国産RPGの二大巨頭「ドラゴンクエスト」と「ファイナルファンタジー」。ドラクエ派の自分にFFがプレイできるのであろうか?

できるかなファイナルファンタジー

« 闇の王と獣人 | メイン | 始まるまでの長い道のり »

種族の差

新年あけましておめでとうございます。2009年もファイナルファンタジー業界にとって良い年になることを祈願いたします。自分はドラクエ9の発売が目前に迫っているのが気になって仕方がないという状況です。ドラゴンクエストIXブログもバッチリRSSフィードを確認しています。それほど更新されていない気もしますけどね。どうでもいい話ですが、Internet Explorer7でフィードをお気に入りに入れるときに「このフィードを購読する」というリンクをクリックすることになるのですが、「購読」っていう単語には「購入して読む」というニュアンスを強く感じるので、たまに押すのが躊躇われませんか。部首に「貝」を含む漢字には敏感に反応をしてしまう自分も相当嫌な性格をしている気がしますが、もうちょっと訳語のチョイスを頑張ってほしい気がします。

ドラクエ情報が載っているので、最近週刊少年ジャンプも楽しみの一つであります。年末年始は合併号になってしまうので、ジャンプも隔週になり、寂しい限りでした。どうも今度のドラクエの主人公は「天使」的な存在らしいですね。これまでのシリーズとは一風変わった設定です。天空人とのハーフとか竜神族とのハーフとか、これまでの主人公たちの血統にもいろいろバリエーションがありましたが、そのものずばり天使となると接し方が少し難しくなるかもしれません。天使ともなればちょっと下界の人間を見下した印象がありますからね。でも、今回の多人数プレイという新しいシステムの入口としては、なかなか便利そうな設定ではあります。何か説明のつかない事項があれば「天使だから仕方ない」という誘導ができるようになるわけです。

DSで出すことや、先述のマルチプレイヤー要素など、斬新なアイディアが多数盛り込まれることになって、ドラクエコミュニティの間でも賛否が飛び交う問題作ですが、最初に発表された発売日からもう何年も経過しています。さまざまな調整を経て、きっと面白いものに仕上がっていると、勝手に安心しています。デモムービーをみる限りJOKERSに登場した「バギムーチョ」や「マヒャドデス」などの新呪文も再登場しそうな感じです。受け取り手としてもいろいろな覚悟をしておかないとですね。

それでは、新年も明けましたし、現在のこのブログの状況を整理してみましょう。現在「できるかなファイナルファンタジー」では3つの企画が同時進行中です。

1.FF1→Soul of Chaos攻略に向けて二順目を継続中
2.FF3→パーティーが4人全員揃う直前で中断中
3.FF11→無料期間を活用してプレイ開始直前

FF1については、ものすごい暇なときにレベル上げなどをしながら適当に進行中です。まだティアマットも倒していなかったぐらいだと思います。最近気づいたことなのですが、2順目になってキャラクターのパラメーターの上がり方が1順目よりも随分早いようなのです。いきなり2順目を強制された当時は、随分と失望したものでしたが、ゲーム中盤の段階で既にナイト・エフエフのHPは1順目のそれを凌駕せん勢いです。年内には、Soul of Chaosの攻略模様をお届けできるかもしれませんね。あくまでもすごい暇な時のみ進行する企画なので、忘れたころにやってくると思われます。

FF3とFF11についてですが、去年の10月10日からずっと更新が止まっていました。理由は単純に仕事が忙しかったからです。一つ自分のWEBサイトをプロデュースして、もう一つ別にお客さんからSNS的なものを作りたいという依頼があったので、そっちにかかりきりになっていました。
あとは「クロノトリガー」がDSに移植されたのでそっちにも手を出していました。いや、忙しくてクロノトリガーもまだクリアできていないという体たらくなんですけどね。そんな状況でドラクエ9の発売を迎えるわけにもいかないので、できる限りゲームをする時間を作る所存ではございます。

