国産RPGの二大巨頭「ドラゴンクエスト」と「ファイナルファンタジー」。ドラクエ派の自分にFFがプレイできるのであろうか?

できるかなファイナルファンタジー

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Hello Work!

適当なジョブ割り当て前回、クリスタル様のご威光によって、ジョブチェンジが可能になったルーネスたちは居てもたってもいられず、すぐさま自らのファーストジョブを検討する作業に入りました。世間は不景気の話で意気消沈としていますが、こういう状況の方が実は中小の企業のチャンスにもなりえたりします。日本の産業構造は、大手企業が自分に有利なようにがっちり抑え込んでましたから、不況で躓いてくれている今こそ自分のやり方で、自分のテリトリーを広げておかねばなりませんね。さぁ、新しい可能性を探るべく、いざ職探しというわけなんですが、どんな職業がどのように有効であるのか情報が全くありません。「サラリーマン」というジョブがあれば、帰属する企業の財務表を眺めるだけでもリクルートの手がかりになるのですが、残念ながら安定した企業からの求人はゼロでした。選択肢といえば「戦士」とか「白魔道師」とかフリーランス系の「さむらい業」ばかりです。こういうのは、資格が必要なわけでもないので、要するに名乗ったもん勝ちですからね。個人事業主として税務署に書類を提出するときもなんでもいいから適当に業種を書いておけば、すんなり通ってしまったりするのです。つまり、資格もスキルも実績もコネも何もない状態で起業するという無茶なシチュエーションとも考えられます。まぁ、でも最初はみんなゼロからのスタートですよ。これからの業務を通じて技術や信頼などを勝ち取っていけば、新たなジョブにも結び付くのです。封建社会で自由に職業が選択できるだけでもクリスタル様に感謝しなければなりません。
しかし、イングズに関しては、サスーンの正規兵からの転職ですから、今でいえば東証一部上場の大会社を蹴っての独立開業となります。愛するサラ姫を袖に振って、安定した職も捨て、それでも世界平和のためにNGOに参加するような状況です。立派といえば立派ですが、崇高過ぎて理解に苦しみます。故郷の親御さんはどう思っていることか・・・と思ったけど、イングズは孤児でしたっけ。

