ける上でどんな苦難があったか語られることは特になく、普通のテンションで買い物が開始しました。・・・実は他の店も開けて大丈夫なんじゃないの?取り締まられている様子も特にないし、酒場や宿屋は開いてるし、宿屋の中では普通に道具屋も営業してたし、そもそも国内の命令系統グチャグチャでみんな無理やり戦わされて疲弊しているようだし、王様の命令が守られているかどうかチェックする機構もうまく働いてないんじゃないでしょうか。なんか国内の荒れっぷりがひどくて、まともにアルス王子の目がみられません。王族としては微妙な気持ちですよね。とりあえず、気を紛らわそうと武器屋のラインナップを覗いてみると「サンダースピア」と「ウィンドスピア」の二択でした。ともに竜騎士装備とか・・・相変わらずFFの買い物は楽しくないですね・・・

「王様の命令でサロニアは閉じられている」と町の人がいっていましたが、外から物資が入ってこないから、サロニアの竜騎士にちなんだ武器しか売られていないってことなんですかね。また、奇妙な国情から逃げ出したくても長い城壁がそれを阻んでいる様子は、ベルリンの壁や朝鮮半島の38度線を連想させます。何かよくわからないけど、一部の有力者の思惑で、末端の市民の生活がおびやかされる状況は光の戦士としては好ましくないと考えるのが妥当です。準備が整いましたので、いざサロニア城に突入しましょう。