国産RPGの二大巨頭「ドラゴンクエスト」と「ファイナルファンタジー」。ドラクエ派の自分にFFがプレイできるのであろうか?

できるかなファイナルファンタジー

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かけめぐれ、城!

昨日の興奮が冷めやらぬといった感じで今日も仕事をしながら、「FF」のことで頭がいっぱいだ。

(エフエフって名前でよかったのかな。)

そんなことばかり気にかけつつ、晩御飯の後、また少しプレイを再開してみた。確か昨日はガーランドという元ナイトにセーラ姫がさらわれたので、王様が私(せんし・エフエフ)にヘルプを懇願したように覚えている。昨日の夜は布団の中でガーランドとセーラについて少しイメージを膨らませてみたりしたのだ。

セーラはもちろん名作劇場の小公女なイメージだ。もしも名前が「セイラ」であったらまたイメージが変わっていたことだろう。おそらく「さん」付けで呼ぶことになったはずだ。セイラではなくセーラであるからには、きっと王国内で姫という身分が隠されて、影でいじめられていたという経緯があったことだろう。しかし、芯の強い性格で困難に立ち向かい、いじめっ子ともいつかは仲直りできるいい子なのだ。おそらく救出にいくだけの価値はあるだろう。FFを始めたての身としては、姫の救出一つとってもモチベーションを高めていきたいものだ。

ガーランドは、元ナイト、今はやんちゃな「おっさん」のイメージだ。女子をさらうような男は、ドンキーコングか、あるいは、ポパイの敵役のブルートのようなやつだろう。もちろん腕はべらぼうに太くて毛がボーボーなのだ。顔にはヒゲもたくましく生えていることだろう。強いといっても最初のイベントの中ボス的な存在っぽいので「ピサロのてさき」ぐらいと見込んでみた。

それでは、さっそく「城」と「城下町」を探検してみよう。

とりあえず、城を隅々まで探検すると、兵士ら男子は「ガーランド超強いっす。」、女子は「セーラ姫様をどうか助けて。」としか言わない。あまり有益な情報は持っていないのか、もしくは、「さっさと討伐に行け、このノロマめ!」っと暗に言っているかのどちらかだろう。(おそらく後者)多分一番有益な情報は大臣の発言だった。王様の脇に控えているから勝手に大臣職に任命してしまったが、少なくとも高級官吏の一人だと思われる人物の口から発せられたのは以下のコメント。

「町の踊り子が情報を持っている。」

どうやら、この大臣、夜は社長だ。なんにせよ、このまま城にいても仕方がないのは、よくわかった。城下町にさっさと行くことにしよう。そうそう、城で得られたもう一つ重要な情報があった。王様にはジェーンという王妃とセーラの下に妹姫(名称不明)がいるってことだ。これはつまり、跡取り息子不在なこの城には、のし上がるチャンスがあるってことだ。きっとセーラ姫は、危険を顧みず自らを救出しにきた「せんし・エフエフ」に心を奪われることだろう。ルパンのごとくハートを盗むせんし・エフエフ。なるほど、シーフにジョブチェンジというわけか。・・・FFギャグってこんな感じだろうか?まだ、うまいことを書けないのはFF素人ゆえということで勘弁して欲しい。とにかくロトの末裔がうまくやったように、姫様をたらしこんで王家を築き上げるというのも、今後の目標として心の片隅に置いておく事にしよう。

城下町に着くと、「コーネリア」という単語が耳に入ってきた。どうもこの城と町の名前らしい。小山田圭吾は「コーネリアス」だっただろうか。ちょっと聞いたことのある単語だ。古代ローマにコルネリウスという氏族がいたそうだが、そこら辺と関係しているのかもしれない。それ以外にどこかで聞いたことがあると思ったら、「ハリーポッター」の登場人物に似た名前があったのだった。ハリポタ→イギリス→中世騎士物語→剣と魔法のファンタジー、ということで中々いい雰囲気の名前だと思われる。

最初に入ったのは宿屋だった。死にそうになったら宿屋、というドラクエと同じ使い方でいいのだろうか。とりあえず一度も戦闘してないのだから、まだ用がないだろうと思ったが、中におじいさんが4人、なんだか規則正しく正方形を作って並んでいる。まさかこんな場所で竜神族の長老会議!?とは思えない質素な画面だったので、臆することなく話しかけると、「どうぐ」やら「ぶき」「ぼうぐ」やら「まほう」やらについていろいろ説明してくれたのだった。「ぶきやぼうぐは装備しなきゃ意味がない」とはドラクエでもおなじみの台詞だ。FFのインターフェイスはドラクエをやっていれば、それほど難しいことはなさそうだ。しかし、次に「さいきょう」なる荒業をおじいさんは教えてくれました。なんでもコマンド一発で最強装備を勝手に装着してくれるらしい。何を持って最強なのかわからないが、中々親切なコマンドと言えるだろう。それならいっそ、コマンドを実行しないでも勝手に装着してくれてもいいんじゃないか?とか思ったが、おじいさんが自慢げに話しかけてくるので水を差すのはやめておこう。
それと気になったのが、呪文は各レベル4つあるが、3つしか覚えられないということだ。さっぱり意味がわかりません。せっかくレベルアップしたのに、ドラクエモンスターズの特技のように次々に忘れていかなくてはいけないのだろうか?しかもレベルが上がるごとに呪文が4つ!!?覚えすぎじゃないですか?レベル10のときには40個魔法が出てくるのだろうか?何かおかしい。どこかで勘違いしているのだろう。
その他、おじいさんは「ポーション」と「どくけし」を持っているといいぞ!なんてことも教えてくれたが、ポーション自体の説明は特に受けられなかった。まぁ、それは事前に知っていたからいいとしよう。スーパーやコンビニで売ってたまずいと評判のアレのことだろう。ともかく「やくそう」と「どくけしそう」にそれぞれ脳内変換辞書が作成されたので、おじいさんの元を足早に去った。

