国産RPGの二大巨頭「ドラゴンクエスト」と「ファイナルファンタジー」。ドラクエ派の自分にFFがプレイできるのであろうか?

できるかなファイナルファンタジー

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青い星の海に浮かぶ城

天空の城ラピュタのラストシーンは、お城が崩れながらドンドン上空へと浮かび上がっていってしまうというものでした。「バルスッ!」なんて滅びの呪文をシータとパズーが叫んだため、浮力と城への重力のバランスが崩れてしまったというイメージでいいのでしょうか。っていうか、あれは浮力が働いているわけじゃないのか。アンチ重力的なものが浮遊石の不思議な力で発生しているとかそんななのでしょうか。じゃあ、重力の及ばなくなった空気もないような領域まで上がったらあの城は、どのような運動を展開するのでしょうか。慣性でそのまま直進を続けるのかな?専門外なので、詳しいことはわかりませんが、ナイト・エフエフにとっては、いくらか予備知識が欲しいところなのです。なんといってルフェイン人たちの話では、浮遊城は天空より遥かに高い、青い星の海に浮かんでいるらしいのですから。最低でも酸素の供給ラインが確立されているかどうか確認しておかなければ、突然デス状態です。ミラージュの塔の頂上から、思い切りよく浮遊城までワープしてきたものの、なんの保証もありません。ロボット兵はきっと真空中でも問題なく活動できるのでしょう。むしろ酸化しないので、サビつきの心配がなくなっていいかもしれません。ルフェイン人もおそらく浮遊城で生活していた時期があったはずですので、人類が足を踏み入れても大丈夫な施設として設計されてはいると思いますが、実は宇宙服的なスーツの着用義務があったのかもしれませんし、宇宙船外活動用の小型のロボットに搭乗していたのかもしれません。そもそも、空気が薄い場所で「ファイガ」が放てるのか。そんな心配もあります。

ここはもうお空の上らしいワープキューブで飛んできた先では・・・一応、呼吸ができるようです。ナメック星に勝手に上陸したクリリンや悟飯に対するブルマの気分がまざまざと実感されます。でも、まだ壁で囲まれた空間ですから、ドアの外は危険が待ち受けているかもしれません。

雲がたなびく背景そんな心配をあざ笑うかのごとく、浮遊城では普通に活動ができるようです。背景を見ると水色の空に雲が流れているのが確認できます。どうやらせいぜい雲の上ぐらいの高さに浮遊城は浮いているようであります。富士山頂だって、飛行機だってもっと高いところにありそうなもんです。高山病にさえ気をつければ、屈強な四人の勇者には特段の問題はない環境だと思われます。若干、気温が低いような気がしますから、ブリザド系の効果は気持ち上昇するかもしれません。

移動はやっぱりワープ階をどんどん登っていくと・・・っていうか一応、城の中は階層でわかれているものの移動は階段ではなくワープ装置です。エレベータと違って待たなくていいし、階段昇降の労力も省けるのでいいのですが、はてさて、このワープの設置場所ってちゃんと最適化されているといえるでしょうか。城中あっちこっち歩き回ってやっとみつかるワープ装置は、ルフェイン人の効率的な生活とはそぐわない気がします。きっといじわるな風のカオス・ティアマットが移動したんですね。地味な嫌がらせです。バス停を10m先に移動しちゃうぐらい悪いことですよ。
試練の城あたりですかね、北の文明に触れてからワープという装置が普通に登場するようになりました。これは魔法の産物なのか、科学の産物なのか、そこら辺がすごい気になるところです。「ドラえもん大長編・のび太の魔界大冒険」では藤子F先生のそこらへんへのツッコミが鋭いので必読です。今、新しい声優メンバーでこの大長編のリメイクを上映しているらしいですね。観にいくべきか非常に悩ましいところです。
もしもワープ装置が電気エネルギーで動くような家電製品で、使用中に停電したら・・・。こわすぎる。ただいまをもって、私の中でこのワープ装置は魔法の応用で電力を消費しない類のものということになりました。
あぁ、でもそしたらワープキューブってなんだよって話ですよね。ロボがせっかくご主人様たるナイト・エフエフのために命がけで運んでくれたワープキューブですが、これは移動先がプログラミングされた記憶媒体なんじゃないかというのが、私の中の設定でした。いくつかの種類のワープキューブがあって、それを入れ替えることで移動先が変更されるということなのです。ですから、ティアマット直通のワープキューブを持っていれば、長い浮遊城の道のりを省略できたはずなのです。あと別にミラージュの塔の天辺にまで上らずとも別のワープ装置からも移動できてしかるべきなのです。
でも、そんな考え方は捨てた方がいいのかもしれません。実際そうじゃないし。今ここに新説を打ち立てるとするならば、ワープキューブの中には「風のクリスタル」の破片が入っているのです。そのクリスタルに秘められた力を動力源としてあのワープ装置は作動するのです。「ルフェイン人は風の力を利用し・・・」なんて話もあったことだし。よしそれでいこう。(どーでもいいよ。)

変なオブジェワープのし過ぎで若干気分が優れない状態で、フラフラとナイト・エフエフが歩いていると、なんだか怪しげなオブジェを発見しました。パッと見クリスタルの株っぽいですが、何かと思って調べてみると・・・
伝説の金属・アダマンタイトなんとこれが伝説の鉱石「アダマンタイト」でした。おおぅ、すっかりその存在を忘れていましたよ。ドワーフの村で鍛冶屋のスミスが、「欲しい、欲しい」と唸っていたあのアダマンタイトです。こいつをヤツに持っていけば、きっと王者の剣バリのラストウェポンを授かれるに違いありません。さっそくポケットにしまいます。嵩があるのでポケットには入りません。これどうやって持ち運ぶのさ。エフエフは無尽蔵にアイテムを所有できるすばらしいゲームなので気にしませんでしたが、一体、何ていう四次元ポケットを使用しているというのでしょう。この無尽蔵アイテムシステムはドラクエにもパクられてますね。ドラクエの場合、キャラクターの所持品と「ふくろ」という名の四次元ポケットに所持品の領域が分けられていて、戦闘中に無条件にアイテムを使用することは適いませんけど。
アダマンタイトの塊はきっと魔法で、異次元スペースに放り込まれていることにしておきましょう。「デジョン」なんていう次元を操る黒魔法もあることですし、不条理な事象は全て魔法ってことになります。ドラクエの「ふくろ」も同様にニフラムか何かの応用で、なんとかしているのに違いありません。「ニフラム」はレベル3くらいで覚えた気がしますが、「デジョン」はLV8の黒魔法ですけどね。誰でも無意識に使えるような魔法の仕掛けが、すごい魔法使いの手によって実現されていることにしましょう。

ワープのこと、無尽蔵に所持できるアイテムのこと、世の中には不思議なことでいっぱいあります。FFにはドラクエにはない「機械文明」の臭いがプンプンするので、全てのことを魔法で片付けるのが難しいですね。ディズニーランドで起こっている全ての不思議を「ミッキーの魔法」の一言で片付ける・・・そんな都合のいい設定をいつかFFでも見つけたいと思います。ドラクエの機械的なものは「キラーマシン」で精一杯ですから。全部魔法とか「ルビスの力」で片付けてこれましたよ。FFなら「クリスタルのご加護」とかでいいのかなぁ。

とりあえず、次回、浮遊城後編です。