国産RPGの二大巨頭「ドラゴンクエスト」と「ファイナルファンタジー」。ドラクエ派の自分にFFがプレイできるのであろうか?

できるかなファイナルファンタジー

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ドラゴン列島横断

試練に打ち勝った末、無事に「ネズミの尻尾」を手に入れた戦士・エフエフ一行であるが、勝ち得たネズミの尻尾にいまいち納得できない様子だ。はたしてネズミの尻尾なんてものを誰がもらって喜ぶのだろうか。きっと猫関連イベントがあるのに違いないだろう。「タマ」とか「ミケ」という単語が出てきたら要注意である。一行は飛空艇に再び乗り込み西に進んでみるのであった、猫を探しに・・・。

ドラゴンの洞窟さて、試練の城の西の海にはたくさんの小島が並んでおり、それぞれに穴がボコボコと開いているのであった。隕石群でも落下したのであろうか。こんな小島に狙い済ましたかのように直撃する隕石。いや、それはきっとサイヤ人襲来である。あそこにはサイヤ戦士達が乗り捨てた宇宙を移動する丸いポッドが埋まっているのだ。中からナッパがあらわれて「クンッ」とか指を上げたら、周辺地域が偉いことになってしまうのだろう。全く、ドラゴンボールが近くにあったらどうするつもりなんだろう。

ドラゴンと会話するそんなナッパの存在におびえつつ、恐る恐る穴の中に進入すると、中にはナッパどころかドラゴンっぽい生物がいらっしゃった。赤い、非常に赤いドラゴンである。レッドドラゴン・・・もしバトルに突入したならそんな名前なのだろう。しかし、このドラゴンは非常におだやかで気さくなやつらだった。人間がこんなところに入ってくることに驚いているようである。ドラゴン族とか竜族とかそんな感じの種族のようで、ここら辺の穴ぼこにはそんな一族が生息しているらしい。そして驚くべきは戦士・エフエフの言語能力である。エルフ語、ドワーフ語、マーメイド語と数々の言語を操ってこれまで私を驚かせてきた彼はドラゴン語に関しても相当な知識をもっているらしい。戦士を廃業しても言語学者として食べていけるに違いない。しかし、そんな彼も魔法の本は読めないのだ。世界が平和になったおりには、彼に時間を与えて思う存分魔法に関する専門用語の習熟にあたってほしい。

他の穴を回ってドラゴンから得た情報には、先ほどクリアした試練の城についてのものがあった。なんと成人したドラゴンは、己の力を試すためにあのお城から宝物を持ち帰るのだという。そんなドラゴン族のイベントにしゃしゃり出てしまった戦士・エフエフである。「ネズミの尻尾」も元の場所に返した方がいいのだろうか。誰か近々成人するドラゴンがいた場合、今、試練の城で力試しをしても、持ち帰るべき宝物はなく、空の宝箱の前で立ちすくむしかないのだ。かわいそうな成人ドラゴン。最近、日本の成人式の荒れっぷりがニュースになることが多いが、ドラゴンのそれもめちゃくちゃになってしまわないことを祈ろう。あぁ、逆に日本の成人に試練を与えるというのも面白いかもしれない。ネズミの尻尾をとってこいなんていったら、沖縄の若者はまたブチ切れるに違いないだろうが。

燃えさかる火の大穴発見そして、ドラゴン族の親玉もこのたくさんある穴ぼこのどこかにいらっしゃるという話もあったので、虱潰しに穴に入ってマスタードラゴン(仮名)を探すことにした。が、その前にどこかでみたような光景が。火のカオス・マリリスを倒したあとに封印がとけた「燃えさかる火の大穴」がこんなところに開いていたのだ。まったく、周りが穴だらけだからって、何の因果でこんな紛らわしいところにカオスは穴を開けてしまったのだろうか。マスタードラゴン(仮名)を探すのに忙しいっていうのに。とりあえず、中のエルフっぽい人に話しかけると、封印が解けた旨教えられました。うん、マリリス倒した直後に封印が解けたシーンが挿入されたから知ってるよ。しかし、その後、このエルフは衝撃の事実を発表します。