なお、FF11につきましては、フリートライアル期限があっという間に過ぎ去り、ほぼプレイしていないに等しい状況のままとなっています。マルチユーザープレイの醍醐味も味わうことなく、一人寂しく主人公のデータはサーバから消えていった模様です。ですので、FF11に関しては、やはり後日仕切り直しということになりそうです。でも、せっかくなので、短い期間ですが、FF11をプレイして考えたことなんかをしばらく書いてみたいと思います。フリートライアル終了後、別のメールで同様のフリートライアルキャンペーンが始まった旨通知がきていたので、ひょっとしたらまた突然復活するかもしれませんが、FF3に専念する方が賢明かな、というのが現在の気持ちです。

チョコボのようなカーソル今年の目標としては、「FF11の反省会」→「FF3の続き」→「FF4スタート」という流れに沿って、FFとは何なのかを突き止める活動を進めていこうと考えています。前回、インストール作業を完了させ、プレイオンラインとかいう未知との遭遇を果たして以降の話に移りたいと思います。起動直後、プレイオンラインのバージョン確認が行われ、どうやらインストールされたシステムのバージョンが低いということが判明しました。バージョンアップは勝手にやってくれるようなのですが、なかなかゲーム自体がスタートしません。長い道のりです。
このバージョン確認はプレステバージョンだとどうなるんでしょう。ハードディスクの中のシステムをやっぱり更新するのかな。うちで据え置かれているWiiはたまに無線LAN経由でバージョン確認をして、深夜に青く不気味に光り出すときがありますが、ファミコンカセット時代から続くROMを入れてすぐゲームができるという様式はなくなっていくのでしょうかね。リアルタイムにバンバンバージョンの更新が入ってきて、ゲームのプレイ時間の半分ぐらいが設定に費やされるという時代がきたらどうしよう。
なお、初めてのプレイオンラインでマウスカーソルが「チョコボっぽい黄色の鳥」になりました。やっぱりチョコボはスクウェアさんの主力マスコットなんですね。

開始前メニューバージョンアップも無事完了し、やっとFFXIのメニュー画面が登場しました。いやはや、ゲームのメニュー画面にしては、項目が大量です。「インフォメーション」「開発ルーム」「ファンブック」「プレイガイド」・・・これは一通り目を通さないといけないのでしょうか。一言「GAME START」とだけ書いておいてくれれば、迷わずそれを選択するのですけど・・・。そして、タイトルの下に「ヴァナフェス2008」というやけにテンションの高いロゴが掲載されていて、ものすごい浮いています。これから剣と魔法の世界に入っていこうと思っているのですが、どうにも入口が同人誌即売会のそれっぽい。きっと、古参のユーザは、徐々にそういった異色のものを受け入れてきているので、何とも思わないのでしょうが、初心者の私は戸惑うばかりです。

読み物もあったメニューがたくさんあるので、とりあえず少しずつ確認してみることにします。開発ルームでは、現在進行中であろうイベントを盛り上げるための情報が掲載されているようでした。(憶測)イラストまじりのブログみたいな感じで、リアルタイムに情報を発信しているのでしょうか。やはりインターネットを介したゲームともなるとそんなゲーム外からのアプローチも容易にできちゃうんでしょうね。結構、読み物好きなので、ゲームをするのも忘れて読みふけってしまいそうです。ゲームなのにゲームをさせないトラップともいえそうです。(サーバーの負荷が少しくらい減るのかな。)もしもこの開発ルームの小噺をチェックし忘れていたら、ゲームの進行上問題が生じるとうことがあるのであれば、おそろしいことですよ。プレイヤーを選ぶゲームになりかねません。

マニュアルFF11は、ネット経由でダウンロードしたということもありまして、パッケージが手元にありません。そんな人のためにか、オンラインのマニュアルも用意されているようでした。まぁ、紙のマニュアルがあったところでちゃんと読まないことも多いので、ここではモーグリによる説明を軽く聞き流すことにしましょう。気になるところだけつまみ食いです。そういえば、モーグリのことはFF初心者の自分も知ってますよ。FFシリーズじゃなくって、キングダムハーツで初めて出会いました。なんかアイテム合成ショップというよくわからない事業を営んでいたと思います。よくわからないけど、合成素材とかいうのをいつの間にかソラが集めていたので、いろんなアイテムと交換してもらったものでした。よくわからないけど、多分悪い子じゃないはずです。

