国産RPGの二大巨頭「ドラゴンクエスト」と「ファイナルファンタジー」。ドラクエ派の自分にFFがプレイできるのであろうか?

できるかなファイナルファンタジー

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walk in マグマ

炎のクリスタルの自己防衛機能を停止させる力を持つ氷の角(2本セット)が、ドワーフのもとからグツコーという盗賊に盗み出されてしまい、なぜかその責任を負わされることになったルーネスたちは、北の山にある炎の洞窟へグツコーを追いかけていくことになりました。さて、今回新たにパーティーの順番を「並び替える」というコマンドを発見したことを報告しておきます。DQ3でもHPの高い戦士を前衛に、低い魔法使いを後衛に配置するのは鉄則でしたが、FF3でも順番を並び替えられることを知らなかったため、今までパーティー参加順に「ルーネス→アルクゥ→レフィア→イングズ」という配置固定で戦っていました。モンクのイングズなんかは最前列にいてしかるべきジョブであるにもかかわらず、のうのうと最後尾で敵からの攻撃を比較的受けずに生きてきました。っていうか彼の特殊技能「かまえる」っていうのは、相手の攻撃を受けてなんぼのもんなので、いろいろな意味で残念なパーティー編成で戦ってきたと言えるでしょう。ということで改めて「イングズ→ルーネス→アルクゥ→レフィア」と並び替えを行ってみました。どのくらい先頭に移動したイングズが攻撃をされやすくなったのか、特に検証はしていませんが、なんだか強くなった気分ではあります。DS版FF3では先頭終了時にファンファーレとともに4人が並んでガッツポーズをとるという演出が挟まり、カメラには奇数番目のキャラが手前に映っているので、いつもルーネスとレフィアという気の強そうな二人が目立っていたのですが、今回からはイングズとアルクゥという地味担当メンバーの二人の露出が増大しました。・・・絵的に若干問題があるかもしれません。

この炎の洞窟は当然のように溶岩流が流れる灼熱の洞窟で、画面を構成する主な色は赤です。まぁ、その辺は定番ですね。温度が千度前後はあるであろうマグマ流が横を流れていても、プレーヤーにしたら暖色系の洞窟というだけで、その熱気までは伝わってきません。逆にリアリティを追求するあまり、この尋常ではない暑さを如実に表現するゲームがあったら、それはもう大変です。全身火ぶくれする主人公たちはマグマを横断する度に体が焦げて、熱気が肺を焼き、人間としての機能が停止していく様子を画面で見続けることになります。十字ボタンを押すたびに悲鳴が聞こえるトラウマコンテンツじゃなくてよかったよかった。
例えば、無駄にCPUに演算させてDS本体を熱くするとかいう演出はどうでしょう。あぁ、電池の無駄だし、逆に氷の洞窟のときに困るので却下ですね。

アダマンタイマイ

この洞窟にはアダマンタイマイがいました。多分、背中にアダマンタイトが搭載されているであろう亀です。アダマンタイトをこいつの背中から拝借して、ドワーフの鍛冶屋に渡せば、エクスカリバーができあがってよさそうなものなのに、FF2ではその野望が叶いませんでした。ドワーフの洞窟が近いのでもしかしたら・・・とも思ったのですが、FF3でも同様にアダマンタイマイがアダマンタイトをドロップすることはなさそうでした。まぁ、そもそもあの夫抜けたドワーフ連中にそんな鍛冶能力は期待できそうもないですけどね、ラリホー。むしろレフィアの父・タカとかにいつか強そうな武器を発注したいもんです。

洞窟中ではフリーズブレイドとかインパクトクローとかが宝箱に入ってました。炎の洞窟なのに「フリーズ」ブレイドとかが落ちてるとなんだか溶けそうですが、きっとその武器に宿る冷気が炎の力を鈍らせてくれるのでしょう。あと、岩を調べると壁が開くみたいなギミックがありました。やっぱり何か触れられたくないものが隠してあるんでしょうね。でも、隠すならもうちょっと認証セキュリティを上げてほしいですね。ん?あれ、気付いてないだけで、「光の戦士」にしか反応しない仕組みがこれまでの旅でもあったのでしょうか?パーティーが全員、光の戦士という特殊な立場にいるため、見落としているFFの世界の日常が他にもありそうな予感。おそらく一般人はジョブチェンジに不自由だろうし、自由に国家間を移動できないはずです。職業選択の自由や居住・移転の自由は封建制度下にはなかなか認められない権利でした。(詳しくは日本国憲法第22条をどうぞ。)だから、特定の場所に済まずに地方を流れて暮らす民族は、マイノリティであることが多く、特殊な立場からメリットやデメリットがいろいろあったはずです。旅人の場合は、その出身がはっきりしている限りはちゃんとした扱いを受けられたはずです。この場合、イングズが前に出て、「サスーンより国家の命を受け参った」みたいなことを言わせておけばOKですよね。サラ姫様も公認だし。まかり間違って「クリスタルの命を受けて旅をしています」とか言ったら、頭のおかしいやつと思われて、その地域の牢にでもいれられるんじゃないでしょうかね~。クリスタルの知名度にもよるのかな。

マグマを超えて洞窟を置く深くまでもぐっていくとついに盗賊・グツコー様の姿を発見しました。しかし、時すでに遅し、氷の角を使って火のクリスタルから力を奪ったこの男はパワーアップを果たしていました。しかし、このクリスタルの力は光の啓示を受けたルーネスたちを倒さないと本来の火の力が発揮されないということだそうです。というわけで「悪いが死んでもらう!」というグツコー様と再び刃を交えることになりました。なんか意外と謙虚な発言です。ルーネスたちを倒すのに少し罪悪感があるかのごとき言い回し。

火の力・サラマンダー

バトルが始まると、またしても「えっ?誰?」という姿の変わりよう。完璧に火の力に翻弄されている感じの容姿になりました。うん、なんだろう。ちょっと目がまん丸で愛きょうのある感じ。この珍奇なドラゴンの姿のグツコーは名前がサラマンダーになるそうです。こいつがファイアブレスとかいう炎の息を吐いてくるんですが、なかなかダメージがでかくて・・・死にました。なんていうか・・・こんな珍妙なモンスターに敗れると悔しい・・・っていうか何このゲームひどいってなり心に傷が広がります。またマグマの海を渡ってここまでくる作業を思うと一度電源を切らずにはいられません。ギブミー復活の玉!