見た目に楽しいジョブチェンジあれこれ考えつつも、ジョブチェンジを済ませてみました。写真の通り、「戦士・ルーネス」「シーフ・アルクゥ」「黒魔道師・レフィア」「モンク・イングズ」の誕生です。まず、FF1の体験から「戦士」と「黒魔道師」は絶対に入れておきたいジョブなので、パーティーでも目立っているルーネスとレフィアにお願いしました。剣と魔法のファンタジー世界を彩るためにもこの二人にはいろいろと極めて欲しいところです。特にパーティーリーダーのルーネスには、積極的にいい武器を投入していく所存です。伝説の武器的なもの、すなわちFFシリーズではエクスカリバーですね、これはぜひともルーネスに振り回していただきたいのです。黒魔道師のやたらでかい三角帽は、レフィアに似合っているかどうか、しばらく悩んでしまいましたが、とりあえずこれでいきます。帽子をはずして赤いリボンでも結んでくれた方が、「魔女の宅急便」のキキっぽくてかわいいんじゃないかと思いますが、FFの黒魔道師といえばやはりでかい帽子がトレードマークなので外せないのでしょうね。それならいっそ銀河鉄道999の車掌さんみたいに目深にかぶった帽子から黄色い点光源を二つ光らせて欲しいのですが、女の子だし無理ですよね。
アルクゥも黒魔道師候補だったのですが、変に短刀の両手持ちという装備をさせていたので、なんとなくシーフにしてしまいました。そしたら緑の半ズボンでした。虫さされとかひどそうです。あと、このシーフの格好はあれですね、トライフォースとか集めたくなります。それでもってHP満タン時にはマスターソードの先からビームを飛ばしてほしい。
それはともかく職業としての「シーフ」については、いろいろいいたいことがあります。私の済む国は比較的治安がよいせいか、「シーフ」をいうのは犯罪者のことだったりしますので、堂々と職業として名乗られると少し戸惑いを覚えるのです。ただ、最近の週刊少年ジャンプの一番の楽しみが海賊船の船長の脱獄シーンだったりするので、そこは目をつぶらなくてはなりません。両脇に元七武海二人を携えて、なんかもうここずっとテンションが高まりっぱなしですね。シーフの存在を正当化する場合、「義賊」という扱いが一番ポピュラーだと思いますが、不審船の拿捕とか、新しい流通経路の創造とか、ごろつきのセーフティネットとか、スパイとか、いろいろ存在意義はあったりするもんです。この場合、クリスタル様のお抱えシーフという立場になりますので、モンスターに掠め取られた人間サイドの貨幣や物を、奪い返して流通に還元するという大事な仕事を担当することになります。
最後にイングズですが、彼は(一流国家の)兵士からモンクに転職なさいました。モンクというのは「戦う僧侶」ぐらいの認識でいるのですが、グーで殴ったり、格闘技を使ったりするあたりからドラクエでいうところの武道家のイメージが強いです。(パラディンも可)西欧には十字架を背負った騎士団がたくさんいた時代があったと聞いています。僧侶だからといって生殺与奪の権利が全くないというわけではなく、対抗勢力に対しては武力行使も止むを得ないという立場が強かった時代ですね。イングズの場合は、転職しても「守る」という業務は一緒です。ただし、守護する対象がサスーン王国からクリスタルを中心とする権力機関に変更されました。この世界でのクリスタル様の影響力が大きければ、イングズ的にはキャリアアップなのかもしれません。
で、なんで衣装が青い武道着に鉢巻きなのか、小一時間問い詰めていいですか?イングズのクールなキャラクターが、一気にストリートファイターのリュウじゃないですか。(いや、2Pのケン?)私の中でイングズが藤崎マーケット的なお笑いキャラに転向し始めた瞬間でした。モンク・・・辞書でひくと修道士・・・道を修めたとありますが、神道から脇道にそれ武道を修めるつもりのようです。

家出少女ですから超氷河期の再来にも関わらず、就職を無事に済ませた4人は、その晴れ姿をそれぞれの故郷で見せびらかしにいきました。ちなみにクリスタル様から解放された先はウルの北の森です。順番的にウルのニーナさんとついでにトパパ長老に剣士とシーフ姿のルーネス・アルクゥを披露しにいきます。あの優等生のアルクゥがシーフですから、町中が驚くこと間違いなしです。が、実際は特にこれといった反応はなし。トパパさんもニーナさんもそっけない感じ。ジンを倒しただけでは、なんかまだストーリー的に進展はなかった模様。それかニーナさんにとっては、いつまでたっても二人は心配な子供なんでしょう。就職してリクルートスーツを着たくらいじゃ大人扱いされません。スーツのお尻の部分がテカテカになって、ネクタイの結び方がだんだん粗雑になって、腹部が出っ張ってYシャツが引きちぎれそうなほどの貫禄を身につけた時には「大きくなったわね」と言ってくれるでしょうか。
まぁ、ユーレイ被害のなかったウルはともかく、ジンを指輪に封じ込めたのですからカズスは何か変化があるだろうと、レフィアの父親・タカに会いにいこうとしますと、町の入り口でレフィアが渋りだします。そういえば、この子は家出の最中でしたっけ。ひっぱっていこうとしても「合わせる顔がない」と眉を下げながら言うのですから仕方ありません。とりあえず、男3人で町の様子をうかがいにいきました。そしたら、まだ町中がユーレイでした。なんだこれ?
ジンの魔法はまだ解けていないということでしょうか。まさか封印したと思っていたジンがまた復活?そしたら、その場に残されたサラ姫は・・・風雲急を告げる展開。とりあえず、いそいでサスーンに帰りましょう。