足早で思い出したが、このゲーム、驚くべきことにマリオのごとくBダッシュができるではないか!これに気付いてからというもの、町の中の移動はBボタン押しっぱなしである。無駄に走り回ってしまったではないか。
Bダッシュで町を散策していると噴水があり、調べてみると「汚い顔を洗え」みたいな罵詈雑言が誰からともなく飛び出してきた。少しむっとなった。そういえばさっき古井戸を調べたときも「入れそうで入れない井戸だ。」というメッセージが流れたが、正直リアクションに困る。結局何なんだろう。町の中にはこうした心理的トラップがたくさん潜んでいて、密かにプレーヤーの心をえぐる作戦なのかもしれない。

さて、噴水の近くに女の人がいるので、話しかけてみることにしよう。ドット絵だが、髪が長いっぽいし、女子に違いないだろう。すると、この女子、驚くべきことに、くだんの踊り子だったのである。大臣殿がおっしゃっていたあの情報源である。日中、こんなところにいらっしゃるなんて、出で立ちはおそらく踊り子の装束なのに!まぁ、マーニャに言わせれば可愛いものだろう。とにかく、大臣殿があれだけプッシュした踊り子である。きっとすごいに違いない。ベギラゴンぐらい唱えかねない。意を決して話しかけよう。

「ねぇ、一緒に踊らない♪」

あぁ、大臣殿。どうかあなたのおっしゃっていた踊り子はこの子ではないと言ってください。しかし、その後、町中探したが踊り子はついぞ現れないのだった。

とんだ肩透かしを食ったせんし・エフエフは、続いて武器屋防具屋でパーティーに装備品を買い与えるのだった。なんか初期状態で500ギルというお金を持っているのだが、これが多いのか少ないのか、まだよくわからない。ドラクエの500Gであれば「くさりがま」や「くさりかたびら」を余裕で買える金額だ。FFの物価はどうなっているのだろうか。まず防具屋には、30ギルとか40ギルとかそんな装備品が並んでいた。かわのよろい的なもの50ギルぐらいだったかな。ドラクエなら120Gぐらいはするんじゃないだろうか。どうも通貨の価値は「ギル>G」のようだ。今後プレイするであろうFFシリーズを通して為替の値動きにも要注意だろうか。
とか思って武器屋に入るとさらにとんでもないことに。武器は4ギルとか8ギルで売られているのだ。なんかハンマー的な武器が8ギルだったと思うが、ドラクエの「おおかなづち」の値段を考えると、1ギルと1Gの差にびっくりだ。お前はドルか!
そして、衝撃の事実が発覚する。「魔法屋」だ。魔法は戦闘を通して覚えるのではなく、怪しげな魔法使いから買い取るのだという。ルラムーン草の対価に「ルーラ」を習得するのとはわけが違う。金次第でどうにでもなるというのだ。そして、宿屋のおじいさんの台詞が今やっと理解できた。魔法屋で売っていたのはLV1の呪文がそれぞれ4つ。その内の3つまでしか「そうび」できないのだ。うーん、戦士が武器を装備するように、魔法使いは魔法を装備するのか・・・。ひょっとして、魔法使いってコストの高い職業なのだろうか。通常の装備品に加えて魔法も買い与えてやらねばならないのだ。しかも魔法はべらぼうに高価だ。
なんだか腑に落ちないが、「くろまどうし・ドラクエ」にはファイア、サンダー、スリプルを、「しろまどうし・クロノ」にはケアル、プロテスを購入した。どうしてもギラ、ライデイン、ラリホー、ホイミ、スクルトという単語が浮かんできてしまうので、中々FFの名前は覚えられない。
最後に道具屋でポーションを購入したのだが、これが40ギルもしたのだった。やくそうは8Gで買えるのに・・・。ここで為替がまた大きく変動する。「G>ギル」なのかもしれない。

さて、この後外で少し戦闘をしたのだが、文章が長くなったので明日改めて書くことにしよう。お休みなさい。