Hume Elvaanマニュアルの中で自分が気になったのは「種族」の項目です。既にインストール画面で「猫耳族」や「豆人間族」の存在は確認されていますが、もしも、主人公の種族を選ばなければならないのであれば、各種族の特徴はしっかりおさえておく必要があります。
まず「ヒューム」という人間族と、「エルヴァーン」というエルフっぽいとんがり耳族の紹介があります。やはり基本は人間ということなのか、バランスのとれたパラメータとヒュームの特徴に書かれています。また、バストゥークという地名が登場します。どうもヒュームが活発に活動している地域のことのようです。一方のエルヴァーンサンドリアという地域に城を構える一大勢力である模様。戦士としての才覚があるらしいので、戦闘民族サイヤ人のような存在感なのでしょうか。
どちらもFF1から存在が確認できる種族かその派生と考えてよいでしょうか。眠り続けるエルフの王様とか懐かしいですね。褐色肌のエルヴァーンはダークエルフ・アストス様の血を色濃く継いでるとかいう設定だったら嫌過ぎますけどね。

Tarutaru Mithraそして次のページには例の「豆人間族」と「猫耳族」が登場しました。どちらもウィンダスという地域に住まう種族のようです。トヨタの車みたいな名前ですね。あれはウィンダムか。ウルトラマンセブンに出てきた時間稼ぎキャラ・・・もウィンダムか。チグリス川、ユーフラテス川付近で栄えた古代文明あたりが名前の由来でしょうか。この2種族はその地域で共生している関係にあるようです。逆にいうと他の種族間には敵対関係もあるということかもしれませんね。ヴァナディールとかいうこのゲームの舞台には、きな臭い歴史がいくつもあったようで、必ずしも人間(ヒューム)至上主義がまかり通らない世界観のようです。ガザ地区が爆撃される昨今、民族や宗教による対立は根が深いことを痛感させられます。
失礼ながら豆人間と呼んでいた種族は「タルタル」族というらしくて、魔法に長けた種族だそうです。猫耳族は正しくは「ミスラ」という種族らしく、好奇心旺盛な狩人気質なんだそうです。猫耳に加えて尻尾も生えているそうで、聴覚やバランス感覚に優れているとかいないとか。しかも面白いことに「ミスラ」には女性しかいないそうです。これは男子に猫耳をつけてはいけないという無言の圧力がかかったためだと勝手に推測しておきます。

Galkaそれとは対称的に男子しかいないガルカという種族もあるそうです。体躯の大きいこの種族は、強靭な肉体と腕力が売りのようです。この種族の都は600年前に巨大蟻族の襲撃で陥落してしまい、民族はバラバラになったようですが、一部はバストゥークで人間と暮らしているとのこと。でも、ヒュームに対して悪い感情を持つガルカもいるとかなんとか。なるほど、ずる賢いヒュームにその腕力を見込まれて、鉱山労働者として低賃金で労働を強いられていたという図式がパッと浮かんできますね。要するに植民地時代の黒人奴隷の話をなぞって考えればわかりやすそうです。今月の20日にはオバマさんが黒人としては初めてアメリカの大統領に就任されますが、人種の坩堝なんて呼ばれるアメリカでも地域によっては依然として黒人差別が残っているなんて話も聞きますからね。なんかこう、ゲームを始める前に人種問題について少し考える時間を設けた方がいいんじゃないかとすら思わせる展開です。

サンドリア、バストゥーク、ウィンダスゲームを始める前に、種族とともに所属国(出発地点)を決める必要もあるそうで、やはり種族と所属国の選択によって有利・不利が生まれるような忠告がされていました。旅の中でいろいろな人たちと協力して攻略していくという私の単純な想像は早くも打ち砕かれ、種族間の緊張関係などが意識されてきました。一応、初心者なので一番勢力の強いという話が出ていたヒュームが自分の希望ですが、あまり他の種族との関係はよろしくなさそうな種族です。旅の途中でモンスターに襲われて殺されかけているヒュームの自分を、通りがかりのエルヴァーンやガルカが助けてくれるかどうかわかったものじゃありません。これだけ種族のことを煽ってくるのですから、タルタルと売買契約を締結したら、詐欺被害にあうなんてこともありそうです。他の種族の居住地域に滞在中に種族間の戦争でも起ころうものなら、寝首をかかれることだってありえます。まだ、プレイすら開始していないというのに、あらぬ妄想ばかりが先行しだし、FF11に対して身構えてしまう自分を感じるのでした。