エルフ「王子が妖精王になられた今となっては・・・云々」

まてーい!それは聞いてなかったぞ。王子ってやっぱりあの眠れる森のエルフの王子様のことですか。目覚めた後に彼がどのような政治に取り組んだのかは、流浪の戦士・エフエフにはさっぱり掴めていませんが、あの男いつの間にかやってました。確か、水晶の目クラウンが妖精王の必須アイテムだったと思うのですが、現在クラウンは戦士・エフエフの手元にあります。本当はエルフの王子様に返すべきじゃなかったのだろうか、なんて思うことはありましたが、ダークエルフのアストスを倒したのは戦士・エフエフです。拾ったもん勝ちなのです。だというのに、あのエルフの王子ときたら、クラウンなしに王座に上り詰めていました。水晶の目もマトーヤさんの手中にあったはずなのですが・・・あいつ、マトーヤさんに何をしやがったんだ!?真相を確かめるべく後ほどエルフの国には、特攻することになりそうですが、まぁ、とりあえずマスタードラゴンの話を聞いてからでも遅くはありますまい。クラウンや水晶の目が複数あるという可能性もあるしね。

さて、燃えさかる火の大穴もきっと、中に入るとエキドナ系のボスがいるに違いありませんから、多分、今の戦士・エフエフにはまだ勝ち目がないのでしょう。とりあえず、封印されていたドアのところまで歩み寄ってみました。そしたら、操作をミスして、むざむざと大穴の中に突っ込んでいってしまいました。引き返したい、非常に引き返したい。しかし、無情にもこのカオス・オブ・ソウルだか、ソウル・オブ・カウスだかなんとかいうGBアドバンス版の追加ダンジョンは入り口はあっても出口がないというネズミ捕りのような仕様なのでした。さんざん大地のめぐみのほこらで学習したことだったはずなのに、何で手元が狂って入ってしまったのでしょう。おむすびコロリン、スットントン♪間の抜けた効果音が頭をよぎります。このネズミ捕りが実は「ネズミの尻尾」と重大なつながりを持っているとは、予想だにしませんでしたし、実際に「おむすびありがとう、おじいさん」とネズミが出てくることもありませんでした。

やっぱりエキドナ系?単純なダンジョンをまた下に下に下りていくと見慣れた青い炎が。過去にエキドナとアーリマンに「じしん」によって瞬殺された苦い記憶がよみがえります。「ええい、ままよ」と対戦を挑みます。ほら、ひょっとしたら、あれから成長した戦士・エフエフのことです。逆に敵を瞬殺する可能性だってあるじゃないですか。そんな希望を捨てずに出てきたのが「スカルミリョーネ」という敵でした。ガンガン攻撃すると思いのほかダメージを与えられます。あれっ?これいけるんじゃない?ひょっとしてエキドナとかもうガンガン倒せるレベルじゃない、これ?そしてスカルミリョーネ撃破!何かが自分の中で弾けました。そうスーパーサイヤ人になれたときのような変な昂揚が自分を襲うのでした。やれば、できる子だったんだ、俺。
しかし、スカルミリョーネのヤツときたら、倒されながらもまだ戦士・エフエフに語りかけてきます。執念深いやつです。何かアイテムでもくれるイベントでもあるのでしょうか。

スカルミリョーネ「なかなかやるな。しかし真の姿の私を・・・」

フリーザ、そうスカルミリョーネという名のフリーザだったのです。第2形態に変化したスカルミリョーネが攻撃力を大幅にアップさせて立ちはだかります。もう完全に及び腰の四人組。めでたく当初の予想通り燃えさかる火の大穴から脱出なりました。全滅したので。
もう、この手の場所には近寄るまいと強く思った瞬間でした。全滅して気分が滅入ったので、マスタードラゴンを探す前に宿屋に泊まって英気を養うことにしました。宿屋・・・どうせいくならあそこにしよう。